製造

10.1. シリアルナンバーシール

Armadillo-900には、個体識別のためのシールが貼付されます。

表10.1 シール貼付位置

シール貼付位置イメージ
images/a900-label-position.svg

該当箇所 内容

シリアルナンバーシール

表10.2 シリアルナンバーシールの記載内容

シリアルナンバーシールイメージ
images/a900-label-image.svg

該当箇所 記載内容 備考

2次元コード

詳細は、表10.3「シリアルナンバーシールの2次元コード詳細」を参照してください。

シリアルナンバー

長さ:固定12桁

有効値:0-9, A-F(16進数)

Ethernet MAC アドレス

長さ:固定12桁(前半6桁は弊社ベンダーコード)

有効値:0-9, A-F(16進数)

サイズ

13x13mm

表10.3 シリアルナンバーシールの2次元コード詳細

記録内容
images/a900-qr-data.svg

該当箇所 記載内容 備考

シリアルナンバー

長さ: 固定12桁

有効値:0-9, A-F(16進数)

Ethernet MAC アドレス

長さ:固定12桁(前半6桁は弊社ベンダーコード)

有効値: 0-9, A-F(16進数)

10.2. 保管方法

Armadillo-900のMSL(Moisture Sensitivity Level)は、レベル3です。 Armadillo-900はアルミ防湿袋に脱気梱包されて出荷されます。 保管条件は以下のとおりです。

表10.4 保管条件

項目 内容

温湿度

気温30℃、相対湿度60%未満

アルミ防湿袋未開封での保管期限

12ヶ月

アルミ防湿袋開封後の保管期限

168時間


以下の状況になった場合、リフローはんだ付け時にArmadillo-900の内層剥離やクラック等を防ぐため、 リフローはんだ付け前にプリベークすることを推奨します。

  • 保管条件(温湿度または保管期限)を逸脱した場合
  • アルミ防湿袋に穴が開くなど何らかの破損が発生した場合
  • アルミ防湿袋内の湿度指示カードの5%の部分がピンク色、かつ10%の部分が青色以外になっている場合
images/a900-humidicator.png

図10.1 湿度指示カードの外観


プリベークする場合の推奨プリベーク条件は以下のとおりです。

トレイに搭載した状態でベーキング可能です。

推奨プリベーク条件

  • 125℃+10℃/-0℃、相対湿度5%以下で24~48時間、2回まで
  • プリベーク後、24時間以内に実装

10.3. リフロー温度条件

JEDEC J-STD-020Eに準拠

MSLレベル3(30℃60%RH以下、168h以内)

images/a900-reflow-profile.svg

図10.2 リフロー時の推奨温度プロファイル


表10.5 リフロー温度条件

項目 内容

温度勾配(上昇時)

最大 3℃/s

プレヒート温度

150℃ ~ 200℃

プレヒート時間

60s ~ 120s

高温滞留時間(217℃)

60s ~ 150s

ピーク温度

260℃

ピーク温度時間(255℃)

最大 30s

温度勾配(下降時)

最大 6℃/s

常温からピーク温度までの時間

最大 480s

リフロー回数

1回 Max.


10.4. 梱包

Armadillo-900は、専用のトレイに梱包されます。

images/common-images/callouts/1.svg
Armadillo-900を専用のトレイに入れる
images/common-images/callouts/2.svg
トレイの一番上に「乾燥剤」、「湿度指示カード」をのせ、アルミ防湿袋に入れる
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脱気シーラーを使用し脱気をおこなう
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アルミ防湿袋をエアキャップに入れる
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内装箱(ダンボール)に入れる
images/common-images/callouts/6.svg
外装箱(ダンボール)に入れる
images/a900-tray-dimension.svg

図10.3 トレイ外形サイズ


トレイの切り欠き(カットアウト)方向がArmadillo-900のA1ピン方向です。

表10.6 トレイ外形サイズ

縦 [mm] 横 [mm] Armadillo-900搭載数 [個]

135.9

322.6

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