ハードウェア仕様

14.1. 電気的仕様

14.1.1. 絶対最大定格

表14.1 絶対最大定格

項目 記号 Min. Max. 単位 備考

電源電圧

VIN

-0.3

26.4

V

CON5,CON6

入出力電圧(GPIO信号)

VI,VO

-0.3

OVDD+0.3

V

CON8(OVDD=VCC_3.3V)

入出力電圧(RS485信号)

VI_RS485

VO_RS485

-8.0

12.5

V

CON6(DATA+,DATA-)

入力電圧(接点入力)

VI_DI

-26.4

26.4

V

CON6(DI1,DI2,COM)

出力耐圧(接点出力)

Voff_DO

-60

60

V

CON6(DO1A,DO1B,DO2A,DO2B)

RTCバックアップ電源電圧

RTC_BAT

-0.3

5.5

V

CON10

動作温度範囲

Topr

-20

60

結露なきこと


[警告]

絶対最大定格は、あらゆる使用条件や試験状況において、瞬時でも超えてはならない値です。上記の値に対して余裕をもってご使用ください。

14.1.2. 推奨動作条件

表14.2 推奨動作条件

項目 記号 Min. Typ. Max. 単位 備考

電源電圧

VIN

8

12

26.4

V

CON5,CON6

RTCバックアップ電源電圧

RTC_BAT

2.4

3

3.6

V

CON10,対応電池 : CR1220等


14.1.3. 入出力仕様

14.1.3.1. 電源入力仕様

表14.3 電源入力仕様

項目 記号 Min. Typ. Max. 単位 備考

電源電圧

VIN

8

12

26.4

V

CON5,CON6


14.1.3.2. 電源出力仕様

表14.4 電源出力仕様

項目 記号 Min. Typ. Max. 単位 備考

5V 電源電圧

VCC_5V

4.75

5

5.25

V

CON8

3.3V 電源電圧

VCC_3.3V

3.102

3.3

3.498

V

CON8

USB VBUS 電圧

USB_OTG1_VBUS

4.75

5

5.25

V

CON9


14.1.3.3. 入出力インターフェース(CON6)の入出力仕様

表14.5 入出力インターフェース(CON6)の入出力仕様

接点入力

入力インピーダンス

4.7 kΩ

入力ON電流

2.0 mA 以上

入力OFF電流

0.2 mA 以下

応答時間

1ms 以内

入力電圧

最大 26.4 V

接点出力

定格電圧

最大 48 V

定格電流

最大 500 mA

応答時間

2ms 以内

出力形式

無極性

絶縁耐圧

2kV


14.1.3.4. 拡張インターフェース(CON8)の入出力仕様

表14.6 拡張インターフェース(CON8)の入出力仕様(OVDD = VCC_3.3V)

項目 記号 Min. Max. 単位 備考

ハイレベル出力電流

IOH

OVDD-0.15

OVDD

mA

IOH = -0.1mA, -1mA

ローレベル出力電流

IOL

0

0.15

mA

IOL = 0.1mA, 1mA

ハイレベル入力電圧[a]

VIH

0.7xOVDD

OVDD

V

-

ローレベル入力電圧[a]

VIL

0

0.3xOVDD

V

-

入力リーク電流(no Pull-up/Pull-down)

IIN

-1

1

μA

-

Pull-up抵抗(5kΩ)

-

4

6

-

Pull-up抵抗(47kΩ)

-

37.6

56.4

-

Pull-up抵抗(100kΩ)

-

80

120

-

Pull-down抵抗(100kΩ)

-

80

120

-

[a] オーバーシュートとアンダーシュートは0.6V以下でかつ4nsを超えないようにしてください。


14.1.4. 電源回路の構成

Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eの電源回路の構成は図14.1「電源回路の構成」のとおりです。

images/ag6271-block-power.svg

図14.1 電源回路の構成


入力電圧(VIN)を電源ICで各電圧に変換し、内部回路および各インターフェースに供給しています。 各インターフェースやスイッチング・レギュレータの最大出力電流値を超えないように、 外部機器の接続、供給電源の設計を行なってください。

外部インターフェースへの電源はGPIOによりオンオフ制御できるようになっており、 不要な場合はオフすることで、省電力化が可能です。

[ティップ]

WLAN モデル、LAN モデルはLTE非搭載のため、図14.1「電源回路の構成」からLTEと直前のLDOを除外した構成となります。

14.2. インターフェース仕様

Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eのインターフェース仕様について説明します。

[ティップ]

型番により部品の搭載/非搭載が異なります。詳細は納入仕様書をご確認ください。

本製品シリーズの納入仕様書は、アットマークテクノ Armadilloサイト(https://armadillo.atmark-techno.com/resources/documents/armadillo-iot-a6e/spec)からご覧いただけます。(要ログイン)

images/ag6271c-interface-a.svg

図14.2 Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eのインターフェース 表面


images/ag6271c-interface-b.svg

図14.3 Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eのインターフェース 裏面


表14.7 Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E インターフェース一覧

部品番号 インターフェース名 型番 メーカー

CON1

SDインターフェース

SDHK-8BNS-K-303-TB(HF)

J.S.T.Mfg.

