第5章 各種インターフェース仕様

5.1. 各種インターフェースの配置

5.1.1. Armadillo-220インターフェースの配置

Armadillo-220インターフェースの配置

図5.1 Armadillo-220インターフェースの配置


表5.1 Armadillo-220インターフェースの内容

部品番号インターフェース形状備考
CON1

NANDフラッシュメモリ

インターフェース

30ピン (面実装) 
CON2

LANインターフェース1

(10BASE-T/100BASE-TX)

RJ-45 
CON3シリアルインターフェース35ピン (2.54mmピッチ)  
CON4シリアルインターフェース25ピン (2.54mmピッチ)  
CON5USBインターフェースType-A 2ポートスタック 
CON6リザーブ端子2ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON7

パラレルインターフェース1

(8bit汎用入出力)

10ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON8EP9307JTAGインターフェース8ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON10電源入力コネクタDCジャック 
CON12

パラレルインターフェース2

(8bit汎用入出力)

8ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON13シリアルインターフェース110ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON16シリアルインターフェース1D-Sub9ピン(オス)信号はCON13と共通
D1ステータスLED (赤) φ3mm LED 
D2ステータスLED (緑) φ3mm LED 
SW1タクトスイッチSW h=17mm 
JP1起動モード設定ジャンパ2ピン (2.54mmピッチ)  
JP2起動モード設定ジャンパ2ピン (2.54mmピッチ)  

5.1.2. Armadillo-230インターフェースの配置

Armadillo-230インターフェースの配置

図5.2 Armadillo-230インターフェースの配置


表5.2 Armadillo-230インターフェースの内容

部品番号インターフェース形状備考
CON1

NANDフラッシュメモリ

インターフェース

30ピン (面実装) 
CON2

LANインターフェース1

(10BASE-T/100BASE-TX)

RJ-45 
CON3シリアルインターフェース35ピン (2.54mmピッチ)  
CON4シリアルインターフェース25ピン (2.54mmピッチ)  
CON6リザーブ端子2ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON7

パラレルインターフェース1

(8bit汎用入出力)

10ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON8EP9307JTAGインターフェース8ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON10電源入力コネクタDCジャック 
CON12

パラレルインターフェース2

(8bit汎用入出力)

8ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON13シリアルインターフェース110ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON15

LANインターフェース2

(10BASE-T/100BASE-TX)

RJ-45 
CON16シリアルインターフェース1D-Sub9ピン(オス)信号はCON13と共通
D1ステータスLED (赤) φ3mm LED 
D2ステータスLED (緑) φ3mm LED 
SW1タクトスイッチSW h=17mm 
JP1起動モード設定ジャンパ2ピン (2.54mmピッチ)  
JP2起動モード設定ジャンパ2ピン (2.54mmピッチ)  

5.1.3. Armadillo-240インターフェースの配置

Armadillo-240インターフェースの配置

図5.3 Armadillo-240インターフェースの配置


表5.3 Armadillo-240インターフェースの内容

部品番号インターフェース形状備考
CON1

NANDフラッシュメモリ

インターフェース

30ピン (面実装) 
CON2

LANインターフェース1

(10BASE-T/100BASE-TX)

RJ-45 
CON3シリアルインターフェース15ピン (2.54mmピッチ)  
CON4シリアルインターフェース25ピン (2.54mmピッチ)  
CON5USBインターフェースType-A 2ポートスタック 
CON6リザーブ端子2ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON7

パラレルインターフェース1

(8bit汎用入出力)

10ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON8EP9307JTAGインターフェース8ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
CON9VGAインターフェースミニD-Sub15ピン 
CON10電源入力コネクタDCジャック 
CON12

パラレルインターフェース2

(8bit汎用入出力)

8ピン (2.54mmピッチ) コネクタ非搭載
D1ステータスLED (赤) φ3mm LED 
D2ステータスLED (緑) φ3mm LED 
SW1タクトスイッチSW h=17mm 
JP1起動モード設定ジャンパ2ピン (2.54mmピッチ)  
JP2起動モード設定ジャンパ2ピン (2.54mmピッチ)  

5.2. CON1 (NANDフラッシュメモリインターフェース)

CON1は弊社オプション品「NANDフラッシュメモリ」用インターフェースです。

5.3. CON2 (LANインターフェース1)

CON2は10BASE-T/100BASE-TXのLANインターフェースです。カテゴリ5以上のEthernetケーブルを接続することができます。通常はハブに対してストレートケーブルで接続しますが、クロスケーブルを使用して直接パソコン等の機器と接続することもできます。

