第16章 インターフェース仕様

Armadillo-IoTゲートウェイ スタンダードモデル G2のインターフェース仕様について説明します。

16.1. インターフェースレイアウト

Armadillo-IoTゲートウェイ スタンダードモデル G2は、Armadillo-IoTゲートウェイ ベースボードとArmadillo-410で構成されます。

Armadillo-IoTゲートウェイ ベースボード インターフェースレイアウト(A面)

図16.1 Armadillo-IoTゲートウェイ ベースボード インターフェースレイアウト(A面)


表16.1 Armadillo-IoTゲートウェイ ベースボード 搭載コネクタ、スイッチ型番一覧(A面)[28]

部品番号インターフェース名型番メーカー
CON1アドオンインターフェースDF17(4.0)-60DS-0.5V(57)HIROSE ELECTRIC
CON2アドオンインターフェースDF17(4.0)-60DS-0.5V(57)HIROSE ELECTRIC
CON3Armadillo-410インターフェースDF40HC(3.0)-100DS-0.4V(51)HIROSE ELECTRIC
CON5WLANインターフェースAXK6F34347YG-EPanasonic
CON6LANインターフェース08B0-1X1T-36-FBel Fuse
CON7USBホストインターフェースUBA-4R-D14T-4DJ.S.T. Mfg.
CON8デバッグUSBインターフェースA2-4PA-2.54DSA(71)HIROSE ELECTRIC
CON10WWAN拡張インターフェースDF12(3.0)-30DP-0.5V(86)HIROSE ELECTRIC
CON12PMIC ON/OFFインターフェースBM02B-ACHSS-GAN-ETFJ.S.T. Mfg.
CON13RTC外部バックアップインターフェースSMTU2032-LFRENATA
CON14電源入力インターフェースPJ-102AHCUI
CON15電源入力インターフェースS02B-PASK-2(LF)(SN)J.S.T. Mfg.
CON16電源出力インターフェースBM02B-PASS-1-TFT(LF)(SN)J.S.T. Mfg.
CON17タッチスクリーンインターフェースA2-4PA-2.54DSA(71)HIROSE ELECTRIC
CON183GアンテナインターフェースU.FL-R-SMT-1HIROSE ELECTRIC
CON19GPSアンテナインターフェースU.FL-R-SMT-1HIROSE ELECTRIC
SW1ユーザースイッチ1SKHHLRA010ALPS ELECTRIC
SW2ユーザースイッチ2SKHHLRA010ALPS ELECTRIC
SW3ユーザースイッチ3SKHHLRA010ALPS ELECTRIC
SW4リセットスイッチSKHHLUA010ALPS ELECTRIC
TH1Armadillo-410用スタッドTH-1.6-3.0-M2Mac-Eight
TH2
TH3アドオンモジュール用スタッドKRB-2008Hirosugi-Keiki
TH5
TH8
TH10
TH12
TH14
TH17WLANモジュール用スタッドTH-1.6-1.5-M2Mac-Eight
TH18
TH15WWAN拡張インターフェース用スタッドTH-1.6-3.0-M2Mac-Eight
TH33

[28] すべての部品が実装されているわけではありません。製品型番により、部品の実装/未実装が違います。


インターフェースレイアウト(B面)

図16.2 インターフェースレイアウト(B面)


表16.2 Armadillo-IoTゲートウェイ ベースボード 搭載コネクタ、スイッチ、LED型番一覧(B面)[29]

部品番号インターフェース名型番メーカー
CON4SDインターフェースDM1B-DSF-PEJ(82)HIROSE ELECTRIC
CON9デバッグシリアルインターフェースDF13A-7P-1.25H(51)HIROSE ELECTRIC
CON11microSIMインターフェースCIM-J78MITSUMI
LED13G LEDSML-A12P8TROHM
LED2ユーザーLED2SML-A12P8TROHM
LED3ユーザーLED1SML-A12P8TROHM
LED4ユーザーLED3SML-A12P8TROHM
LED5ユーザーLED4SML-A12P8TROHM