CON3

nanoSIM インターフェース

SF72S006VBDR2500

Japan Aviation Electronics Industry

CON4

LANインターフェース

08B0-1X1T-36-F

Bel Fuse Inc.

CON5

電源入力インターフェース

PJ-102AH

CUI

CON6

入出力インターフェース

1-1776275-2

TE Connectivity

CON7

USBコンソールインターフェース

ZX80-B-5P(30)

HIROSE ELECTRIC

CON8

拡張インターフェース

A1-34PA-2.54DSA(71)

HIROSE ELECTRIC

CON9

USBインターフェース

SS-52100-001

Bel Fuse Inc.

CON10

RTCバックアップインターフェース

BH-44C-5

Adam Tech

CON11

ANT2中継コネクタ

U.FL-R-SMT-1(10)

HIROSE ELECTRIC

CON12

ANT2中継コネクタ

U.FL-R-SMT-1(10)

HIROSE ELECTRIC

ANT1

LTEアンテナインターフェース

S-037-TGG

COSMTEC RESOURCES CO., LTD

ANT2

LTEアンテナインターフェース

S-037-TGG

COSMTEC RESOURCES CO., LTD

ANT3

WLAN/BT アンテナインターフェース

453-00046R

Laird Connectivity

SYS

システムLED

SML-D12M1WT86

ROHM

APP

アプリケーションLED

SML-D12M1WT86

ROHM

WWAN

ワイヤレスWAN LED

SML-D12M1WT86

ROHM

SW1

ユーザースイッチ

SKHHDJA010

ALPS ELECTRIC

SW2

起動デバイス設定スイッチ

DS01-254-S-01BE

CUI

SW3

RS485終端抵抗設定スイッチ

DS01-254-S-01BE

CUI


[警告]

表14.7「Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E インターフェース一覧」には、搭載可能な代表型番を、部品の実装、未実装を問わず記載しており、 実際に搭載されている部品と違う場合があります。 お手元の製品に搭載されている部品型番や部品の実装、未実装の情報については、 Armadilloサイトからダウンロードできる 納入仕様書および変更履歴表にてご確認ください。

14.3. CON1(SDインターフェース)

CON1はハイスピード(最大クロック周波数: 49.5MHz)に対応したSDインターフェースです。 信号線はi.MX6ULLのSDホストコントローラ(uSDHC2)に接続されています。

SDカードに供給される電源はi.MX6ULLのNAND_ALEピン(GPIO4_IO10)で制御が可能です。 Highレベル出力で電源が供給され、Lowレベル出力で電源が切断されます。

[警告]

CON1は活線挿抜に対応していません。microSDカードの挿抜は、電源を切断してから行ってください。

[警告]

SD コントローラ(uSDHC2)は WLAN/BT コンボモジュールと排他使用となります。 そのため、WLAN 搭載モデルはインストールディスク以外で SD を使用できません。

表14.8 CON1 信号配列

ピン番号 ピン名 I/O 説明

1

DAT2

In/Out

SDデータバス(bit2)、i.MX6ULLのNAND_DATA02ピンに接続

2

CD/DAT3

In/Out

SDデータバス(bit3)、i.MX6ULLのNAND_DATA03ピンに接続

3

CMD

In/Out

SDコマンド/レスポンス、i.MX6ULLのNAND_WE_Bピンに接続

4

VDD

Power

電源(VCC_3.3V)

5

CLK

Out

SDクロック、i.MX6ULLのNAND_RE_Bピンに接続

6

VSS

Power

電源(GND)

7

DAT0

In/Out

SDデータバス(bit0)、i.MX6ULLのNAND_DATA00ピンに接続

8

DAT1

In/Out

SDデータバス(bit1)、i.MX6ULLのNAND_DATA01ピンに接続


14.3.1. microSDカードの挿抜方法

  1. 上からカバーを軽く押し、約1.2mmスライドさせて、ロックを解除します。

    images/sd-1.png

    図14.4 カバーのロックを解除する


  2. カバーを開けます。

    images/sd-2.png

    図14.5 カバーを開ける


    [警告]

