第20章 設計情報

20.1. アドオンモジュールの設計

20.1.1. 基板形状

スタンダードモデルG2の標準筐体に組み込む場合の、アドオンモジュールの推奨基板寸法は図20.1「アドオンモジュール推奨基板寸法(B面)」のとおりです[36]。 ベースボード上には、アドオンモジュール固定用の穴が12箇所あります。アドオンモジュールのサイズに合わせて固定用穴を設けてください。

ベースボードとの接続コネクタは、アドオンインターフェース CON1側に実装します。

アドオンモジュール推奨基板寸法(B面)
[Unit : mm]

図20.1 アドオンモジュール推奨基板寸法(B面)


アドオンインターフェースの一方に、弊社製アドオンモジュールを搭載する場合の、アドオンモジュールの推奨基板寸法は図20.2「アドオンモジュール推奨基板寸法(B面、一方に弊社製アドオンモジュールを搭載)」のとおりとなります[36]

アドオンモジュール推奨基板寸法(B面、一方に弊社製アドオンモジュールを搭載)
[Unit : mm]

図20.2 アドオンモジュール推奨基板寸法(B面、一方に弊社製アドオンモジュールを搭載)


ベースボードの固定穴はGNDに接続されています。絶縁等でGND分離が必要な場合はキリ穴で設計してください。

20.1.2. 部品の搭載制限

スタンダードモデルG2標準筐体に組み込む場合の、部品の搭載制限は図20.3「部品の搭載制限」のとおりとなります。 緑の丸で囲まれた領域は、A面、B面共に部品搭載禁止です。

部品の搭載制限
[Unit : mm]

1

最大部品高さ0.8mm(A面)

2

最大部品高さ5.5mm(A面)

3

最大部品高さ7.5mm(A面)

4

最大部品高さ3.0mm(A面)

5

最大部品高さ13.5mm(A面)

6

最大部品高さ15.1mm(B面、基板厚さを含む)

7

部品搭載禁止領域(A面、B面)

図20.3 部品の搭載制限


アドオンインターフェースの一方に、弊社製アドオンモジュールを搭載する場合の、部品の搭載制限は図20.4「部品の搭載制限(一方に弊社製アドオンモジュールを搭載)」のとおりとなります。 緑の丸で囲まれた領域は、A面、B面共に部品搭載禁止です。

部品の搭載制限(一方に弊社製アドオンモジュールを搭載)
[Unit : mm]

1

最大部品高さ0.8mm(A面)

2

最大部品高さ7.5mm(A面)

3

最大部品高さ13.5mm(A面)

4

最大部品高さ15.1mm(B面、基板厚さを含む)

5

部品搭載禁止領域(A面、B面)

図20.4 部品の搭載制限(一方に弊社製アドオンモジュールを搭載)


20.1.3. 接続コネクタ

ベースボードとの接続コネクタは、HIROSE ELECTRIC製DF17(4.0)-60DP-0.5V(57)を搭載してください。ピン配置は図20.5「ベースボードとの接続コネクタのピン配置(A面)」のとおりです。

ベースボードとの接続コネクタのピン配置(A面)

図20.5 ベースボードとの接続コネクタのピン配置(A面)


ピン機能については、Armadilloサイトからダウンロード可能な『Armadillo-IoT ベースボード マルチプレクス表』をご確認ください。

20.2. ESD/雷サージ

ESD耐性を向上させるための情報を以下に記載します。

[ティップ]

Armadillo-IoTゲートウェイ スタンダードモデルG2の標準筐体には、SDスロットキャップ、SIMスロットキャップが添付されています。 ESD耐性向上のため、キャップを取り付けての使用を推奨します。

Armadillo-IoTを組み込んだ機器、またはArmadillo-IoTとLANケーブル等で接続された機器を屋外に設置する場合には、以下の点にご注意ください。

[ティップ]

Armadillo-IoTに接続されたケーブルが屋外に露出するような設置環境では、ケーブルに侵入した雷サージ等のストレスによりインターフェース回路が破壊される場合があります。ストレスへの耐性を向上させるには、Armadillo-IoTと外部機器同士のGND接続を強化することおよびシールド付のケーブルを使用することが効果的です。



[36] 接続コネクタの実装面をA面、裏面をB面とし、B面側から見た図となります。