Power over Ethernet (PoE) (IEEE802.3af) [3]にも対応しており、Power over Ethernet用給電装置を使用してEthernetケーブル経由での電源入力も可能です。 (給電装置はType-A/Bどちらにも対応しています。)

  • コネクタ形状:RJ-45

表5.4 CON2信号配列

ピン番号信号名I/O機  能
1TX+Out差動のツイストペア送信出力(+) およびPoE電源(Type-A)[a]
2TX-Out差動のツイストペア送信出力(-) およびPoE電源(Type-A)[a]
3RX+In差動のツイストペア受信入力(+) およびPoE電源(Type-A)[a]
4VB1-(PoE電源 Type-B )[a]
5VB1-(PoE電源 Type-B )[a]
6RX-In差動のツイストペア受信入力(-) およびPoE電源(Type-A)[a]
7VB2-(PoE電源 Type-B)[a]
8VB2-(PoE電源 Type-B)[a]

[a] PoEによる電源供給には、オプションPoEモジュールの実装が必要となります。


[警告]

RJ-45コネクタに規格外サイズのプラグを接続すると、コネクタが破壊される場合があります。以下の図を参考にしてください。

〔単位:mm〕

RJ-45プラグ標準規格(ISO/IEC 8877)

図5.4 RJ-45プラグ標準規格(ISO/IEC 8877)


5.4. CON3 (シリアルインターフェース1/3)

5.4.1. Armadillo-220/230 (シリアルインターフェース3)

CON3は非同期(調歩同期)シリアルインターフェースです。CPU(EP9307)のUART3と接続されています。 GPIOとRXD3には弱プルアップが内蔵されています。GPIOの電気的仕様は表5.10「パラレルインターフェース1の電気的仕様」をご覧ください。

  • 信号入出力レベル:3.3V I/Oレベル

  • 最大データ転送レート:230.4kbps

  • フロー制御:なし

  • FIFO:送受信ともに16バイト内蔵

表5.5 CON3 信号配列

ピン番号信号名I/O機   能
1GPIOIn/OutEP9307のEGPIO3(Port A:3)ピンに接続
2RXD3InEP9307内蔵のUART3-RXDピンに接続
3TXD3OutEP9307内蔵のUART3-TXDピンに接続
4+3.3VPower電源(+3.3V)[a]
5GNDPower電源(GND)

[a] 最大出力電流については、「+3.3Vの最大出力電流及び電圧精度について」をご覧ください。


5.4.2. Armadillo-240 (シリアルインターフェース1)

CON3は非同期(調歩同期)シリアルインターフェースです。CPU(EP9307)のUART1と接続されています。 GPIOとRXD1には弱プルアップが内蔵されています。GPIOの電気的仕様は表5.10「パラレルインターフェース1の電気的仕様」をご覧ください。

  • 信号入出力レベル:3.3V I/Oレベル

  • 最大データ転送レート:230.4kbps

  • フロー制御:なし

  • FIFO:送受信ともに16バイト内蔵

表5.6 CON3 信号配列

ピン番号信号名I/O機   能
1GPIOIn/OutEP9307のEGPIO3(Port A:3)ピンに接続
2RXD1InEP9307内蔵のUART1-RXDピンに接続
3TXD1OutEP9307内蔵のUART1-TXDピンに接続
4+3.3VPower電源(+3.3V)[a]
5GNDPower電源(GND)

[a] 最大出力電流については、「+3.3Vの最大出力電流及び電圧精度について」をご覧ください。


5.5. CON4 (シリアルインターフェース2)

CON4は非同期(調歩同期)シリアルインターフェースです。CPU(EP9307)のUART2と接続されています。 GPIOとRXD2には弱プルアップが内蔵されています。GPIOの電気的仕様は表5.10「パラレルインターフェース1の電気的仕様」をご覧ください。

  • 信号入出力レベル:3.3V I/Oレベル

  • 最大データ転送レート:230.4kbps

  • フロー制御:なし

  • FIFO:送受信ともに16バイト内蔵

表5.7 CON4 信号配列

ピン番号信号名I/O機   能
1GPIOIn/OutEP9307のEGPIO2(Port A:2)ピンに接続
2RXD2InEP9307内蔵のUART2-RXDピンに接続
3TXD2OutEP9307内蔵のUART2-TXDピンに接続
4+3.3VPower電源(+3.3V)[a]
5GNDPower電源(GND)