    カバーは過度な力で回転させたり、回転方向以外の方向へ力を加えると、 破損の原因となりますので、ご注意ください。

  3. 任意の角度までトレイを開いた状態で、microSDカードを挿抜します。

    images/sd-4.png

    図14.6 microSDカードの挿抜


    [ティップ]

    microSDカード挿入方向については、カバーに刻印されているカードマークを目安にしてください。

    images/sd-3.png

    図14.7 カードマークの確認


  4. カバーを閉めます。

    images/sd-5.png

    図14.8 カバーを閉める


  5. 上からカバーを軽く押し、約1.2mmスライドさせて、ロックします。

    images/sd-6.png

    図14.9 カバーをロックする


[ティップ]

microSDカード装着後のカードの抜き取り手順は挿入時と同じです。

14.4. CON3(nanoSIMインターフェース)

CON3はLTEデータ通信時に利用する、nanoSIMカード用インターフェースです。

表14.9 CON3 信号配列

ピン番号ピン名 I/O 説明

C1

SIM_VCC

Power

SIM電源、LTEモジュールのCCVCCに接続

C2

SIM_RST

Out

SIMリセット、LTEモジュールのCCRSTに接続

C3

SIM_CLK

Out

SIMクロック、LTEモジュールのCCCLKに接続

C5

GND

Power

電源(GND)

C6

SIM_VPP

-

未接続

C7

SIM_I/O

In

SIMデータ、LTEモジュールのCCIOに接続


14.5. CON4(LANインターフェース)

CON4は10BASE-T/100BASE-TXに対応したLANインターフェースです。 カテゴリ5以上のEthernetケーブルを接続することができます。 AUTO-MDIX機能を搭載しており、ストレートケーブルまたはクロスケーブルを自動認識して送受信端子を切り替えます。

信号線はEthenet PHY(LAN8720AI-CP/Microchip Technology)を経由してi.MX6ULLのEthernetコントローラ(ENET1)に接続されています。

表14.10 CON4 信号配列

ピン番号ピン名 I/O 説明

1

TX+

In/Out

送信データ(+)

2

TX-

In/Out

送信データ(-)

3

RX+

In/Out

受信データ(+)

4

-

-

5ピンと接続後に75Ω終端

5

-

-

4ピンと接続後に75Ω終端

6

RX-

In/Out

受信データ(-)

7

-

-

8ピンと接続後に75Ω終端

8

-

-

7ピンと接続後に75Ω終端


表14.11 CON4 LAN LEDの動作

名称(色) 状態 説明

LANスピードLED(緑)

消灯

10Mbpsで接続されている、もしくはEthernetケーブル未接続

点灯

100Mbpsで接続されている

LANリンクアクティビティLED(黄)

消灯

リンクが確立されていない

点灯

リンクが確立されている

点滅

リンクが確立されており、データを送受信している


images/lan-led.svg

図14.10 CON4 LAN LED


14.6. CON5(電源入力インターフェース)

CON5は電源入力用のインターフェースです。 DCジャックが実装されており、図14.11「ACアダプタの極性マーク」と同じ極性マークのあるACアダプタが使用できます。 対応プラグは内径2.1mm、外形5.5mmのものとなります。

images/common-images/center-plus.svg

図14.11 ACアダプタの極性マーク


[警告]

CON5、CON6の電源ライン(VIN)は接続されており、同時に電源を供給することはできません。

[警告]

CON5から電源供給する場合、ACアダプタのDCプラグをDCジャックに接続してから、ACプラグをコンセントに挿してください。

14.7. CON6(入出力インターフェース)

CON6は以下の機能をもった入出力インターフェースです。

  • 電源入力
  • 接点入力 x 2
  • 接点出力 x 2
  • RS485(2線式)

端子台を実装しています。 接続可能な電線については、表14.13「CON6 接続可能な電線」をご確認ください。

表14.12 CON6 信号配列

ピン番号ピン名 I/O 説明

1

VIN

Power

電源入力(+)

2

GND

Power

電源入力(GND)

3

COM

In

接点入力プラスコモン

4

DI1

In

接点入力1

5

DI2

In

接点入力2

6

DO1A

-

接点出力1A

7

DO1B

-

接点出力1B

8

DO2A

-

接点出力2A

9

DO2B

-

接点出力2B

10

DATA+

In/Out

送受信データ(+)RS485トランシーバのA/Yピンに接続

11

DATA-

In/Out

送受信データ(-)RS485トランシーバのB/Zピンに接続

12

GND

Power

電源入力(GND)


表14.13 CON6 接続可能な電線

規格

UL

IEC

電線範囲

26~18 AWG

0.12~0.9mm2

被覆剥き長さ

5~6mm

使用可能フェルール端子

型番 : MFL25-5BE

メーカー:ミスミ

推奨ねじ締めトルク

0.28Nm


[警告]

電線の先端に予備半田しないでください。正しい接続ができなくなります。

[警告]

