Armadillo-IoT G3は、3G/LTEモジュール を使用したSMSの送受信を行うことができます。
SMSの送信、受信したSMSの確認および削除などの操作はModemManagerのmmcliコマンドで行うことができます。
本章では mmcliコマンドでのSMSの使用方法について説明します。
SMSが利用可能なSIMを挿入してArmadillo-IoT G3の電源を入れると、ModemManagerが必要な初期設定を行い、SMSが利用可能になります。
SMSの受信は自動的に行われます。
以下のようにコマンドを実行し、言語設定を行います。
SMSを作成するには、次のようにコマンドを実行します。
SMSの作成に成功すると、以下のようにSMS番号が表示されます。SMS番号は送信時に使用します。
以下のようにコマンドを実行し、SMS送信を行います。[SMS番号]には、SMSの作成時に表示された番号を指定します。
SMSを送信可能な端末からArmadillo-IoT G3にSMSを送信すると、Armadillo-IoT G3は自動的にSMSを受信することができます。
また、EC25-Jの内蔵ストレージに255件SMSを保存した状態でArmadillo-IoT G3にSMSを送信した場合は、Armadillo-IoT G3は受信を行いません
受信を行うには、EC25-Jの内蔵ストレージに保存しているSMSを削除するか、他のストレージに移動する必要があります。
次のようにコマンドを実行することで、SMSリストを表示できます。末尾が"(sent)"となっているものが送信したSMSで"(received)"となっているものが受信したSMSです。
SMSの内容を表示するには、次のようにコマンドを実行します。
受信したSMSは自動的に3G/LTEモジュールの内蔵ストレージに保存されます。Armadillo-IoT G3に標準搭載されている、EC25-Jでは、最大255件までSMSを保存することが可能です。
SMSの内容を表示した際の「storage: 'me'」は、3G/LTEモジュールの内蔵ストレージにSMSが保存されていることを意味しています。
「storage: 'sm'」と表示された場合、SIMのストレージにSMSが保存されています。SIMのストレージに保存できるSMSの件数はSIMによって異なります。
ストレージに保存されているSMSは、Armadillo-IoT G3の電源を切断してもデータが保持されます。
SMSを削除するには、次のようにコマンドを実行します。
SIMのストレージにSMSを移動するには、次のようにコマンドを実行します。
3G/LTEモジュールの内蔵ストレージにSMSを移動するには、次のようにコマンドを実行します。