[29] すべての部品が実装されているわけではありません。製品型番により、部品の実装/未実装が違います。


Armadillo-410 インターフェースレイアウト

図16.3 Armadillo-410 インターフェースレイアウト


表16.3 Armadillo-410 搭載コネクタ型番

部品番号インターフェース名型番メーカー
CON1microSDインターフェースSDHK-8BNS-K-303-TB(HF)J.S.T. Mfg.
CON2拡張インターフェースDF40C-100DP-0.4V(51)HIROSE ELECTRIC
CON13電源入力インターフェースBM03B-ACHSS-GAN-ETFJ.S.T. Mfg.
CON15起動モード設定インターフェースBM02B-ACHSS-GAN-ETFJ.S.T. Mfg.
LED5ユーザーLEDSML-310YTT86ROHM

[ティップ]

Armadillo-410のインターフェース詳細につきましては『Armadillo-410ハードウェアマニュアル』をご参照ください。

16.2. CON1 アドオンインターフェース

CON1は機能拡張用のインターフェースです。

搭載コネクタ

DF17(4.0)-60DS-0.5V(57)/HIROSE ELECTRIC

対向コネクタ例

DF17(4.0)-60DP-0.5V(57)/HIROSE ELECTRIC

許容電流

0.3A(端子1本あたり)

表16.4 CON1 信号配列

ピン番号ピン名I/O説明
1GNDPower電源(GND)
2GNDPower電源(GND)
3EXTIO22In/Out拡張入出力、i.MX257のGPIO_Cピンに接続
4EXTIO23In/Out拡張入出力、i.MX257のGPIO_Dピンに接続
5PWMO1In/Out拡張入出力、i.MX257のPWMピンに接続
6EXTIO1In/Out拡張入出力、i.MX257のRTCKピンに接続
7EXTIO35In/Out拡張入出力、i.MX257のUART1_RXDピンに接続
8EXTIO36In/Out拡張入出力、i.MX257のUART1_TXDピンに接続
9EXTIO37In/Out拡張入出力、i.MX257のUART1_RTSピンに接続
10EXTIO38In/Out拡張入出力、i.MX257のUART1_CTSピンに接続
11EXTIO12In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D9ピンに接続
12EXTIO3In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D2ピンに接続
13EXTIO5In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D3ピンに接続
14EXTIO7In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D4ピンに接続
15EXTIO9In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D5ピンに接続
16EXTIO25In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_ROW0ピンに接続
17EXTIO26In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_ROW1ピンに接続
18EXTIO27In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_ROW2ピンに接続
19EXTIO28In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_ROW3ピンに接続
20EXTIO29In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL0ピンに接続
21EXTIO30In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL1ピンに接続
22EXTIO31In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL2ピンに接続
23EXTIO32In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL3ピンに接続
24EXTIO33In/Out拡張入出力、i.MX257のGPIO_Aピンに接続
25EXTIO34In/Out拡張入出力、i.MX257のGPIO_Bピンに接続
26GNDPower電源(GND)
27GNDPower電源(GND)
28+3.3V_IOPower電源(+3.3V_IO)
29+3.3VPower電源(+3.3V)
30+5VPower電源(+5V)
31DETECT_CON1Out1kΩでプルダウン
32LCD_LD17In/Out拡張入出力、i.MX257のGPIO_Fピンに接続
33LCD_LD16In/Out拡張入出力、i.MX257のGPIO_Eピンに接続
34LCD_LD15In/Out拡張入出力、i.MX257のLD15ピンに接続
35LCD_LD14In/Out拡張入出力、i.MX257のLD14ピンに接続
36LCD_LD13In/Out拡張入出力、i.MX257のLD13ピンに接続
37LCD_LD12In/Out拡張入出力、i.MX257のLD12ピンに接続
38LCD_LD11In/Out拡張入出力、i.MX257のLD11ピンに接続
39LCD_LD10In/Out拡張入出力、i.MX257のLD10ピンに接続
40LCD_LD9In/Out拡張入出力、i.MX257のLD9ピンに接続
41LCD_LD8In/Out拡張入出力、i.MX257のLD8ピンに接続
42LCD_LD7In/Out拡張入出力、i.MX257のLD7ピンに接続
43LCD_LD6In/Out拡張入出力、i.MX257のLD6ピンに接続
44LCD_LD5In/Out拡張入出力、i.MX257のLD5ピンに接続
45LCD_LD4In/Out拡張入出力、i.MX257のLD4ピンに接続
46LCD_LD3In/Out拡張入出力、i.MX257のLD3ピンに接続
47LCD_LD2In/Out拡張入出力、i.MX257のLD2ピンに接続
48LCD_LD1In/Out拡張入出力、i.MX257のLD1ピンに接続
49LCD_LD0In/Out拡張入出力、i.MX257のLD0ピンに接続
50LCD_OE_ACDIn/Out拡張入出力、i.MX257のOE_ACDピンに接続
51LCD_VSYNIn/Out拡張入出力、i.MX257のVSYNCピンに接続
52LCD_HSYNIn/Out拡張入出力、i.MX257のHSYNCピンに接続
53LCD_LSCLKIn/Out拡張入出力、i.MX257のLSCLKピンに接続
54GNDPower電源(GND)
55PMIC_ONOFFInパワーマネジメントICのON/OFF用信号、CON12の2ピンに接続
56USB_VBUSPower電源(VBUS)
57USB_VBUSPower電源(VBUS)
58GNDPower電源(GND)
59EXT_USB_HS_DPIn/OutUSB1のプラス側信号、マルチプレクサを経由してi.MX257のUSBPHY1_DPピンに接続
60EXT_USB_HS_DMIn/OutUSB1のマイナス側信号、マルチプレクサを経由してi.MX257のUSBPHY1_DMピンに接続