端子台に電線を接続する際、端子台に過度な力を加えないでください。 端子台が破損する恐れがあります。

14.7.1. 接点入力

接点入力部はフォトカプラによる絶縁入力(電流シンク出力タイプに接続可能)となっています。 入力部を駆動するために電源は、外部から供給する必要があります。

images/con6-di.svg

図14.12 CON6 接点入力周辺回路


14.7.2. 接点出力

接点出力部はフォトリレーによる絶縁出力(無極性)となっています。 出力部を駆動するためには外部に電源が必要となります。 出力1点につき最大電流500mA(定格 48V)まで駆動可能です。

images/con6-do.svg

図14.13 CON6 接点出力周辺回路


14.7.3. RS485

2線式のRS485インターフェースです。 RS485終端抵抗設定スイッチ(SW3)で終端抵抗(120Ω)のON/OFFが可能です。

  • 最大データ転送レート : 5Mbps
images/con6-rs485.svg

図14.14 CON6 RS485トランシーバ周辺回路


14.8. CON7(USBコンソールインターフェース)

CON7はUSBコンソール用インターフェースです。

信号線はUSBシリアル変換IC(CP2102N/Sillicon Labs)を経由して i.MX6ULLのUARTコントローラ(UART3)に接続されています。

表14.14 CON7 信号配列

ピン番号ピン名 I/O 説明

1

VBUS_CNSL

Power

電源(VBUS_CNSL)

2

CNSL_USB_D-

In/Out

コンソール用USBのマイナス側信号、USBシリアル変換ICに接続

3

CNSL_USB_D+

In/Out

コンソール用USBのプラス側信号、USBシリアル変換ICに接続

4

CNSL_USB_ID

-

未接続

5

GND

Power

電源(GND)


14.9. CON8(拡張インターフェース)

CON8は機能拡張用のインターフェースです。複数の機能(マルチプレクス)を持つ、 i.MX6ULLの信号線が接続されており、GPIO、UART、I2C、SPI、CAN、PWM等の機能を拡張することができます。

[ティップ]

拡張できる機能の詳細につきましては、 Armadilloサイトからダウンロードできる 「Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E マルチプレクス表」をご参照ください。

表14.15 CON8 搭載コネクタと対向コネクタ例

名称 型番 メーカー 備考

搭載コネクタ

A1-34PA-2.54DSA(71)

HIROSE ELECTRIC

許容電流 3A(端子1本あたり)

対向コネクタ

6130xx21821 [a]

Wurth Elektronik

-

[a] xxにはピン数が入ります。


表14.16 CON8 信号配列

ピン番号ピン名 I/O 説明

1

VIN

Power

電源出力(VIN)

2

GND

Power

電源(GND)

3

VCC_5V

Power

電源出力(VCC_5V)

4

GND

Power

電源(GND)

5

VCC_3.3V

Power

電源出力(VCC_3.3V)

6

GND

Power

電源(GND)

7

GPIO1_IO01

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのGPIO1_IO01ピンに接続

8

GPIO1_IO02

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのGPIO1_IO02ピンに接続

9

GPIO1_IO03

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのGPIO1_IO03ピンに接続

10

GPIO1_IO04

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのGPIO1_IO04ピンに接続

11

GND

Power

電源(GND)

12

GPIO1_IO20

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのUART2_TX_DATAピンに接続

13

GPIO1_IO21

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのUART2_RX_DATAピンに接続

14

GPIO3_IO05

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA00ピンに接続、基板上で10kΩプルダウンされています。

15

GPIO3_IO06

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA01ピンに接続、基板上で10kΩプルアップ(VCC_3.3V)されています。

16

GPIO3_IO07

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA02ピンに接続、基板上で10kΩプルダウンされています。

17

GPIO3_IO08

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA03ピンに接続、基板上で10kΩプルダウンされています。

18

GND

Power

電源(GND)

19

GPIO3_IO10

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA05ピンに接続、起動デバイス設定スイッチ(SW2)がeMMC側に設定されている時10kΩプルアップ(VCC_3.3V)、SD側に設定されている時10kΩプルダウンされます。

20

GPIO3_IO11

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA06ピンに接続、基板上で10kΩプルアップ(VCC_3.3V)されています。

21

GPIO3_IO12

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA07ピンに接続、基板上で10kΩプルダウンされています。

22

GPIO3_IO13

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA08ピンに接続、基板上で10kΩプルダウンされています。

23

GPIO3_IO14

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA09ピンに接続、基板上で10kΩプルダウンされています。

24

GPIO3_IO15

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA10ピンに接続、基板上で10kΩプルダウンされています。

