Armadillo-800 EVAを評価するには、以下の機材を準備する必要があります。
- 作業用 PC
Debian GNU/Linux もしくは Windows が動作し、1 ポート以上のシリアルインターフェースを持つ PC です。
- シリアルクロスケーブル
Armadillo-800 EVA と作業用 PC を接続するための、D-Sub9 ピン(メス - メス)のクロス接続用ケーブルがです。
- シリアル通信ソフトウェア
Linuxでは「minicom」、Windowsでは「Tera Term Pro」などです。Armadillo を制御するために使用します。作業用 PC にインストールしてください。
また、以下の機材を利用する場合があります。必要に応じて準備してください。
- SDカード
容量が1GByte以上のものを準備してください。
Armadillo-800 EVAを工場出荷状態に戻すためなどに利用します。
- USBメモリ
Armadillo-800 EVAと作業用PC間のデータ転送等に利用します。
- LAN ケーブル
Armadillo-800 EVA と LAN を経由した通信を行う場合に必要となります。[]。
- HDMI ケーブル
CON3から映像を出力させる場合に必要となります。
- RCA ケーブル
CON12, CON13及びCON4から映像または音声を出力させる場合に必要となります。
- スピーカー又はヘッドフォン
CON11から音声を出力させる場合に必要となります。スピーカーを利用する場合は、別途ステレオミニプラグケーブルが必要となる場合があります。
- マイク
CON10から音声を入力させる場合に必要となります。
- ディスプレイ
HDMI端子またはRCA入力端子をもつものです。
映像または音声を出力させる場合に必要となります。
Armadillo-EVAの接続例です。
| Armadillo-800 EVA |
| ACアダプター(付属品) |
| 作業用PC |
| シリアルクロスケーブル(付属品) |
| LAN HUB |
| LANケーブル |
| ディスプレイ |
| HDMIケーブル |
| RCAケーブル |
| スピーカ |
| マイク |
| ステレオミニプラグケーブル |
| SDカード |
| USBメモリ |
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製品に付属のLCDモジュールおよびカメラモジュールには出荷時、保護フィルムが貼られています。保護フィルムをはがした状態でご使用ください。
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シリアル通信ソフトウェアを起動し、シリアルの通信設定を表5.2「シリアル通信設定」のように設定してください。
表5.2 シリアル通信設定
項目 | 設定 |
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転送レート | 115,200bps |
データ長 | 8bit |
ストップビット | 1bit |
パリティ | なし |
フロー制御 | なし |
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シリアル通信ソフトウェアの横幅を80文字以上にしてください。横幅が80文字より小さい場合、コマンド入力中に表示が乱れることがあります。
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工場出荷状態で内蔵ストレージにインストールされているOSについては、次のとおりとなります。
表5.3 インストールされているOS
OS | バージョン |
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Debian GNU/Linux | 6.0 |
Android | 2.3.7 |
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工場出荷状態のArmadillo-800 EVAは、電源を投入するとAndroidが起動するよう設定されています。
電源を投入後に起動するOSは、ブートローダーの設定(起動OS設定)により決定されます。
起動するOSを変更するには、次に示す項を参照してください。
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