拡張インターフェース(Armadillo-610: CON2)のONOFFピンおよびPWRONピンより、パワーマネジメントICからi.MX6ULLへの電源供給を制御することが可能です。
拡張インターフェース(Armadillo-610: CON2)のONOFFピンはi.MX6ULLのONOFFピンに接続されています。
ONOFFピンから一定時間以上Lowレベル出力することで、i.MX6ULLの保持している電源のオン状態、オフ状態が切り替わります。
電源がオフ状態に切り替わった場合、i.MX6ULLからパワーマネジメントICのPWRONピンにLowレベルが出力され、パワーマネジメントICからの電源が切断されます。
電源オン状態からオフ状態に切り替える場合は5秒以上、電源オフ状態からオン状態に切り替える場合は500ミリ秒以上、Lowレベルを保持する必要があります。
連続して電源オンとオフを切り替える場合は、確実に動作させるために5秒以上の間隔を空けてください。
ONOFFピンから電源制御する場合は、オープンドレイン出力等でGNDとショートする回路を接続してください。
表15.5 ONOFFピンから電源オン、オフ切り替えする際のLow保持時間
状態 | Low保持時間 |
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電源オンからオフ | 5秒以上 |
電源オフからオン | 500ミリ秒以上 |
電源オンまたはオフの状態は、拡張インターフェース(Armadillo-610: CON2)のVINピンとRTC_BATピンのどちらか一方でも電源が供給されている限り、保持されます。
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電源オフの状態にして拡張インターフェース(Armadillo-610: CON2)のVINピンからの電源を切断した場合、
電荷が抜けるまでは電源オフであることが保持されます。
電源オフを保持した状態で電源を投入したくない場合は、5秒以上間隔を空けて電源を投入してください。 |
拡張インターフェース(Armadillo-610: CON2)のPWRONピンはパワーマネジメントICのPWRONピンに接続されています。
PWRONピンからLowレベル出力することで、パワーマネジメントICからの電源が切断されます。
PWRONピンから電源制御する場合は、オープンドレイン出力等でGNDとショートする回路を接続してください。