25

GPIO3_IO16

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA11ピンに接続、起動デバイス設定スイッチ(SW2)がeMMC側に設定されている時10kΩプルダウン、SD側に設定されている時10kΩプルアップ(VCC_3.3V)されます。

26

GPIO3_IO20

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA15ピンに接続、基板上で10kΩプルダウンされています。

27

GPIO3_IO21

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA16ピンに接続、基板上で10kΩプルダウンされています。

28

GPIO3_IO22

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのLCD_DATA17ピンに接続、基板上で10kΩプルダウンされています。

29

GPIO4_IO25

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのCSI_DATA04ピンに接続

30

GPIO4_IO26

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのCSI_DATA05ピンに接続

31

GPIO4_IO27

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのCSI_DATA06ピンに接続

32

GPIO4_IO28

In/Out

拡張入出力、i.MX6ULLのCSI_DATA07ピンに接続

33

GND

Power

電源(GND)

34

GND

Power

電源(GND)


14.10. CON9(USBインターフェース)

CON9はUSB 2.0に対応したUSBインターフェースです。

信号線はi.MX6ULLのUSBコントローラ(USB OTG1)に接続されています。

USBデバイスに供給される電源(USB_OTG1_VBUS)はi.MX6ULLのUART1_RTS_Bピン(GPIO1_IO19)で制御しており、Highレベル出力で電源が供給され、Lowレベル出力で電源が切断されます。

  • データ転送モード

    • High Speed(480Mbps)
    • Full Speed(12Mbps)
    • Low Speed(1.5Mbps)

表14.17 CON9 信号配列

ピン番号ピン名 I/O 説明

1

USB1_VBUS

Power

電源(USB_OTG1_VBUS)、i.MX6ULLのUSB_OTG1_VBUSピンに接続

2

USB1_DN

In/Out

USB1のマイナス側信号、i.MX6ULLのUSB_OTG1_DNピンに接続

3

USB1_DP

In/Out

USB1のプラス側信号、i.MX6ULLのUSB_OTG1_DPピンに接続

4

GND

Power

電源(GND)


14.11. CON10(RTCバックアップインターフェース)

CON10はリアルタイムクロックのバックアップ用インターフェースです。 長時間電源が切断されても時刻データを保持させたい場合にご使用ください。

CON10にはCR1220、BR1220等の電池を接続することができます。 リアルタイムクロックの時刻保持時の平均消費電流は、データシート上、240nA(Typ.)です。

温度補償タイプのリアルタイムクロックを実装しており、平均月差は周囲温度-20℃~60℃で8秒(参考値)です。

[警告]

RTCの時間精度は周囲温度に大きく影響を受けますので、 使用温度での十分な特性の確認をお願いいたします。

[警告]

電池を電池ホルダーに装着する際は、異物の挟み込みや不完全な装着がないか、 十分な確認をお願いいたします。

表14.18 CON10 信号配列

ピン番号ピン名 I/O 説明

1

RTC_BAT

Power

リアルタイムクロックのバックアップ用電源入力(RTC_BAT)

2

GND

Power

電源(GND)


14.12. CON11(ANT2中継コネクタ)

CON11はLTEモジュール(ELS31-J)とANT2を接続するための中継コネクタで、LTEモジュールのアンテナピンと接続されています。 出荷時にはCON12に接続された同軸ケーブルが装着されています。

[ティップ]

型番が AG6271 または AG6261 で始まる製品にのみ搭載されています。

14.13. CON12(ANT2中継コネクタ)

CON12はLTEモジュール(ELS31-J)とANT2を接続するための中継コネクタで、LTEモジュールのアンテナピンと接続されています。 出荷時にはCON11に接続された同軸ケーブルが装着されています。

[ティップ]

型番が AG6271 または AG6261 で始まる製品にのみ搭載されています。

14.14. ANT1(LTEアンテナインターフェース)

ANT1はLTEデータ通信時に利用する、アンテナコネクタです。 SMAオス端子のアンテナを接続することができます。 アンテナコネクタの形状は図14.15「ANT1 接続可能なアンテナコネクタ形状」のとおりです。

images/sma-male-apperance.svg

図14.15 ANT1 接続可能なアンテナコネクタ形状


アンテナコネクタからアンテナまでの経路は50Ω同軸ケーブルでの延長が可能です。 ただし、ケーブルロスが発生することにご注意ください。 同軸ケーブルで延長する場合は、図14.16「ANT1 50Ω同軸ケーブルでの延長例」を参考にケーブルをご用意ください。

images/lte_antenna_extend.png

図14.16 ANT1 50Ω同軸ケーブルでの延長例


[警告]

Cat.1 モデルでLTE通信を使用する際はアンテナ2本が必須となります。

[ティップ]