[ティップ]

18章アドオンモジュールで紹介しているアドオンモジュール等を接続することが可能です。

16.3. CON2 アドオンインターフェース

CON2は機能拡張用のインターフェースです。

搭載コネクタ

DF17(4.0)-60DS-0.5V(57)/HIROSE ELECTRIC

対向コネクタ例

DF17(4.0)-60DP-0.5V(57)/HIROSE ELECTRIC

許容電流

0.3A(端子1本あたり)

表16.5 CON2 信号配列

ピン番号ピン名I/O説明
1GNDPower電源(GND)
2GNDPower電源(GND)
3NC-未接続
4NC-未接続
5NC-未接続
6NC-未接続
7EXTIO37In/Out拡張入出力、i.MX257のUART1_RTSピンに接続
8EXTIO38In/Out拡張入出力、i.MX257のUART1_CTSピンに接続
9NC-未接続
10NC-未接続
11NC-未接続
12EXTIO7In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D4ピンに接続
13EXTIO9In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D5ピンに接続
14NC-未接続
15NC-未接続
16EXTIO3In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D2ピンに接続
17EXTIO5In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D3ピンに接続
18EXTIO7In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D4ピンに接続
19EXTIO9In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D5ピンに接続
20EXTIO29In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL0ピンに接続
21EXTIO30In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL1ピンに接続
22EXTIO31In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL2ピンに接続
23EXTIO32In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL3ピンに接続
24EXTIO22In/Out拡張入出力、i.MX257のGPIO_Cピンに接続
25EXTIO23In/Out拡張入出力、i.MX257のGPIO_Dピンに接続
26GNDPower電源(GND)
27GNDPower電源(GND)
28+3.3V_IOPower電源(+3.3V_IO)
29+3.3VPower電源(+3.3V)
30+5VPower電源(+5V)
31DETECT_CON2Out+3.3V_IOで1kΩプルアップ
32EXTIO1In/Out拡張入出力、i.MX257のRTCKピンに接続
33PWMO1In/Out拡張入出力、i.MX257のPWMピンに接続
34EXTIO9In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D5ピンに接続
35EXTIO7In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D4ピンに接続
36EXTIO5In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D3ピンに接続
37EXTIO3In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D2ピンに接続
38EXTIO38In/Out拡張入出力、i.MX257のUART1_CTSピンに接続
39EXTIO37In/Out拡張入出力、i.MX257のUART1_RTSピンに接続
40EXTIO36In/Out拡張入出力、i.MX257のUART1_TXDピンに接続
41EXTIO35In/Out拡張入出力、i.MX257のUART1_RXDピンに接続
42EXTIO32In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL3ピンに接続
43EXTIO31In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL2ピンに接続
44EXTIO30In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL1ピンに接続
45EXTIO29In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_COL0ピンに接続
46EXTIO28In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_ROW3ピンに接続
47EXTIO27In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_ROW2ピンに接続
48EXTIO26In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_ROW1ピンに接続
49EXTIO25In/Out拡張入出力、i.MX257のKPP_ROW0ピンに接続
50EXTIO12In/Out拡張入出力、i.MX257のCSI_D9ピンに接続
51NC-未接続
52NC-未接続
53NC-未接続
54GNDPower電源(GND)
55PMIC_ONOFFInパワーマネジメントICのON/OFF用信号、CON12の2ピンに接続
56NC-未接続
57NC-未接続
58GNDPower電源(GND)
59NC-未接続
60NC-未接続

