第10章 その他のデバイス

10.1. リアルタイムクロック

Armadillo-9は、カレンダ時計(Real Time Clock)が実装されているため、電源をOFF/ONした場合でも日付と時刻が正しく表示されます。詳細については、「Armadillo-9 ハードウェアマニュアル」の「カレンダ時計(Real Time Clock)」を参照してください。

10.1.1. 日時を保存する

リアルタイムクロックに日時を保存するには、システムクロックを変更後に「hwclock --systohc」コマンドを実行します。

システムクロックを変更するにはdateコマンドを使用します。また、dateコマンドの引数で渡す時刻のフォーマットは[MMDDhhmmCCYY.ss]となります。以下の例では、2000年1月23日4時56分00秒に設定しています。

[armadillo ~]# date 012304562000.00
[armadillo ~]# hwclock --systohc

図10.1 日時を保存する


10.1.2. 日時を読み出す

リアルタイムクロックから日時を読み出し、システムクロックに反映させるには、「hwclock」コマンドを実行します。

[armadillo ~]# hwclock

図10.2 日時を読み出す