Armadillo-IoT G3Lは、LTEモジュールを使用したSMSの送受信を行うことができます。
SMSの送信、受信したSMSの確認および削除などの操作はModemManagerのmmcliコマンドで行うことができます。
本章では mmcliコマンドでのSMSの使用方法について説明します。
SMSが利用可能な契約のmicroSIMを挿入してLTEのデータ接続を行うと、ModemManagerが自動的に必要な初期設定を行いSMSが利用可能になります。
LTEのデータ接続方法については、「LTE」を参照してください。
以下のようにコマンドを実行し、言語設定を行います。
LTEのデータ接続後、SMSの受信は自動的に行われます。
SMSを作成するには、次のようにコマンドを実行します。
SMSの作成に成功すると、以下のようにSMS番号が表示されます。SMS番号は送信時に使用します。
以下のようにコマンドを実行し、SMS送信を行います。[SMS番号]には、SMSの作成時に表示された番号を指定します。
SMSを送信可能な端末からArmadillo-IoT G3LにSMSを送信すると、Armadillo-IoT G3Lは自動的にSMSを受信することができます。
また、ELS31-Jの内蔵ストレージに10件SMSを保存した状態でArmadillo-IoT G3LにSMSを送信した場合は、Armadillo-IoT G3Lは受信を行いません
受信を行うには、ELS31-Jの内蔵ストレージに保存しているSMSを削除するか、他のストレージに移動する必要があります。
次のようにコマンドを実行することで、SMSリストを表示できます。末尾が"(sent)"となっているものが送信したSMSで"(received)"となっているものが受信したSMSです。
SMSの内容を表示するには、次のようにコマンドを実行します。
受信したSMSは自動的にLTEモジュールの内蔵ストレージに保存されます。Armadillo-IoT G3Lに標準搭載されている、ELS31-Jでは、最大10件までSMSを保存することが可能です。
SMSの内容を表示した際の「storage: 'me'」は、LTEモジュールの内蔵ストレージにSMSが保存されていることを意味しています。
「storage: 'sm'」と表示された場合、SIMのストレージにSMSが保存されています。SIMのストレージに保存できるSMSの件数はSIMによって異なります。
ストレージに保存されているSMSは、Armadillo-IoT G3Lの電源を切断してもデータが保持されます。
SMSを削除するには、次のようにコマンドを実行します。
SIMのストレージにSMSを移動するには、次のようにコマンドを実行します。
LTEモジュールの内蔵ストレージにSMSを移動するには、次のようにコマンドを実行します。