Armadilloのジャンパピンは、表3.1「ジャンパピンの機能割り当て」のように機能が割り当てられています。
表3.1 ジャンパピンの機能割り当て
ジャンパ | 機能 | デフォルトソフトウェアでの使用状況 |
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JP1 | USB OTGポートのID設定 | 予約済み |
JP2 | ユーザ設定 | 未使用 |
JP3 | CPU起動モード設定 | - |
JP4 | ユーザ設定 | ブートローダのモード設定に使用 |
JP3の設定により、CPU起動モードを切り替えることができます。起動モードには、オンボードフラッシュメモリブートモードとUARTブートモードがあります。
表3.2 CPU起動モード
JP3 | モード |
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オープン | オンボードフラッシュメモリブート |
ショート | UARTブート |
| ジャンパのオープン、ショートとは |
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「オープン」とはジャンパピンにジャンパソケットを接続していない状態です。
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「ショート」とはジャンパピンにジャンパソケットを接続している状態です。
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3.3.2. オンボードフラッシュメモリブートモード
このモードでは、リセット時にオンボードフラッシュメモリ内のブートローダが最初に起動します。ブートローダは起動後JP4の設定によって、表3.3「オンボードフラッシュメモリブートモード」に示すモードへ移行します。
表3.3 オンボードフラッシュメモリブートモード
JP4 | モード | 説明 |
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オープン | オートブート | 電源投入後、Linuxカーネルを自動的に起動します。 |
ショート | 保守 | 起動後、保守モードプロンプトが表示されます。 |
シリアル通信ソフトウェアを起動し、シリアルの通信設定を、表3.5「シリアル通信設定」のように設定してください。
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Armadillo-240では、RS232Cレベル変換アダプターを経由させる必要があります。 |
表3.5 シリアル通信設定
項目 | 設定 |
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転送レート | 115,200bps |
データ長 | 8bit |
ストップビット | 1bit |
パリティ | なし |
フロー制御 | なし |
デフォルトのフラッシュメモリのメモリマップを、表3.6「メモリマップ(フラッシュメモリ)」に示します。
表3.6 メモリマップ(フラッシュメモリ)
物理アドレス | リージョン名 | サイズ | 説明 |
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0xa0000000 | 0xa1ffffff | all | 32MB | フラッシュメモリ全領域 |
0xa0000000 | 0xa001ffff | bootloader | 128KB | ブートローダ領域 「loader-a5x0.bin 」のイメージ |
0xa0020000 | 0xa021ffff | kernel | 2MB | カーネル領域 「linux.bin(.gz) 」のイメージ (非圧縮イメージ、gzip圧縮イメージに対応) |
0xa0220000 | 0xa1fdffff | userland | 29.75MB | ユーザランド領域 「romfs.img(.gz) 」のイメージ (非圧縮イメージ、gzip圧縮イメージに対応) |
0xa1fe0000 | 0xa1ffffff | config | 128KB | コンフィグ領域 flatfsdが使用する領域 |