第1章 はじめに

1.1. 本文書の目的

本文書は、Armadillo-IoT ゲートウェイ スタンダードモデル(型番: AG40x- 、以降"従来モデル") をご利用の方を対象に、Armadillo-IoT ゲートウェイ スタンダードモデルG2 (型番: AG42x-、以降"リニューアルモデル")との仕様変更点や移行時に注意すべき事柄について記載します。

1.2. 変更点の概要

ベースボード及びケースの改版に伴い、Armadillo-IoT ゲートウェイ スタンダードモデルの型番が変更となります。従来モデルの開発セットは販売を終了し、量産ボードは「新規設計非推奨」となります。今後の量産にはリニューアルモデルをご採用ください。

アドオンモジュールインターフェースには変更ありませんので、アドオンモジュールは従来のものがそのままご利用いただけます。

また、リニューアルモデルの発売開始と共に、Linux kernelのベースバージョンをこれまでのLinux 2.6.26(linux-2.6.26-at)からLinux 3.14(linux-3.14-at)にアップデートします。リニューアルモデルは、Linux 3.14のみがサポート対象となります。

表1.1 従来モデルとリニューアルモデル(外観、ケーシング済み)

従来モデル

(ゲートウェイ スタンダードモデル)

リニューアルモデル

(ゲートウェイ スタンダードモデル G2)


1.3. 関連ドキュメント

リニューアルモデルの発売開始に伴い、「Armadillo-IoT ゲートウェイ スタンダードモデル 製品マニュアル」のバージョンがv2.0.0となります。v2.0.0以降の製品マニュアルには従来モデル(AG40x-)のハードウェア仕様及びlinux-2.6.26-atカーネルに関する仕様は記載されていません。それらについて確認したい場合は製品マニュアルのv1.x.yを参照してください。