6.1.3. PC/104 の割り込みコントローラの仕組み
PC/104 の割り込みコントローラはCPLD(XCR3064) に組み込まれています。この割り込みコントローラ
に接続されている割り込みの種類はIRQ3, 4, 5, 6, 7, 9, 10,11,12, 14, 15
です。割り込みコントローラの概念図は次のとおりです。
表6.4 割り込み 真理値表[]
IRQx | IMR MASKx | ICR CLRx | CLK | ISR FFx |
---|
0 | 0 | 0 | rise edge | 0 |
1 | 1 |
* | 1 | 0 |
* | * | 1 | 0 |
IRQxは、アクティブハイ信号です。PC/104 から入力されるIRQx はIMR(Interrupt Mask Register)
によりマスク処理されます。マスクビットが”0”の場合、割り込み入力はそのまま通過し次段のFFに入力されます。マスクビットが”1”の場合割り込み入力がマスクされ、次段のFFには"0"が入力されます。
マスク処理を通過した割り込み入力信号は次段のISR(Interrupt Service
Register)を構成しているFF(フリップフロップ)で値を保持されます。
ISR に保持されている値は、ICR(Interrupt Clear
Register)の対応するビットに”1”が入力されるまで値が保持されます。
ISR に保持されているすべての値のOR をとって、CPU(EP9315)のINT1
として割り込みが通知されます。INT1は、アクティブハイ信号です。