第9章 ビデオ

9.1. カーネル起動ログをビデオに出力

JP1をオープン、JP2をショートして起動モードを保守モードに設定し、再起動します。

図9.1「コンソール指定(ビデオ)」のようにsetenvコマンドでコンソールを変更します。

hermit> setenv console=video

図9.1 コンソール指定(ビデオ)


設定した後に通常と同じようにLinuxを起動するとカーネル起動ログはビデオに出力されます。

9.2. 解像度の変更

対応している解像度は、表9.1「対応解像度一覧」に示すとおりです。

表9.1 対応解像度一覧

解像度色深度(bpp)指定子
640×480 60Hz8/16/24/32CRT-640x480
640×480 75Hz8/16/24/32CRT-640x480@75
800×600 60Hz8/16/24/32CRT-800x600
800×600 75Hz8/16/24/32CRT-800x600@75
1024×768 60Hz8CRT-1024x768
1024×768 75Hz8CRT-1024x768@75

9.2.1. VGAに設定する

ジャンパにより起動モードを保守モードに設定し再起動します。

図9.2「解像度の指定方法(VGA)」のようにvideo=ep93xxfb:の後に、設定する解像度に対応する指定子と色深度を,で区切ってコマンドを実行します。

hermit> setenv console=video video=ep93xxfb:CRT-640x480, 16bpp

図9.2 解像度の指定方法(VGA)


設定した後に通常と同じようにLinuxを起動すると解像度が変更されます。

9.2.2. SVGAに設定する

JP1をオープン、JP2をショートして起動モードを保守モードに設定し再起動します。

図9.3「解像度の指定方法(SVGA)」のようにコマンドを実行します。

hermit> setenv console=vido video=ep93xxfb:CRT-800x600,16bpp

図9.3 解像度の指定方法(SVGA)


設定した後に通常と同じようにLinuxを起動すると解像度が変更されます。