| | Armadillo-900 量産ボードを使用した基板設計の参考資料として、
Armadillo-900 開発ボードの回路図・部品表を公開しています。
「アットマークテクノ Armadilloサイト」から「購入者向けの限定公開データ」としてダウンロード可能です。 ![[警告]](images/warning.png) | |
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Armadillo-900 開発ボードの回路図・部品表に記載している部品については、既に販売終了していたり、終息部品になっている可能性があります。
部品採用を決定する前に、各部品の現在の状況について十分ご確認ください。 |
表6.1 絶対最大定格 項目 | 記号 | Min. | Max. | 単位 | 備考 |
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電源電圧 | VIN | -0.3 | 26.4 | V | CON19 | 入出力電圧(GPIO信号) | VI,VO (VDD_1V8, VDD_VBAT18) | -0.3 | OVDD+0.3 | V | | USBコンソール電源電圧 | VBUS_DEBUB0, VBUS_DEBUG1 | -0.3 | 5.8 | V | CON13, CON14 | RTCバックアップ電源電圧 | RTC_VDD | -0.3 | 5.5 | V | CON11, CON12 | 動作温度範囲 | Topr | 10 | 40 | ℃ | 結露なきこと |
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絶対最大定格は、あらゆる使用条件や試験状況において、瞬時でも超えてはならない値です。上記の値に対して余裕をもってご使用ください。 |
入力電圧(VIN)を電源ICで各電圧に変換し、内部回路および各インターフェースに供給しています。
各インターフェースやスイッチング・レギュレータの最大出力電流値を超えないように、
外部機器の接続、供給電源の設計を行なってください。 電源シーケンスは次のとおりです。
電源オン時
Armadillo-900 開発セットに電源(VIN)を投入すると、VDD_5V、LDO_SNVS_3V0、VDD_VBAT18の順で電源が立ち上がり、
i.MX 8ULPからパワーマネジメントIC(PMIC)にPMIC_ON_REQ信号が出力されます。
パワーマネジメントIC(PMIC)はPMIC_ON_REQ信号のアサートを検知後、電源オンシーケンスを開始し、各電源を立ち上げます。
電源オンシーケンスが完了すると、RESET0_B信号が解除され、Armadillo-900 開発セットはアクティブモードとなります。
電源オフ時
poweroffコマンドにより、i.MX 8ULPがPMIC_ON_REQ信号の出力をLowにすると、RESET0_B信号がアサートされArmadillo-900 開発セットはシャットダウンモードになります。
また、PMIC_ON_REQ信号がLowになると、パワーマネジメントIC(PMIC)は電源オフシーケンスを開始し、LDO_SNVS_3V0、VDD_VBAT18以外の電源を立ち下げます。
Armadillo-900 開発セットの電源(VIN)が切断されると、VIN、VDD_5V、LDO_SNVS_3V0、VDD_VBAT18の順で電源が立ち下がります。
各動作モードにおける電源供給状況は以下の通りです。 表6.7 各動作モードにおける電源供給状況 動作モード | VDD_5V | VDD_VBAT18 | VDD_3V3 | VDD_1V8 |
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電源未接続 | OFF | OFF | OFF | OFF | Shutdown | ON | ON | OFF | OFF | DeepSleep(SMS) | ON | ON | ON | ON | DeepSleep | ON | ON | ON | ON | Active | ON | ON | ON | ON |
6.2.6. rebootコマンドによる再起動時の電源供給についてrebootコマンドで再起動した場合の各電源供給状況は以下の通りです。 表6.8 rebootコマンドで再起動した場合の各電源供給状況 電源 | 供給状況 |
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VDD_5V | 供給を保持 | VDD_VBAT18 | 供給を保持 | VDD_3V3 | 一度OFFした後ON | VDD_1V8 | 一度OFFした後ON |
ONOFFピンからの電源制御
SW5 ONOFF制御用スイッチ、拡張インターフェースのONOFF信号(CON16 33ピン)およびリアルタイムクロックの割り込み信号は、
i.MX 8ULPのONOFFピンに接続されています。
ONOFF信号を一定時間以上、Lowレベルとすることで、
Armadillo-900 開発セットのアクティブモードとシャットダウンモードを切り替えることができます。
アクティブモードでONOFF信号が5秒以上Lowレベルになると、PMIC_ON_REQ信号がディアサートされ、シャットダウンモードに移行します。
VIN、VDD_5V、LDO_SNVS_3V0、VDD_VBAT18以外の電源は切断されます。
また、シャットダウンモードでONOFF信号が500ミリ秒以上Lowレベルになると、PMIC_ON_REQ信号がアサートされ、
ソフトウェアからの制御で電源切断しているものを除いて、すべての電源が供給されます。 表6.9 アクティブモード/シャットダウンモードを切り替える際に必要なLowレベル保持時間 状態 | Lowレベル保持時間 |
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アクティブモードからシャットダウンモード | 5秒以上 | シャットダウンモードからアクティブモード | 500ミリ秒以上 |
ONOFF信号を制御する場合は、オープンドレイン出力等でGNDとショートする回路を接続してください。
シャットダウンモードは、VDD_VBAT18が供給されている限り保持されます。 ![[警告]](images/warning.png) | |
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シャットダウンモードでArmadillo-900 開発セットの電源(VIN)を切断した場合、
コンデンサに蓄えられた電荷が抜けるまではシャットダウンモードであることが保持されます。
シャットダウンモードを保持した状態で電源を投入したくない場合は、一定時間以上空けて電源を投入する必要があります。
開発セット付属のACアダプタの場合に必要な時間は以下のとおりです。 -
DCプラグ側で電源を切断した場合 : 約5秒
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ACプラグ側で電源を切断した場合 : 約1分
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