表2.1 従来モデルとリニューアルモデルのケース比較
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従来モデル
(ゲートウェイ スタンダードモデル)
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リニューアルモデル
(ゲートウェイ スタンダードモデル G2)
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外観
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側面の形状
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面(1)
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面(1)
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面(2)
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面(2)
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面(3)
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面(3)
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面(4)
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面(4)
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ベースボード組み付け
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蓋側(ケース上面)に組み付け
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底側(ケース底面)に組み付け
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サイズ
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155.6×125.6×45.0[mm] (フランジ部含む)
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155.8×125.8×47.0[mm] (フランジ部含む)
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2.1.2. アドオンモジュールインターフェース面をパネル式に変更
アドオンモジュールに合わせた穴形状に加工しやすくするため、ケース側面のアドオンモジュールのインターフェースが出る面(面4)をパネル式に変更しています。
開発セットにはハーフパネル(下半分が開口したパネル)を組み付け、ブランクパネル(全面を覆うパネル)を同梱して出荷します。
量産時はブランクパネルをアドオンモジュールに応じて追加工して最適な穴形状にしてご利用いただくことを想定しています。詳細は、弊社営業部まで「BTOサービスについて」お問い合わせください。
使用アンテナ数に応じて穴加工をしやすくするため、ケースのSDスロット面をパネル式にし、アンテナ取り付け用の穴をSDスロット面(面3)に移動しています。標準では2個のアンテナ取り付け用穴を用意しています。
使用しないアンテナ穴を塞ぐキャップを用意しました。また、SDカードスロット開口部、デバッグシリアルコネクタとSIMコネクタ開口部を塞ぐキャップも用意しています(取っ手付きで取り外しできるタイプと、一度組み付けたら取り外しできないはめ殺しタイプ)。これらのキャップは、ケースありのモデル(AG421-D0xZ、AG42x-C00Z)をご購入いただいた場合、同梱して出荷されます。
2.1.5. ベースボード取り付けを蓋側から底面側に変更
組立性改善のため、蓋側にねじ止めされていたものを、底面側にねじ止めするよう変更しています。
2.1.6. 操作面コネクタ(LANコネクタ等)が180度回転
ベースボードを底面側にねじ止めするようにしたことに伴い、基板が上下逆に取り付けられます。そのため、操作面(面1)が従来モデルと比較して180度回転しています。
3Gモジュール動作時の温度上昇抑制のため、ケースに排気用のスリットを追加しています。
2.1.8. セキュリティチェーン取り付け穴、ケーブル固定用穴追加
従来モデルのアンテナ穴が開いていた面(面2)に、セキュリティチェーン取り付け用の穴を追加しています。また、操作面(面1)の底面側左下にケーブル固定用の結束バンドを通す穴を追加しています。
表2.2 従来モデルとリニューアルモデルのベースボード比較
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従来モデル
(ゲートウェイ スタンダードモデル)
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リニューアルモデル
(ゲートウェイ スタンダードモデル G2)
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基板外観
※写真は3Gモジュール、WLANモジュール搭載時
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3Gモジュール
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SierraWireless製MC8090
(型番: AG401- の製品に搭載)
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SierraWireless製HL8548
(型番: AG421- の製品に搭載)
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アンテナ
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OP-AG-3GANT-01を接続可
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OP-AG-3GANT-02を接続可
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基板サイズ
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105.5×108.0[mm](突起部含まず)
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使用温度範囲
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変更なし
(基板単体の場合:-20℃~+70℃, ケーシング済みの場合:-10℃~+60℃, いずれも結露なきこと)
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3G搭載モデルに搭載している3Gモジュールが、MC8090(SierraWireless)からHL8548(同)に変更となっています。対応する通信事業者(Docomo系列)には変更ありません。
モジュールの変更に伴い、3Gモジュールの実装方法をPCI Expressコネクタから基板直付けに変更しています。また、3Gモジュール非実装のモデル(AG420-)に対し、別基板で他の通信モジュールを後付けできるコネクタ(WWAN拡張インターフェース)を用意しています。これにより、他キャリア対応やLTE、PHS等3G以外の通信モジュールへの対応がより行いやすくなっています。
3Gモジュールが基板直付け実装になったことに伴い、SIMコネクタの実装面が基板A面からB面に変更となっています。
ケース変更にともない、ベースボードとの固定方法が蓋側から底面になったため、基板が180度回転して取り付けられています。その影響を緩和するため、SDコネクタをノーマルマウントからリバースマウントに変更しています。
また、SDカード装着時、ケース側面より飛び出す問題の修正のため、実装位置を4mm基板奥側へ移動しています。
2.2.5. デバッグシリアルコネクタの実装位置移動
SIMコネクタの実装面が移動したことに伴い、デバッグシリアルコネクタの実装位置が変更となっています。
部品実装の都合により、RTC保持用の電池ボックスの実装位置が90度回転しています。
2.2.7. 3G動作表示用LED(3GLED)の動作変更
3G動作表示用のLED(3GLED)は、従来モデルでは3Gモジュールが制御していましたが、リニューアルモデルで採用しているHL8548にはLED制御機能がないため、ユーザー制御となっています。
HL8548に対し、ATコマンドを発行することで3GLEDのONまたはOFFを制御できます。Atmark Dist v20150618以降のユーザーランドでは、3GLED制御用のスクリプト(3g-hl8548-led)を提供します。
開発セットに同梱のACアダプタを「ACアダプタ(12V/2.0A φ2.1mm )標準品(OP-AC12V2-00)」から、「ACアダプタ(12V/2.0A φ2.1mm )温度拡張品(OP-AC12V3-00)」に変更します。
ベースボードに組み付けられて出荷されるアンテナケーブルは「Armadillo-IoTゲートウェイ 外付けアンテナセット 02(OP-AG-3GANT-02)」相当のものとなります。
また、ケースのアドオンモジュール側ブランクパネル、各種キャップが同梱されます(アドオンモジュール側ハーフパネルはケースに組み付けて出荷)。
従来モデルで実施しているキャンペーン(特別版P)は、2015年7月31日のキャンペーン終了期間まで「Armadillo-IoTゲートウェイ スタンダードモデル G2 開発セット(キャンペーン特別版P) (AG421-D03Z)」として継続します。