node-eyeのリモートコンフィグ機能は、SACMのモジュールを使用しています。そのため、この章では "node-eye におけるモジュールについて" 説明します。
4.5.1. node-eye におけるモジュールについて
モジュールは Armadillo のユーザーランドに配置された start/stop/reconfig/command といった オペレーション を受け付けるスクリプトとして実装されています。
モジュールにはバイナリモジュール(BIN module)、コマンドラインインターフェースモジュール(CLI module)の2種類あります。 Armadillo-IoT ゲートウェイ スタンダードモデル G2 では、16個のモジュールが用意されています。
表4.3 モジュールのタイプとその用途
No. | Module type | 用途 |
---|
0 - 3 | CLI module | アットマークテクノが提供する機能に使用 |
4 - 7 | CLI module | お客様が自由に使用 |
8 - 11 | BIN module | お客様が自由に使用 |
12 - 15 | CLI module | お客様が自由に使用 |
CLI
moduleは、SACM上で直接、モジュールのコンフィグを編集、参照することができます。
バイナリモジュールは、SACM上でコンフィグの内容を直接参照することはできず、ダウンロードとアップロードのみが可能です。
また、コマンドラインインターフェースモジュールのコンフィグで扱えるのは、US-ASCII
のテキストのみに限られます。
日本語などのマルチバイト文字が含まれる場合、バイナリモジュールで取り扱う必要があります。
モジュールのコンフィグについては
SACM コンフィグの概念
を参照してください。
モジュール0 ~
3はアットマークテクノが提供する機能(ネットワーク設定、ファームウェア管理など)に使用しています。
モジュール0 ~
3に変更を加えることは可能ですが、変更を加えた場合にはアットマークテクノから提供する機能(サービス等)を受けられなくなる場合があります。
現在、アットマークテクノから提供しているモジュールを表に示します。
表4.4 アットマークテクノが提供しているモジュール一覧
No. | Module type | Module name | 用途 |
---|
0 | CLI module | ネットワークモジュール | ネットワークインターフェースの設定に使用 |
1 | CLI module | ファームウェアモジュール | ファームウェアアップデートに使用 |
モジュールに関する詳細な情報は、別途
SACM モジュールの概念
を参照してください。