LTEモジュールメーカーにより、技適認証取得済みのアンテナについて抜粋したリストを Armadilloサイトで公開しています。 付属のアンテナ以外をご検討の際に、ご活用ください。

当社にて全てのアンテナの動作を確認したものではありませんので、 通信性能の評価については、ユーザー様自身にて実施いただくようお願いいたします。

14.15. ANT2(LTEアンテナインターフェース)

ANT2はカスタマイズが可能なアンテナコネクタです。 各製品モデルでのANT2の搭載状況と用途、形状は表14.19「各製品モデルでのANT2搭載状況と用途」のとおりです。

表14.19 各製品モデルでのANT2搭載状況と用途

名称型番搭載状況用途形状接続可能なアンテナコネクタ形状

Armadillo-IoTゲートウェイ A6E Cat.1モデル

AG6271-*

搭載

LTEアンテナインターフェース

SMA オス端子

図14.15「ANT1 接続可能なアンテナコネクタ形状」参照

Armadillo-IoTゲートウェイ A6E Cat.1モデル (WLANコンボ非搭載)

AG6261-*

搭載

LTEアンテナインターフェース

SMA オス端子

図14.15「ANT1 接続可能なアンテナコネクタ形状」参照

Armadillo-IoTゲートウェイ A6E Cat.M1モデル

AG6221-*

非搭載 [a]

Armadillo-IoTゲートウェイ A6E Cat.1モデル

AG6271-*

非搭載 [a]

-

-

-

Armadillo-IoTゲートウェイ A6E Cat.1モデル

AG6271-*

非搭載 [a]

[a] ANT2を搭載し、アンテナインターフェースとして使用できるカスタマイズ品を製造することが可能です。詳細につきましてはアットマークテクノ営業部または各販売代理店へお問い合わせください。


Cat.1モデルでは、アンテナコネクタからアンテナまでの経路は50Ω同軸ケーブルでの延長が可能です。ただし、ケーブルロスが発生することにご注意ください。 同軸ケーブルで延長する場合は、下図を参考にケーブルをご用意ください。

images/lte_antenna_extend.png

図14.17 ANT2 50Ω同軸ケーブルでの延長例(LTEアンテナインターフェース)


Cat.1モデル以外の製品でANT2は非搭載となっていますが、ANT2を搭載し各種アンテナインターフェースとして使用ができるカスタマイズ品を製造することが可能です。

[ティップ]

詳細につきましてはアットマークテクノ営業部または各販売代理店へお問い合わせください。

ANT2をWLAN/BTアンテナにカスタマイズする場合の例を図14.18「ANT2カスタマイズ例:WLAN/BTアンテナインターフェース」に示します。

images/ant2_wlan_antenna_connection.png

図14.18 ANT2カスタマイズ例:WLAN/BTアンテナインターフェース


CON8(拡張インターフェース)にLPWA通信モジュールを搭載し、ANT2をLPWAアンテナにカスタマイズする場合の例を図14.19「ANT2カスタマイズ例:LPWAアンテナインターフェース」に示します。

images/ant2_lpwa_antenna_connection.png

図14.19 ANT2カスタマイズ例:LPWAアンテナインターフェース


[ティップ]

LTEモジュールメーカーにより、技適認証取得済みのアンテナについて抜粋したリストを Armadilloサイトで公開しています。 付属のアンテナ以外をご検討の際に、ご活用ください。

当社にて全てのアンテナの動作を確認したものではありませんので、 通信性能の評価については、ユーザー様自身にて実施いただくようお願いいたします。

14.16. ANT3(WLAN/BT アンテナインターフェース)

ANT3 は WLAN/BT データ通信時に利用する、アンテナコネクタです。MHF4端子のアンテナを接続することができます。 Cat.1 モデルのみ搭載しており、開発セットおよび量産用ではPCBアンテナが接続されています。

RP-SMA端子のアンテナを接続する場合は、図14.20「ANT3 RP-SMA端子のアンテナ接続例」を参考にケーブルをご用意ください。

images/wlan_antenna_extend.png

図14.20 ANT3 RP-SMA端子のアンテナ接続例


14.17. SYS、APP、WWAN(LED)

SYS、APP、WWANは電源の入力状態やシステム状態、アプリケーション状態を表示するLEDです。 LEDの動作仕様については、表14.21「LED状態と製品状態の対応について」をご確認ください。

[ティップ]

型番により部品の搭載/非搭載が異なります。詳細は納入仕様書をご確認ください。

本製品シリーズの納入仕様書は、アットマークテクノ Armadilloサイト(https://armadillo.atmark-techno.com/resources/documents/armadillo-iot-a6e/spec)からご覧いただけます。(要ログイン)

表14.20 LED 信号配列

部品番号 名称(色) 説明

SYS

システムLED(緑)