[ティップ]

18章アドオンモジュールで紹介しているアドオンモジュール等を接続することが可能です。

[警告]

CON1との共有ピン、CON2内での共有ピンが多数ありますので、ご注意ください。

16.4. CON3 Armadillo-410インターフェース

CON3はArmadillo-410接続用のインターフェースです。ピンアサインにつきましては『Armadillo-410ハードウェアマニュアル』をご参照ください。

16.5. CON4 SDインターフェース

CON4はSDインターフェースです。

搭載コネクタ

DM1B-DSF-PEJ(82)/HIROSE ELECTRIC

表16.6 CON4 信号配列

ピン番号ピン名I/O説明
1CD/DAT3In/Outデータバス(bit3)、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_PIXCLKピンに接続
2CMDIn/OutSDコマンド/レスポンス、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_D6ピンに接続
3VSSPower電源(GND)
4VDDPower電源(+3.3V)
5CLKOutSDクロック、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_D7ピンに接続
6VSSPower電源(GND)
7DAT0In/Outデータバス(bit0)、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_MCLKピンに接続
8DAT1In/Outデータバス(bit1)、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_VSYNCピンに接続
9DAT2In/Outデータバス(bit2)、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_HSYNCピンに接続

表16.7 CON4 カード検出、ライトプロテクト

項目説明
カード検出

マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_D8ピンに接続

(Low: カード挿入、High: カード未挿入)

ライトプロテクト検出

マルチプレクサを経由してi.MX257のCLKOピンに接続

(Low: 書き込み可能、High: 書き込み不可能)


[警告]

障害や破損を引き起こす場合がありますので、コネクタに過大な外力を加えないようにしてください。

16.6. CON5 WLANインターフェース

CON5はArmadillo-WLAN(AWL13)の接続用インターフェースです。SDIO起動モードで動作するよう設定されています。

搭載コネクタ

AXK6F34347YG-E/Panasonic

対向コネクタ例

AXK5F34347YG/Panasonic

表16.8 CON5 信号配列

ピン番号ピン名I/O説明
1SDDATA1In/OutSDIOデータ(bit1)、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_VSYNCピンに接続
2SDDATA0In/OutSDIOデータ(bit0)、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_MCLKピンに接続
3GNDPower電源(GND)
4GNDPower電源(GND)
5USB_DM-未接続
6USB_DP-未接続
7SDCLKOutSDIOクロック、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_D7ピンに接続
8VCCPower電源(+3.3V)
9NC-未接続
10SDCMDIn/OutSDIOコマンド、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_D6ピンに接続
11SDDATA3In/OutSDIOデータ(bit3)、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_PIXCLKピンに接続
12SDDATA2In/OutSDIOデータ(bit2)、マルチプレクサを経由してi.MX257のCSI_HSYNCピンに接続
13UART_RXD-未接続
14UART_TXD-未接続
15BOOT_SEL1Out起動モード設定、SDIOモードに設定
16BOOT_SEL0Out
17HOST_SELOut
18FLASH_RXD-未接続
19FLASH_CSB-未接続
20FLASH_CLK-未接続
21FLASH_TXDOutGNDに47kΩプルダウン
22FLASH_SEL-未接続
23GPIO0-未接続
24GPIO1-未接続
25M_ANA-未接続
26GPIO2-未接続
27GPIO6-未接続
28HRSTOut+3.3Vに接続
29PRST-未接続
30TMS-未接続
31TCK-未接続
32TDI-未接続
33TDO-未接続
34TRSTB-未接続