[a] 最大出力電流については、「+3.3Vの最大出力電流及び電圧精度について」をご覧ください。


5.6. CON5 (USBインターフェース)

CON5はUSBインターフェースです。CPU(EP9307)のUSB0とUSB1に接続されています。

  • データ転送モード: USB2.0 Full Speed(12Mbps)、Low Speed(1.5Mbps)

  • 供給電源:電圧+5V 、電流500mA(max)

  • コネクタ形状:Type-A (2ポートスタック型)

表5.8 CON5 信号配列

ピン番号信号名I/O機   能
1+5VPower電源 (+5V, 最大500mAの供給可能)
2USB0-In/OutUSB0のマイナス側信号
3USB0+In/OutUSB0のプラス側信号
4GNDPower電源 (GND)
5+5VPower電源 (+5V, 最大500mAの供給可能)
6USB1-In/OutUSB1のマイナス側信号
7USB1+In/OutUSB1のプラス側信号
8GNDPower電源 (GND)

5.7. CON6 (リザーブ端子)

CON6はリザーブ(予備)端子です。こちらの端子には何も接続しないでください。

5.8. CON7 (パラレルインターフェース1)

CON7は汎用入出力ポートです。CPU(EP9307)のGPIO(General Purpose I/O)と接続されています。EP9307内のPADR(Port A data register I/O:0x8084 0000番地)、PADDR(Port A data direction register I/O:0x8084 0010番地)、PBDR(Port B data register I/O:0x8084 0004番地)、PBDDR(Port B data direction register I/O:0x8084 0014番地)を使用して制御することができます。全ポートには弱プルアップが内蔵されています。なお、EP9307のPort B:4~7は、内部回路で使用しているのでユーザ側で制御しないでください。

表5.9 CON7信号配列

ピン番号信号名I/O機   能
1GNDPower電源(GND)
2+3.3VPower電源(+3.3V)[a]
3GPIO_0In/Out

汎用入出力ポート0

(EP9307のEGPIO4(Port A:4)ピンに接続)

4GPIO_1In/Out

汎用入出力ポート1

(EP9307のEGPIO5(Port A:5)ピンに接続)

5GPIO_2In/Out

汎用入出力ポート2

(EP9307のEGPIO6(Port A:6)ピンに接続)

6GPIO_3In/Out

汎用入出力ポート3

(EP9307のEGPIO7(Port A:7)ピンに接続)

7GPIO_4In/Out

汎用入出力ポート4

(EP9307のEGPIO8(Port B:0)ピンに接続)

8GPIO_5In/Out

汎用入出力ポート5

(EP9307のEGPIO9(Port B:1)ピンに接続)

9GPIO_6In/Out

汎用入出力ポート6

(EP9307のEGPIO10(Port B:2)ピンに接続)

10GPIO_7In/Out

汎用入出力ポート7

(EP9307のEGPIO11(Port B:3)ピンに接続)

[a] 最大出力電流については、「+3.3Vの最大出力電流及び電圧精度について」をご覧ください。


 パラレルインターフェース1の電気的仕様は次の通りです。

表5.10 パラレルインターフェース1の電気的仕様

SymbolParameterMinTypMaxUnitConditions
VIHCMOS Input high voltage0.65×VDDIO VDDIO+0.3VVDDIO=3.3V
VILCMOS Input low voltage-0.3 0.35×VDDIOVVDDIO=3.3V
VOHCMOS Output high voltage2.8  VIOH=4mA
VOLCMOS Output low voltage  0.5VIOL=-4mA
IOHHigh level Output current  4mA 
IOLLow level Output current  -4mA 
IILInput leakage current  10.0μAVIN=VDD or GND
-Weak pull-up current 68 μA

VIN=GND

VDDIO=3.3V

(参考値)


5.9. CON8 (EP9307 JTAGインターフェース)

CON8はCPU(EP9307)のJTAGポートと接続されています[4]

表5.11 CON8信号配列

ピン番号信号名I/O機   能
1TRST*InEP9307のJTAG TRST
2TDIInEP9307のJTAG TDI
3TMSInEP9307のJTAG TMS
4TCKInEP9307のJTAG TCK
5TDOOutEP9307のJTAG TDO
6URESET*OutReset
7GNDPower電源 (GND)
8+3.3VPower電源 (+3.3V) [a]

[a] 最大出力電流については、「+3.3Vの最大出力電流及び電圧精度について」をご覧ください。


5.10. CON9 (VGAコネクタ)

 CON9は汎用のディスプレイを接続する為のVGAコネクタ (ミニD-Sub15ピン) です。汎用のCRT、液晶ディスプレイを接続することが出来ます。CPU(EP9307)とビデオD/AコンバータIC間は、18bitデジタルRGBで接続されています。

