第10章 ビデオ

[警告]

開発ボードでは、ビデオ出力する場合は常にJP6をオープンに設定してください。

[警告]

現在のソフトウェアでは、デバイスが提供する設定の全てに対応していません。また、Armadillo-500のビデオ出力は、VESAなどの規格化されているタイミングを完全に満しているわけではあません。そのため、許容範囲の狭いディスプレイでは同期ずれが起こる場合があります。

10.1. カーネル起動ログをビデオに出力

ジャンパにより起動モードを保守モードに設定し、再起動します。

図10.1「コンソール指定(ビデオ)」のようにsetenvコマンドでコンソールを変更します。

hermit> setenv console=tty1

図10.1 コンソール指定(ビデオ)


設定した後に通常と同じようにLinuxを起動するとカーネル起動ログはビデオに出力されます。

10.2. 解像度の変更

対応している解像度は、表10.1「対応解像度一覧」に示すとおりです。

表10.1 対応解像度一覧

指定子色深度(bpp)解像度水平周波数(kHz)垂直周波数(Hz)ドットクロック(MHz)
CRT-VGA16/24/32640×48031.46959.94225.176
CRT-SVGA16/24/32800×60035.16256.34233.333

10.2.1. VGAに設定する

ジャンパにより起動モードを保守モードに設定し再起動します。

図10.2「解像度の指定方法(VGA)」のようにコマンドを実行します。

hermit> setenv console=tty1 video=mxcfb:CRT-VGA,16bpp,enable

図10.2 解像度の指定方法(VGA)


設定した後に通常と同じようにLinuxを起動すると解像度が変更されます。

10.2.2. SVGAに設定する

ジャンパにより起動モードを保守モードに設定し再起動します。

図10.3「解像度の指定方法(SVGA)」のようにコマンドを実行します。

hermit> setenv console=tty1 video=mxcfb:CRT-SVGA,16bpp,enable

図10.3 解像度の指定方法(SVGA)


設定した後に通常と同じようにLinuxを起動すると解像度が変更されてビデオに出力されます。