S1.1-10

S1.1-10 では、IoT製品の型番をユーザへ提供することを要求しています。

製品のモデル名称は、製品上のラベルまたは GUI アプリケーションなどのソフトウェアを介して、ユーザに対して明確に認識可能でなければなりません。

12.1. 型番提供方法の選択

IoT製品の型番は、以下のいずれかの方法でユーザへ提供する必要があります。

評価項目 1: IoT製品本体に、IoT製品の型番を直接記載すること

評価項目 2: IoT製品のGUI、ウェブUI等や、IoT製品に付帯するソフトウェア、アプリケーション(スマホアプリなど)のGUI、ウェブUI等から、ユーザが型番を認識できるようにすること

12.2. IoT製品に製品型番を表示させる方法

12.2.1. 物理的な製品型番の記載

IoT製品本体に製品型番を直接記載する方法です。

開発した実機にケースを取り付ける場合は、型番を記載したシールやラベルを貼り付けることで要件を満たすことができます。

12.2.1.1. BTOサービスによるシール・ラベル対応

アットマークテクノでは、ケースありモデルについては BTO サービスにおいて、お客様用の型番シールを貼り付けるサービスを提供しています。

貼り付けるラベルの内容は、お客様の要件に応じてカスタマイズすることが可能です。

このサービスを利用することで、製品出荷時点で適切な型番表示を実現できます。

12.3. GUIに製品型番を表示させる方法

12.3.1. ABOS Webでの型番表示

ABOS Webを使用して、製品型番をユーザに表示する方法を説明します。

ABOS Web にログイン後、「設定管理」画面の「製品型番」欄に 24 文字以下で製品型番を入力してください。

images/abos-images/abos-web/customize-product-model-number.png

図12.1 「製品型番」欄


「製品型番」欄に例えば、"ABCD-1234-EFGH" のように入力して、一番下の「アップロード」ボタンをクリックします。

再ログインすると、ヘッダのタイトルの下に製品型番が表示されるようになります。

images/abos-images/abos-web/customize-product-model-number-example.png

図12.2 製品型番の表示例


12.3.2. その他のGUIでの実装

開発者が独自に開発したGUIアプリケーションやWebUIにおいても、製品型番を表示することができます。

  • デスクトップアプリケーションの情報画面
  • Webアプリケーションのシステム情報ページ
  • モバイルアプリケーションの設定画面

12.4. 開発者自身で対処する場合

開発者が独自の方法で型番表示を実装する場合の留意点について説明します。

12.4.1. ソフトウェア的な型番識別方法

物理的なシール・ラベルを使用しない場合は、ソフトウェア的に型番を識別する方法を実装する必要があります。

例えば以下のような実装方法があります。

  • 設定ファイルに型番情報を記録
  • ファームウェア内に型番情報を埋め込み
  • 起動時に型番情報を読み込む仕組みの実装

12.4.2. 実装時の考慮事項

独自実装する場合は、以下の点を考慮してください。

  • ユーザアクセシビリティ: ユーザが容易に型番を確認できること
  • 情報の正確性: 表示される型番が実際の製品と一致していること
  • 表示の永続性: システム再起動後も型番情報が維持されること
  • セキュリティ: 型番情報が不正に改変されないこと

12.5. 実機テストでの評価

S1.1-10 は実機テストによる評価項目です。

評価では、以下のいずれかの方法で型番が確認できることが求められます。

  • 評価項目 1: IoT製品本体を確認し、IoT製品の型番が記載されていることを確認できること
  • 評価項目 2: IoT製品のGUI、ウェブUI等や、IoT製品に付帯するソフトウェア、アプリケーションのGUI、ウェブUI等に実際にアクセスすることで、当該IoT製品の型番を確認できること

実装した型番表示方法が、実際にユーザによって確認可能であることを事前に検証してください。