GPIOポートに対応するデバイスノードのパラメータは、以下の通りです。
表12.1 GPIOノード タイプ | メジャー 番号 | マイナー 番号 | ノード名 (/dev/xxx) | デバイス名 |
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キャラクタ デバイス | 10 | 185 | gpio | EP93XX_GPIO_PADR | EP93XX_GPIO_PBDR | EP93XX_GPIO_PCDR | EP93XX_GPIO_PDDR | EP93XX_GPIO_PEDR | EP93XX_GPIO_PFDR | EP93XX_GPIO_PGDR | EP93XX_GPIO_PHDR | EP93XX_GPIO_PADDR | EP93XX_GPIO_PBDDR | EP93XX_GPIO_PCDDR | EP93XX_GPIO_PDDDR | EP93XX_GPIO_PEDDR | EP93XX_GPIO_PFDDR | EP93XX_GPIO_PGDDR | EP93XX_GPIO_PHDDR |
ioctlを使用してアクセスすることにより、EP9315のGPIOレジスタを直接操作することができます。第3引数には、(カーネルソース)/include/linux/ep93xx_gpio.hに定義されている構造体「struct ep93xx_gpio_ioctl_data」と各マクロを使用します。レジスタの詳細については、Cirrus Logic社EP9315 User's Guideの「Chapter 28 GPIO Interface」を参照してください。
CON4/5の各ピンとレジスタの対応は下記のようになります。
リアルタイムクロックに対応するデバイスノードのパラメータは、以下の通りです。
表12.2 リアルタイムクロックノード タイプ | メジャー 番号 | マイナー 番号 | ノード名 (/dev/xxx) | デバイス名 |
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キャラクタ デバイス | 10 | 135 | rtc | リアルタイムクロック |
Armadillo-9は、カレンダ時計 (Real Time Clock) が実装されているため、電源をOFF/ONした場合でも日付と時刻が正しく表示されます。詳細については、ハードウェアマニュアルの「6.4.カレンダ時計」を参照してください。
RTCに日時を設定するためには、まずシステムクロックを設定します。その後に、ハードウェアクロック (RTC) をシステムクロックと一致させる手順となります。
システムクロックをdateで設定する dateコマンドの引数で渡す時刻のフォーマットは[MMDDhhmmCCYY.ss]となります。以下の例では、2000年1月23日4時56分00秒に設定しています。 [armadillo ~]# date
[armadillo ~]# date 012304562000.00
[armadillo ~]# date
システムクロックをmsntpで設定する msntpは、SNTPプロトコルを使用してタイムサーバから時刻を取得し、システムクロックを設定するアプリケーションです。 以下は、SNTPサーバー time.server.comから時刻を取得する例です。 [armadillo ~]# msntp -r time.server.com
[armadillo ~]# date
RTCを設定する [armadillo ~]# hwclock
[armadillo ~]# hwclock --systohc
[armadillo ~]# hwclock
オンボードフラッシュメモリは、Memory Technology Device(MTD)としてリージョン単位で扱われます。オンボードフラッシュメモリのリージョンについては、9章メモリマップについてを参照してください。各リージョンに対応するデバイスノードのパラメータは、以下の通りです。
表12.3 MTDノード タイプ | メジャー 番号 | マイナー 番号 | ノード名 (/dev/xxx) | デバイス名 |
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キャラクタ デバイス | 90 | 0 | mtd0 | bootloader | 1 | mtdr0 | bootloader (read only) | 2 | mtd1 | kernel | 3 | mtdr1 | kernel (read only) | 4 | mtd2 | userland | 5 | mtdr2 | userland (read only) | 6 | mtd3 | config | 7 | mtdr3 | config (read only) | ブロック デバイス | 31 | 0 | mtdblock0 | bootloader | 1 | mtdblock1 | kernel | 2 | mtdblock2 | userland | 3 | mtdblock3 | config |
EP9315は、OHCI互換のUSBホスト機能を持っています。いくつかのデバイスについては初期状態のカーネルでドライバを有効化しており、接続するだけで使用できるようになっています。
USBオーディオ機器をサポートします。/dev/dsp(キャラクタデバイス、メジャー番号:14、マイナー番号:3)などから、一般的なサウンドデバイスとして扱うことができます。
USBメモリやディスクドライブ、メモリカードリーダなどをサポートします。Linuxからは一般的なSCSI機器と同様に認識され、/dev/sda(ブロックデバイス、メジャー番号:8、マイナー番号:0)や/dev/sda1(ブロックデバイス、メジャー番号:8、マイナー番号:1)などから扱うことができます。
12.4.3. USB Human Interface Device (HID)
USBキーボードやマウスなど、各種入力機器をサポートします。特にUSBキーボードについては、VGA出力との組み合わせで/dev/tty0としてコンソール入力に使用できます。
IDEに接続されたディスクドライブは、/dev/hda(ブロックデバイス、メジャー番号:3、マイナー番号:0)や/dev/hda1(ブロックデバイス、メジャー番号:3、マイナー番号:1)などから扱うことができます。 コンパクトフラッシュソケットに挿入したストレージデバイスは、/dev/hdc (ブロックデバイス、メジャー番号:22、マイナー番号:0)や/dev/hdc1(ブロックデバイス、メジャー番号:22、マイナー番号:1)などから扱うことができます。初期状態のカーネルによるコンパクトフラッシュ認識の場合、コンパクトフラッシュをArmadillo-9動作中に挿入したり、抜いたりすることはできません。活線挿抜を行いたい場合、カーネルによるコンパクトフラッシュの認識を使用せず、PCMCIA-CSを使用してください。 | |
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カーネル内蔵コンパクトフラッシュドライバは、カーネルコンフィギュレーションの「Device Drivers」→「ATA/ATAPI/MFM/RLL support」→「EP93xx PCMCIA IDE support」により有効化されています。このドライバはPCMCIA-CSと競合するので、PCMCIA-CSを使用する場合は「EP93xx PCMCIA IDE Support」を無効化したカーネルと組み合わせてください。
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