電源(VCC_3.3V)の入力状態を表示、i.MX6ULLのUART2_CTS_Bピン(GPIO1_IO22)に接続

(Low: 消灯、High: 点灯)

APP

アプリケーションLED(緑)

アプリケーションの状態を表示、i.MX6ULLのUART2_RTS_Bピン(GPIO1_IO23)に接続

(Low: 消灯、High: 点灯)

WWAN

ワイヤレスWAN LED(緑)

LTE通信の状態を表示、i.MX6ULLのUART1_RX_DATAピン(GPIO1_IO17)に接続

(Low: 消灯、High: 点灯)


表14.21 LED状態と製品状態の対応について

LED状態\LED名称 SYS APP WWAN

OFF

電源OFF

アプリ起動不可

SIM 未検出または認識中、または LTE モデム未検出

ON

電源ON

アプリ起動可能

LTE 接続済み

Blink Slow

シャットダウン中

アプリ起動完了

SIM 検出、LTE 未接続 [a]

Blink Fast

アップデート中

アプリエラー

SIM 検出、LTE 未接続、電波品質が低い [a]

[a] LTE コネクションが未作成、設定間違いの場合もこの状態となります


14.18. SW1(ユーザースイッチ)

SW1はユーザー側で自由に利用できる押しボタンスイッチです。

表14.22 SW1 信号配列

部品番号 名称 説明

SW1

ユーザースイッチ

i.MX6ULL の JTAG_MOD ピンに接続

(Low: 押されていない状態、High: 押された状態)


14.19. SW2(起動デバイス設定スイッチ)

SW2は起動デバイス設定スイッチです。 SW2を操作することで、起動デバイスを設定することができます。

images/a6e-sw2.svg

図14.21 スイッチの状態と起動デバイス


images/common-images/callouts/1.svg
起動デバイスはeMMCになります。
images/common-images/callouts/2.svg
起動デバイスはmicroSDになります。

14.20. SW3(RS485 終端抵抗設定スイッチ)

SW3はRS485の終端抵抗設定スイッチです。 SW3を操作することで、終端抵抗 120ΩのON/OFFを切り替えることができます。

images/a6e-sw3.svg

図14.22 スイッチの状態と終端抵抗のON/OFF


images/common-images/callouts/1.svg
終端抵抗 120Ω がONになります。
images/common-images/callouts/2.svg
終端抵抗 120Ω がOFFになります。
[ティップ]

終端はRS485の信号線の最遠端で行います。 Armadillo-IoT A6Eが最遠端になる場合は終端抵抗をONにしてください。

14.21. 形状図

14.21.1. 筐体形状図

images/ag6271-case-dimension.svg

図14.23 筐体形状


14.21.2. 基板形状図

images/ag6271-board-dimension-hole.svg

図14.24 基板形状およびび固定穴寸法


images/ag6271-board-dimension-parts.svg

図14.25 コネクタ、スイッチ、LED位置


images/a6e-board-dimension-height.svg

図14.26 部品高さ


[ティップ]

型番により部品の搭載/非搭載が異なります。詳細は納入仕様書をご確認ください。

本製品シリーズの納入仕様書は、アットマークテクノ Armadilloサイト(https://armadillo.atmark-techno.com/resources/documents/armadillo-iot-a6e/spec)からご覧いただけます。(要ログイン)

[警告]

基板改版や部品変更により、基板上の部品位置、高さは変更になることがあります。 ケースや拡張基板を設計する場合、ある程度の余裕をもった寸法での設計をお願いいたします。

[ティップ]

DXF形式の形状図を「アットマークテクノ Armadilloサイト」から「購入者向けの限定公開データ」としてダウンロード可能です。

14.22. 組み立てと分解

本製品はねじを使用しないスナップフィット方式を採用しており、容易に組み立てと分解が可能です。分解する際には手のけがやパーツの破損を防止するためマイナスドライバーなどの工具を使用してください。

images/aiot-a6e-case-assembly.svg

図14.27 ケースモデル展開図


表14.23 ケースモデル展開図パーツ一覧

番号名称説明

1

ケーストップ

ケース上側のパーツです。 ケースボトムとは4か所のツメで固定されます。 ケースを分解する際は、マイナスドライバーを使用してツメを破損させないよう慎重に取り外してください。

2

ケースボトム

ケース下側のパーツです。

3

フック

ケースをDINレールに固定するためのパーツです。

4

基板

5

カバーパーツA

ケース開口部のカバーです。 ケーストップとは1か所のツメで固定されます。

6

カバーパーツB

ケース開口部のカバーです。

7

カバーパーツC

ケース開口部のカバーです。 LEDのライトパイプ3本が装着されています。 強い衝撃を加えた場合、ライトパイプが外れる場合があります。 ライトパイプが外れた場合は、カバー丸穴に差し込みなおしてください。

