第3章 動作確認に必要な環境をそろえる

本章では、Armadillo-WLAN評価セット(AWL13対応)の動作を確認するために必要な環境について説明します。

3.1. 必要な機材を用意する

Armadillo-WLAN評価セット(AWL13対応)の動作を確認するためには、以下の機材が必要です。

ホストPC

Debian GNU/Linux 6.0(コードネーム squeeze) x86アーキテクチャ用が動作し、1ポート以上のUSBインターフェースを持つPCです。[3]

USBケーブル(Aオス - Bオス)

Armadillo-WLAN評価ボード(AWL13対応)と、ホストPCを接続するためのUSBケーブルです。Armadillo-WLAN評価セット(AWL13対応)に付属しています。

ACアダプター(5V/2A)

Armadillo-WLAN評価ボード(AWL13対応)に接続するACアダプターです。USBバスパワーで動作しない場合に使用できます。Armadillo-WLAN評価セット(AWL13対応)に付属しています。

無線LANアクセスポイント

IEEE 802.11b/g/nのいずれかの規格に対応した無線LANアクセスポイントです。

接続確認用PC

無線LANアクセスポイントに接続され、pingの応答を許可するように設定したPC[4]です。

3.2. 動作確認用のネットワーク接続例

本書では、図3.1「接続図」に示すネットワークにArmadillo-WLAN評価セット(AWL13対応)を接続することを例として説明しています。ネットワーク接続の環境が違う場合は、適宜読み替えてください。

接続図

図3.1 接続図


3.3. アクセスポイントの設定を確認する

AWL13をアクセスポイントに接続するためには、アクセスポイントの設定を確認しておく必要があります。アクセスポイントの設定を調べ、表3.1「アクセスポイントの設定」に記入してください。

表3.1 アクセスポイントの設定

設定項目設定値
SSID 
チャンネル 
暗号化方式[a] 
暗号化キー[b] 

[a] WEP、WPA-PSK、WPA2-PSKなどの暗号化方式を確認してください。

[b] 暗号化方式がWEPの場合はWEPキー、暗号化方式がWPA-PSKまたはWPA2-PSKの場合はパスフレーズを確認してください。


3.4. 動作確認用PCの設定を確認する

無線LANアクセスポイントに接続したAWL13が、正しく接続されているかを確認するために、動作確認用PCの設定を確認しておく必要があります。動作確認用PCのIPアドレスを調べ表3.2「動作確認用PCの設定」に記入してください。

表3.2 動作確認用PCの設定

設定項目設定値
IPアドレス 



[3] Debian GNU/Linux 6.0 (コードネーム squeeze) x86アーキテクチャ用が動作するPCが用意できていない場合は、Debian JP Project(http://www.debian.or.jp)のページを参照し、PCにDebian GNU/Linux 6.0 (コードネーム squeeze)をインストールしてください。

[4] ファイアーウォールの設定により、pingの応答を許可していない場合があります。その場合は、ファイアーウォールのマニュアル等を参照し、pingの応答を許可するように設定してください。