表5.12 CON9信号配列

ピン番号信号名I/O機   能
1REDOutアナログ 色信号 (赤)
2GREENOutアナログ 色信号 (緑)
3BLUEOutアナログ 色信号 (青)
4-- 
5GNDPower信号接地 (GND)
6GNDPower信号接地 (GND)
7GNDPower信号接地 (GND)
8GNDPower信号接地 (GND)
9-- 
10GNDPower信号接地 (GND)
11-- 
12-- 
13H_SYNCOut水平同期信号
14V_SYNCOut垂直同期信号
15-- 

表5.13 解像度と水平周波数

解像度色数水平周波数 (垂直周波数)
640×4808/16/18bit31.5kHz (60Hz)
800×6008/16/18bit37.9kHz (60Hz)
1024×7688bit48.4kHz (60Hz)

5.11. CON10 (電源入力コネクタ)

CON10はArmadillo-200シリーズに電源を供給するDCジャックです。

入力電圧はDC5V±5%です。ACアダプターのジャック形状はEIAJ RC-5320A準拠(電圧区分2)です。

図 5-4と同じ極性マークのあるものが使用できます。

Armadillo-200シリーズはDCジャックからの電源入力の他に、Power over Ethernet (PoE) [5]での電源入力にも対応しています。

ACアダプターの極性マーク

図5.5 ACアダプターの極性マーク


5.12. CON12 (パラレルインターフェース2)

CON12は汎用入出力ポートです。CPU(EP9307)のGPIO(General Purpose I/O)と接続されています。EP9307内のGPIOレジスタ[6]を使用して制御することができます。全ポートには弱プルアップが内蔵されています。なお、EP9307のPort C:7はLED(D1)の制御ポートとして使用しています。

[警告]

Port D:4~7はNANDフラッシュインターフェースの制御ポートとして使用しているのでユーザ側で制御しないでください。

表5.14 CON12信号配列

ピン番号信号名I/O機   能
1GPIO_8In/Out

汎用入出力ポート8

(EP9307のCOL0(Port D:0)ピンに接続)

2GPIO_9In/Out

汎用入出力ポート9

(EP9307のCOL1(Port D:1)ピンに接続)

3GPIO_10In/Out

汎用入出力ポート10

(EP9307のCOL2(Port D:2)ピンに接続)

4GPIO_11In/Out

汎用入出力ポート11

(EP9307のCOL3(Port D:3)ピンに接続)

5GPIO_12In/Out

汎用入出力ポート12

(EP9307のROW0(Port C:0)ピンに接続)

6GPIO_13In/Out

汎用入出力ポート13

(EP9307のROW1(Port C:1)ピンに接続)

7GPIO_14In/Out

汎用入出力ポート14

(EP9307のROW2(Port C:2)ピンに接続)

8GPIO_15In/Out

汎用入出力ポート15

(EP9307のROW3(Port C:3)ピンに接続)


 パラレルインターフェース2の電気的仕様は次の通りです。

表5.15 パラレルインターフェース2の電気的仕様

SymbolParameterMinTypMaxUnitConditions
VIH

CMOS Input high

voltage

0.65×VDDIO VDDIO+0.3VVDDIO=3.3V
VILCMOS Input low voltage-0.3 0.35×VDDIOVVDDIO=3.3V
VOHCMOS Output high voltage2.8  VIOH=4mA
VOLCMOS Output low voltage  0.5VIOL=-4mA
IOHHigh level Output current  8mA 
IOLLow level Output current  -8mA 
IILInput leakage current  10.0μAVIN=VDD or GND
-Weak pull-up current 68 μA

VIN=GND

VDDIO=3.3V

(参考値)


5.13. CON13, CON16 (シリアルインターフェース1)

CON13とCON16は非同期(調歩同期)シリアルインターフェースです。CPU(EP9307)のUART1と接続されています。CON13とCON16はコネクタの形状とピン配置が違いますが、シリアル信号は共通となっています。

  • 信号入出力レベル:RS232Cレベル

  • 最大データ転送レート:230.4kbps

  • フロー制御:CTS, RTS, DTR, DSR, DCD, RI

  • FIFO:送受信ともに16バイト内蔵

  • CON16はD-Sub9ピンコネクタ

  • CON13は10ピンコネクタ (2×5, 2.54mmピッチ)