8

カバーパーツD

ケース開口部のカバーです。


フックは以下の図を参考に取り付けてください。

images/aiot-a6e-case-lock-step1.svg

図14.28 フック取り付け1


images/aiot-a6e-case-lock-step2.svg

図14.29 フック取り付け2


14.22.1. ケースの組み立て手順

[警告]

microSDカードの取り付けは、ケースの組み立て前に行う必要があります。取り付け手順については、を参照してください。

以下の手順に従い、ケースを組み立ててください。

  1. 基板をケーストップに入れる
  2. ケースボトムをケーストップにはめ込み、基板を固定する
  3. フックをケースボトムにはめ込む
  4. カバーパーツをケーストップにはめ込む

14.22.2. ケースの分解

[警告]

ツメに強い力を加えますと破損する恐れがありますので、十分ご注意ください。

マイナスドライバーなどの工具を用意してください。以下の手順に従い、ケースを分解してください。

  1. フックをケースボトムから取り外す
  2. ケースボトムを取り外す
  3. 基板を取り外す
  4. カバーパーツを取り外す

フックはツメで固定されていますので、図14.30「フックのツメ」を参考にツメを押しながらフックを引き出してください。

images/aiot-a6e-case-fook.svg

図14.30 フックのツメ


ケースボトムはツメ4か所で固定されていますので、図14.31「ケースボトムのツメ」を参考にマイナスドライバーをケースの隙間に差し込み順に外してください。

images/aiot-a6e-case-bottom.svg

図14.31 ケースボトムのツメ


Cat.1モデル, Cat.M1モデルでは基板がアンテナコネクタがケース開口部より飛び出しているため、反対側のLANコネクタ側から先にケーストップから出すようにしてください。基板を取り外す際、LANコネクタの突起部がケーストップに当たらないよう、ケースを広げながら基板を取り外すようにしてください。

カバーはツメ1か所でケーストップに固定されています。図14.32「カバーのツメ」を参考にマイナスドライバーをケースの隙間に差し込み外してください。

images/ag6221c-snap-fit2.svg

図14.32 カバーのツメ


14.23. 設計情報

本章では、Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eの機能拡張や信頼性向上のための設計情報について説明します。

14.23.1. 信頼性試験データについて

Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eの各種信頼性試験データを、「アットマークテクノ Armadilloサイト」から 「購入者向けの限定公開データ」としてダウンロード可能ですのでご確認ください。

14.23.2. 放射ノイズ

CON8(拡張インターフェース)を使用して、Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eと拡張基板を接続すると、 放射ノイズが問題になる場合があります。放射ノイズを減らすために、以下の対策が効果的です。

  • Armadillo-IoT ゲートウェイ A6EのGND(固定穴等)と拡張基板のGNDを太い導線や金属スペーサ等で接続する
  • 未使用の拡張ピンはLowレベル出力とする
  • 使用する拡張ピンはコンデンサ(1000pF程度)を介してGNDと接続する
  • ハーネスケーブル等で拡張する場合は、最短で接続する。
  • シールド付きのケーブルを使用する

    • 長さが余る場合は、ケーブルを折りたたむ
    • シールドは拡張基板のGNDに接続する

14.23.3. ESD/雷サージ

Armadillo-IoT ゲートウェイ A6EのESD耐性を向上させるために、以下の対策が効果的です。

  • Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eを金属筐体に組み込み、GND(固定穴等)を金属ねじ等で接続する
  • 金属筐体を接地する

また、Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eに接続されたケーブルが屋外に露出するような設置環境では、 ケーブルに侵入した雷サージ等のストレスによりインターフェース回路が破壊される場合があります。 ストレスへの耐性を向上させるために、以下の対策が効果的です。

  • Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eと通信対向機のGND接続を強化する
  • シールド付きのケーブルを使用する

14.23.4. 拡張ボードの設計

14.23.4.1. 基板形状

Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eの拡張ボードを設計する際の推奨形状は図14.33「拡張ボード例」のとおりです。 拡張ボード側にピンソケットを実装してArmadillo-IoT ゲートウェイ A6Eと接続します。

一般的なピンソケットを実装した場合、嵌合高さは約11mmとなります。

拡張ボード固定用に、φ2.3mmの穴を2箇所用意しており、M2のスペーサーとねじを接続可能です。

images/aiot-a6e-ext-board.svg

図14.33 拡張ボード例


14.24. オプション品

本章では、Armadillo-IoT ゲートウェイ A6Eのオプション品について説明します。

.Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E 関連のオプション品

名称型番

ACアダプタ(12V/2.0A φ2.1mm)温度拡張品 効率レベルVI品

OP-AC12V4-00