第16章 電気的仕様

16.1. 絶対最大定格

表16.1 絶対最大定格

項目記号Min.Max.単位備考
電源電圧VIN-0.326.4V 
入出力電圧VI,VO-0.3OVDD+0.3V

OVDD=VCC_3.3V_IO,VCC_3.3V

@CON1,CON2,CON9,CON10

-0.33.63V

USB_HS_DP,USB_HS_DM

@CON1,CON2,CON10

RTCバックアップ電源電圧RTC_BAT-0.33.8V 
動作温度範囲[a][b]Topr-1060ただし結露なきこと

[a] 基板単体の場合 -20℃~70℃

[b] 高温時3G/LTE モジュールの通信を停止するなど消費電力をセーブした場合の温度となります。


[警告]

絶対最大定格は、あらゆる使用条件や試験状況において、瞬時でも超えてはならない値です。上記の値に対して余裕をもってご使用ください。

16.2. 推奨動作条件

表16.2 推奨動作条件

項目記号Min.Typ.Max.単位備考
電源電圧VIN81226.4V 
RTCバックアップ電源電圧RTC_BAT2.433.6V 
使用周囲温度[a]Ta-102560ただし結露なきこと

[a] 高温時3G/LTE モジュールの通信を停止するなど消費電力をセーブした場合の温度となります。


[警告]

電源の再投入について、ACアダプタ標準品(OP-AC12V2-00)、ACアダプタ温度拡張品(OP-AC12V3-00)、ACアダプタ温度拡張品効率レベルⅥ品[23]をお使いの場合は、3秒以上間隔をあけてから電源を再投入してください。

上記ACアダプタ以外の電源ユニットを使用し電源投入を行う場合には、単調増加で立ち上げてください。また、電源再投入時には、一度電源をOFF(5V以下,10ミリ秒以上)にしてから再投入してください。

16.3. 入出力インターフェースの電気的仕様

表16.3 入出力インターフェース電源の電気的仕様

項目記号Min.Typ.Max.単位備考
電源電圧

VCC_5V

CON1_USB_VBUS

CON2_USB_VBUS

4.7555.25V 

VCC_3.3V

VCC_3.3V_IO

3.1353.33.465V 

表16.4 入出力インターフェースの電気的仕様(OVDD = VCC_3.3V, VCC_3.3V_IO)[24]

項目記号Min.Max.単位備考
ハイレベル出力電圧VOH0.8×OVDDOVDDVIOH = -1.8mA, -3.6mA, -7.2mA, -10.8mA
ローレベル出力電圧VOL00.2×OVDDVIOL = 1.8mA, 3.6mA, 7.2mA, 10.8mA
ハイレベル入力電圧VIH0.7×OVDDOVDD+0.3V 
ローレベル入力電圧VIL-0.30.3×OVDDV 
入力リーク電流 (no Pull-up/Pull-down)IIN-55μA 
Pull-up抵抗 (5K_PU)-4.85.3 
Pull-up抵抗 (47K_PU)-45.849.8 
Pull-up抵抗 (100K_PU)-101105 
Pull-down抵抗 (100K_PD)-101108 

[24] WWAN拡張インターフェースの9ピン(LED1_CTRL)を除く


表16.5 WWAN拡張インターフェース 9ピン(LED1_CTRL)の電気的仕様

項目記号Min.Max.単位備考
ハイレベル入力電圧VIH1.45.25V 
ローレベル入力電圧VIL-0.30.3V 

16.4. 電源回路の構成

Armadillo-IoTの電源回路の構成は次のとおりです。電源入力インターフェース1(CON14)または電源入力インターフェース2(CON15)からの入力電圧を電源ICで各電圧に変換し、内部回路および各インターフェースに供給しています。 各インターフェースやスイッチングレギュレータ(DC-DC)の最大出力電流値を超えないように、外部機器の接続、供給電源の設計を行ってください。

電源回路の構成(AEH-AR9462)

図16.1 電源回路の構成(AEH-AR9462)


電源回路の構成(WPEB-265AXI(BT) [B33])

図16.2 電源回路の構成(WPEB-265AXI(BT) [B33])




[23] Armadillo-IoTゲートウェイ G3開発セット(AGX314*-D00Z)付属品