PCMCIA-CSは、コンパクトフラッシュの活線挿抜や、ストレージ以外のコンパクトフラッシュカード(I/Oデバイスカード)のサポートを可能にするカードサービスパッケージです。Armadillo-9では、PCMCIA-CSを含んだユーザーランドと、組み合わせで使用するカーネルを用意しています。
romfs-pcmcia.img.gz
PCMCIA-CS対応ユーザーランド
linux-pcmcia.bin.gz
PCMCIA-CS対応ユーザーランドと同時に使用可能なLinuxカーネル
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PCMCIA-CSに対応しない通常のカーネルは、PCMCIA-CSと競合するドライバを含みますので使用しないでください。
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それぞれオンボードフラッシュメモリに書き込んで使用してください。フラッシュメモリへのイメージの書き換え方は、6章フラッシュメモリの書き換え方法を参照してください。
PCMCIA-CSを有効化するには、以下のコマンドを入力してください。
[armadillo ~]#
/etc/rc.d/rc.pcmcia start
コンパクトフラッシュを挿入するとカードが認識され、サポートされているデバイスと判別できた場合は自動的にドライバがロードされます。
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PCMCIA-CSの対応リストに含まれないデバイスの場合、自動で認識できないことがあります。設定ファイルを書き換えることにより認識するようになる場合もありますが、詳しくはPCMCIA-CS添付のドキュメントなどをご覧ください。
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14.3. PCMCIA-CS対応版にのみ含まれるその他のパッケージ
PCMCIA-CS対応版ユーザーランドは、サポートパッケージとして以下を含みます。
- linux-wlan-ng
Prism2チップを搭載した無線LANカード用ドライバ
(いくつかのコンパクトフラッシュ型無線LANカードをサポートします)
- wireless-tools
無線LANコントロールツール群
詳しくは、各パッケージのソース付属ドキュメントなどを参照してください。