16.7. CON6 LANインターフェース

CON6は10BASE-T/100BASE-TXのLANインターフェースです。カテゴリ5以上のイーサネットケーブルを接続することができます。 AUTO-MDIX機能を搭載しており、ストレートケーブルまたはクロスケーブルを自動認識して送受信端子を切り替えます。

搭載コネクタ

08B0-1X1T-36-F/Bel Fuse

表16.9 CON6 信号配列

ピン番号ピン名I/O説明
1TX+In/Out送信出力 差動ペア(+)
2TX-In/Out送信出力 差動ペア(-)
3RX+In/Out受信入力 差動ペア(+)
4--CON6 5ピンと接続後に75Ω終端
5--CON6 4ピンと接続後に75Ω終端
6RX-In/Out受信入力 差動ペア(-)
7--CON6 8ピンと接続後に75Ω終端
8--CON6 7ピンと接続後に75Ω終端

表16.10 LANコネクタLED

名称(色)状態説明
LINK_LED(緑色)消灯リンクが確立されていない
点灯リンクが確立されている
ACTIVITY_LED(黄色)消灯データを送受信していない
点灯データを送受信している

[警告]

次のように有線LAN インターフェースが無効化されている場合、LANコネクタLEDの状態は変化しません。

[armadillo ~]# ifdown eth0

16.8. CON7 USBホストインターフェース

CON7はUSBホストインターフェースです。

搭載コネクタ

UBA-4R-D14T-4D/J.S.T. Mfg.

表16.11 CON7 信号配列

ピン番号ピン名I/O説明
1USB_VBUSPowerUSB電源(VBUS)
2D-In/OutUSBマイナス側信号、マルチプレクサを経由してi.MX257のUSBPHY1_DMピンに接続
3D+In/OutUSBプラス側信号、マルチプレクサを経由してi.MX257のUSBPHY1_DPピンに接続
4GNDPower電源(GND)

16.9. CON8 デバッグUSBインターフェース

CON8は3Gモジュールデバッグ用のUSBインターフェースです。

搭載コネクタ

A2-4PA-2.54DSA(71)/HIROSE ELECTRIC

表16.12 CON8 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1NC-未接続
2EXT_3G_USB_DMIn/Out3GモジュールのUSBマイナス側信号、3GモジュールのUSB_D-ピンに接続
3EXT_3G_USB_DPIn/Out3GモジュールのUSBプラス側信号、3GモジュールのUSB_D+ピンに接続
4GNDPower電源(GND)

16.10. CON9 デバッグシリアルインターフェース

CON3はArmadillo-410、3Gモジュールのデバッグ用のシリアルインターフェースです。接続先をCON9の6ピンで切り替えて使用します。

搭載コネクタ

DF13A-7P-1.25H(51)/HIROSE ELECTRIC

対向コネクタ例

DF13-7S-1.25C/HIROSE ELECTRIC

信号レベル

3.3V CMOS

許容電流

1A(端子1本あたり)

表16.13 CON9 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1DEBUG_UART_RXDIn受信データ、マルチプレクサ等を経由してi.MX257のUART2_RXDピン、3GモジュールのUART1_TXピン、CON10の14ピンに接続
2GNDPower電源(GND)
3DEBUG_UART_TXDOut送信データ、マルチプレクサ等を経由してi.MX257のUART2_TXDピン、3GモジュールのUART1_RXピン、CON10の15ピンに接続
4+3.3V_CPUPower電源(+3.3V_CPU)
5DEBUG_UART_CTSIn送信可能、マルチプレクサ等を経由してi.MX257のUART2_RTSピン、3GモジュールのUART1_RTSピン、CON10の12ピンに接続
6A410/3G_SELIn

マルチプレクサのセレクトピン、i.MX257のNF_CE0ピンに接続

(Low: Armadillo-410 保守モード、High: 3G)

7DEBUG_UART_RTSOut送信要求、マルチプレクサ等を経由してi.MX257のUART2_CTSピン、3GモジュールのUART1_CTSピン、CON10の13ピンに接続

16.11. CON10 WWAN拡張インターフェース

CON10はWWAN拡張用のインターフェースです。

搭載コネクタ

DF12(3.0)-30DP-0.5V(86)/HIROSE ELECTRIC

対向コネクタ例

DF12(3.0)-30DS-0.5V(86)/HIROSE ELECTRIC

信号レベル

3.3V CMOS[30]

