第8章 シリアルインターフェース

開発ボードで使用可能なシリアルインターフェースとデバイスファイルの対応を表8.1「使用可能なシリアルインターフェースとデバイスファイルの対応」に示します。

表8.1 使用可能なシリアルインターフェースとデバイスファイルの対応

シリアルインターフェースデバイスファイル
CON6(UART1) /dev/ttymxc0
CON7(UART2) /dev/ttymxc1

8.1. シリアルインターフェースの設定

シリアルインターフェースの設定を参照するには、図8.1「設定の参照」のようにコマンドを実行してください。以下の例では、CON6の設定を参照しています。

[armadillo ~]# stty -F /dev/ttymxc0

図8.1 設定の参照


8.2. ファイルの送受信

シリアルインターフェースを使用して、ファイルを送受信することができます。転送プロトコルには、XMODEM、YMODEMおよびZMODEMを使用することができます。

8.2.1. ファイルの受信

図8.2「lrzによる受信」のようにコマンドを実行すると、ZMODEM受信待ち状態になります。シリアル通信ソフトウェアからZMODEM送信をおこなってください。

[armadillo ~]# lrz

図8.2 lrzによる受信


8.2.2. ファイルの送信

図8.3「lszによる送信」のようにコマンドを実行すると、ZMODEM送信をおこないます。シリアル通信ソフトウェアからZMODEM受信をおこなってください。

[armadillo ~]# lsz filename
filename

送信するファイル

図8.3 lszによる送信