表5.16 CON16信号配列

ピン番号信号名I/O機   能
1DCD1InEP9307のEGPIO1(Port A:1)ピンに接続
2RXD1InEP9307内蔵のUART1-RXDピンに接続
3TXD1OutEP9307内蔵のUART1-TXDピンに接続
4DTR1OutEP9307内蔵のUART1-DTRピンに接続
5GNDPower電源(GND)
6DSR1InEP9307内蔵のUART1-DSRピンに接続
7RTS1OutEP9307内蔵のUART1-RTSピンに接続
8CTS1InEP9307内蔵のUART1-CTSピンに接続
9RI1InEP9307のEGPIO0(Port A:0)ピンに接続

表5.17 CON13信号配列

ピン番号信号名I/O機   能
1DCD1InEP9307のEGPIO1(Port A:1)ピンに接続
2DSR1InEP9307内蔵のUART1-DSRピンに接続
3RXD1InEP9307内蔵のUART1-RXDピンに接続
4RTS1OutEP9307内蔵のUART1-RTSピンに接続
5TXD1OutEP9307内蔵のUART1-TXDピンに接続
6CTS1InEP9307内蔵のUART1-CTSピンに接続
7DTR1OutEP9307内蔵のUART1-DTRピンに接続
8RI1InEP9307のEGPIO0(Port A:0)ピンに接続
9GNDPower電源(GND)
10+3.3VPower電源(+3.3V)[a]

[a] 最大出力電流については、「+3.3Vの最大出力電流及び電圧精度について」をご覧ください。


5.14. CON15 (LANインターフェース2)

CON15は10BASE-T/100BASE-TXのLANインターフェースです。カテゴリ5以上のEthernetケーブルを接続することができます。通常はハブに対してストレートケーブルで接続しますが、クロスケーブルを使用して直接パソコン等の機器と接続することもできます。

表5.18 CON15 信号配列

ピン番号信号名I/O機   能
1TX+Out差動のツイストペア送信出力(+)
2TX-Out差動のツイストペア送信出力(-)
3RX+In差動のツイストペア受信入力(+)
4-- 
5-- 
6RX-In差動のツイストペア受信入力(-)
7-- 
8-- 

5.15. D1, D2 (LED)

D1は赤色LEDで、CPU(EP9307)のPort C:7ピンで制御可能です。D2は緑色LEDで、EP9307のPort E:0ピンで制御可能[7]です。

表5.19 D1 赤LEDの状態

Port C:7D1
Low消灯
High点灯

表5.20 D2 緑LEDの状態

Port E:0D2
Low消灯
High点灯

5.16. SW1 (タクトスイッチ)

SW1はタクトスイッチで、CPU(EP9307)のPort F:7ピンで読出可能です。

[警告]

Port F:7ピンは出力モードで使用しないでください。

表5.21 SW1の状態

PortF:7SW1
Lowオン
Highオフ

5.17. JP1, JP2 (起動モード設定ジャンパ)

 JP1とJP2は、Armadillo-200シリーズの起動モードを変更するためのジャンパです。

[警告]

JP2はPort B:7ピンと接続されています。Port B:7ピンは出力モードで使用しないでください。

5.17.1. JP1 (ブートROMの選択)

オープンの状態で「オンボードフラッシュメモリ」、ショートした状態で電源を投入すると「オンチップブートROM」から起動します。

5.17.2. JP2 (ブートLinuxの選択)

ショートした状態で電源を投入するとブートローダ「Hermit-at」コマンドプロンプトを起動します。

表5.22 ジャンパの設定と動作

JP1JP2ブート時の動作
オープンオープンオンボードフラッシュメモリのLinuxカーネルを起動
オープンショートブートローダ「Hermit-at」コマンドプロンプトを起動
ショート-オンチップブートROMのプログラムを起動

5.18. LANコネクタLED

 LANコネクタCON2/CON15のLEDはLANの状態を表します。

表5.23 LANコネクタLEDの状態

LED名 称点   灯消   灯
緑色LINKLANケーブルが接続されており、10BASE-Tまたは100BASE-TXのリンクが確立されている。LANケーブルが接続されていないか、接続している相手の状態がActiveな状態ではない。
黄色ACTデータ送受信時非データ送受信時



[3] PoEによる電源供給には、オプションPoEモジュールの実装が必要となります。

[4] このインターフェースを使用する場合の動作は保証されておりません。

[5] PoEによる電源供給には、オプションPoEモジュールの実装が必要となります。

[6] 詳しくは、「GPIO資料」をご覧ください。

[7] D2はEP9307の内蔵ROM起動時にステータスLEDとして機能した後に、GPIO Port Eとして設定することが可能です。