表16.14 CON10 信号配列

ピン番号ピン名I/O説明
1GNDPower電源(GND)
2GNDPower電源(GND)
3GNDPower電源(GND)
4GNDPower電源(GND)
5GNDPower電源(GND)
6GNDPower電源(GND)
7GNDPower電源(GND)
8--Reserved
9GPIO4InLED1に接続(Low: 消灯、High: 点灯)
10WAKE_NIn/Outレベル変換ICを経由してi.MX257のCSPI1_MOSIピンに接続
11W_DISABLE_NIn/Outレベル変換ICを経由してi.MX257のCSPI1_SS0ピンに接続
12UART2_RTSOutレベル変換IC、マルチプレクサを経由してCON9の5ピンに接続
13UART2_CTSInレベル変換IC、マルチプレクサを経由してCON9の7ピンに接続
14UART2_TXDOutレベル変換IC、マルチプレクサを経由してCON9の1ピンに接続
15UART2_RXDInレベル変換IC、マルチプレクサを経由してCON9の3ピンに接続
16GNDPower電源(GND)
17USB_FS_DMIn/OutUSBマイナス側信号、マルチプレクサを経由してi.MX257のUSBPHY2_DMピンに接続
18USB_FS_DPIn/OutUSBプラス側信号、マルチプレクサを経由してi.MX257のUSBPHY2_DPピンに接続
19GNDPower電源(GND)
20PWR_ONIn/OutGPIOエクスパンダに接続
21SYSTEM_RESET_NIn/Outi.MX257のEXT_ARMCLKピンに接続
22--Reserved
23+3.3VPower電源(+3.3V)
24+5VPower電源(+5V)
25+5VPower電源(+5V)
26+5VPower電源(+5V)
27+5VPower電源(+5V)
28+5VPower電源(+5V)
29+5VPower電源(+5V)
30+5VPower電源(+5V)

16.12. CON11 microSIMインターフェース

CON11はmicroSIMインターフェースです。

表16.15 CON11 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1GNDPower電源(GND)
2VCCPower電源、3GモジュールのUSIM1_VCCピンに接続
3RSTOutSIMリセット、3GモジュールのUSIM1_RESETピンに接続
4CLKOutSIMクロック、3GモジュールのUSIM1_CLKピンに接続
5VPP-未接続
6I/OInSIMデータ、3GモジュールのUSIM1_DATAピンに接続

[警告]

活線挿抜は行わないでください。故障の原因となります。

16.13. CON12 PMIC ON/OFFインターフェース

CON12はArmadillo-410上に実装されている電源ICをON/OFF制御するためのインターフェースです。Armadillo-410のCON13と接続して使用します。詳細につきましては、『Armadillo-410ハードウェアマニュアル』をご参照ください。

搭載コネクタ

BM02B-ACHSS-GAN-ETF/J.S.T. Mfg.

対向コネクタ例

ACHR-02V-S/J.S.T. Mfg.(ハウジング)

SACH-003G-P0.2/J.S.T. Mfg.(コンタクト)

表16.16 CON12 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1GNDPower電源(GND)
2PMIC_ONOFFOutパワーマネジメントICのON/OFF用信号、CON1の55ピン、CON2の55ピンに接続

16.14. CON13 RTC外部バックアップインターフェース

CON13はベースボード上に実装されているリアルタイムクロックの外部バックアップインターフェースです。 長時間電源が切断されても時刻データを保持させたい場合にご使用ください。

搭載コネクタ

SMTU2032-LF.TR/Renata SA

対応バッテリー

CR2032、BR2032等

表16.17 CON13 信号配列

ピン番号ピン名I/O機能
1BATPowerリアルタイムクロックの外部バックアップ用電源入力
2GNDPower電源(GND)

16.15. CON14 電源入力インターフェース

CON14は電源供給用のインターフェースです。図16.4「ACアダプタの極性マーク」と同じ極性マークのあるACアダプターが使用できます。

搭載コネクタ

PJ-102AH/CUI

表16.18 CON14 信号配列

ピン番号ピン名I/O機能
1VINPower電源入力(VIN)
2GNDPower電源(GND)
3GNDPower電源(GND)

ACアダプタの極性マーク

図16.4 ACアダプタの極性マーク


[警告]

CON14を使用する場合、同時にCON15から電源供給しないでください。故障の原因となる可能性があります。

16.16. CON15 電源入力インターフェース

CON15は電源供給用のインターフェースです。

搭載コネクタ

S02B-PASK-2(LF)(SN)/J.S.T. Mfg.

