コンテナ内のアプリケーションのアップデートはセットアップとは関係なく、
とくに特別な対応なしで通常どおりの方法でアップデートが可能です。
製品マニュアルを参考にしてください。
署名済みブートローダーや Linux カーネルを更新する場合は以下の手順に従ってください。
以下のURLにおける「ブートローダー ソース(u-boot等)」から最新のブートローダーを取得してください。
以下のURLから「ブートローダー ソース(u-boot等)」を取得してください。
ブートローダーのソースコードのアーカイブを展開します。
以降、このアーカイブをホームディレクトリに展開した想定で説明します。
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アーカイブを展開します。[VERSION] はバージョンによって変化します。
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secureboot_a900/imx-boot のシンボリックリンク元を最新のものにつけかえます。
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シンボリックリンクを削除します。
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imx-boot-[VERSION] をシンボリックリンク元として secureboot_a900/imx-boot のシンボリックリンクを作成します。
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最新のブートローダーに署名を行います。
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最新のブートローダー対して署名したファイルが作成されます。
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最新の署名済みブートローダーをインストールするための SWU イメージを作成します。
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mkswu ディレクトリに移動します。
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使用する desc ファイル(boot.desc)を mkswu ディレクトリにコピーします。
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swdesc_boot の引数を最新の署名済みブートローダーのファイルパスに置き換えてください。
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SWU イメージを作成するためのパスワードの入力を求められます。
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boot.swu がカレントディレクトリに作成されます。
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boot.swu の中身を表示します。[VERSION] が最新であることをご確認ください。
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作成した boot.swu を Armadillo にインストールすることでブートローダーをアップデートできます。
5.2. 署名済み Linux カーネルの更新方法
署名済み Linux カーネルを更新するために、secureboot.sh linux コマンドを使用します。
--linux-update 引数を指定することで最新の Linux カーネルイメージをダウンロードできます。
at-dtweb でカスタマイズした dtbo ファイルを Linux カーネルイメージに組み込みたい場合は、secureboot.sh linux コマンド実行時に --dtbo でその dtbo ファイルのパスを指定してください。
ストレージの暗号化を行っている場合は --initrd-type mmc を指定してください。
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最新の Linux カーネルの apk の apk パッケージを取得します。
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署名済みの暗号化対応の Linux カーネルイメージが作成されます。
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SWU イメージを作成するための desc ファイルを作成します。
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mkswu ディレクトリに移動します。
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作成した署名済み Linux カーネルイメージを SWU イメージに組み込むための desc ファイル(encrypted_rootfs_linux_update.desc)を mkswu ディレクトリにコピーします。
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encrypted_rootfs_linux_update.desc の中身を表示します。
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[LATEST_VERSION] は更新する際の最新のバージョンに書き換えてください。
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作成した署名済み Linux カーネルイメージのパスを swdesc_boot_linux の引数に指定してください。
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SWU イメージを作成します。
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SWU イメージを作成するためのパスワードの入力を求められます。
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encrypted_rootfs_linux_update.swu がカレントディレクトリに作成されます。
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encrypted_rootfs_linux_update.swu の中身を表示します。[LATEST_VERSION] が最新であることをご確認ください。
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作成した encrypted_rootfs_linux_update.swu を Armadillo にインストールすることで Linux カーネルイメージをアップデートできます。