対向コネクタ例

PAP-02V-S/J.S.T. Mfg.(ハウジング)

SPHD-001T-P0.5/J.S.T. Mfg.(コンタクト)

表16.19 CON15 信号配列

ピン番号ピン名I/O機能
1VINPower電源入力(VIN)
2GNDPower電源(GND)

[警告]

CON15を使用する場合、同時にCON14から電源供給しないでください。故障の原因となる可能性があります。

16.17. CON16 電源出力インターフェース

CON16は電源出力インターフェースです。

搭載コネクタ

BM02B-PASS-1-TFT(LF)(SN)/J.S.T. Mfg.

対向コネクタ例

PAP-02V-S/J.S.T. Mfg.(ハウジング)

SPHD-001T-P0.5/J.S.T. Mfg.(コンタクト)

表16.20 CON16 信号配列

ピン番号ピン名I/O機能
1VOUTPower電源(VOUT)
2GNDPower電源(GND)

16.18. CON17 タッチスクリーンインターフェース

[警告]

タッチスクリーンインターフェースを使用する場合の動作は保証しておりません。ご使用になりたい場合は、別途お問い合わせください。

表16.21 CON17 信号配列

ピン番号ピン名I/O機能
1TOUCH_XPIn/Outi.MX257のXPピンに接続
2TOUCH_XNIn/Outi.MX257のXNピンに接続
3TOUCH_YPIn/Outi.MX257のYPピンに接続
4TOUCH_YNIn/Outi.MX257のYNピンに接続

16.19. CON18 3Gアンテナインターフェース

CON18は3Gモジュール用のアンテナを接続するためのインターフェースです。

搭載コネクタ

U.FL-R-SMT-1/HIROSE ELECTRIC

[警告]

アンテナ端子にアンテナケーブルを接続する際、無理な力を加えると破損の原因となりますので、 十分にご注意ください。

16.20. CON19 GPSアンテナインターフェース

CON19はGPS用のアンテナを接続するためのインターフェースです。

搭載コネクタ

U.FL-R-SMT-1/HIROSE ELECTRIC

[警告]

アンテナ端子にアンテナケーブルを接続する際、無理な力を加えると破損の原因となりますので、 十分にご注意ください。

16.21. SW1~SW3 ユーザースイッチ

SW1~SW3はユーザー側で自由に利用できるスイッチです。

表16.22 ユーザースイッチの接続

部品番号説明
SW1

i.MX257のNFWP_B ピンに接続(ON: Low、OFF: High)

SW2

GPIOエクスパンダに接続(ON: Low、OFF: High)

SW3

GPIOエクスパンダに接続(ON: Low、OFF: High)


16.22. SW4 リセットスイッチ

SW4はリセットスイッチです。

表16.23 リセットスイッチの接続

部品番号説明
SW4

外部リセット

(ON: リセット状態、OFF: リセット解除)


16.23. LED1 3G LED

LED1は3Gモジュールに接続された面実装の緑色LEDです。

表16.24 3G LEDの接続

部品番号説明
LED13GモジュールのGPIO4ピン、CON10の9ピンに接続(Low: 点灯、High: 消灯)

16.24. LED2~LED5 ユーザーLED

LED2~LED5はユーザー側で自由に利用できる面実装の緑色LEDです。

表16.25 ユーザーLEDの接続

部品番号説明
LED2

i.MX257のNFALE ピンに接続(Low: 消灯、High: 点灯)

LED3

i.MX257のNFCLEピンに接続(Low: 消灯、High: 点灯)

LED4

GPIOエクスパンダに接続(Low: 消灯、High: 点灯)

LED5

GPIOエクスパンダに接続(Low: 消灯、High: 点灯)




[30] CON10の9ピンに接続されたLED1は+1.8Vでも制御可能です。詳細につきましては、表15.5「WWAN拡張インターフェース9ピンの電気的仕様」をご参照ください。