表15.1 絶対最大定格
項目 | 記号 | Min. | Max. | 単位 | 備考 |
---|
電源電圧 | VIN | -0.3 | 26.4 | V | CON5,CON6 |
入出力電圧(GPIO信号) | VI,VO | -0.3 | OVDD+0.3 | V | OVDD=VCC_3.3V |
入出力電圧(RS485信号) | VI_RS485
VO_RS485 | -8.0 | 12.5 | V | CON6(DATA+,DATA-) |
入力電圧(接点入力) | VI_DI | -26.4 | 26.4 | V | CON6(DI1,DI2,COM), CON22(DI3~DI10,COM) |
入力電圧(アナログ入力) | VI_AI | -0.5 | 5.7 | V | CON21(AI1A,AI1B,AI2A,AI2B,AI3A,AI3B,AI4A,AI4B) |
入力電流(アナログ入力) | CI_AI | -2 | 22.8 | mA | CON21(AI1A,AI1B,AI2A,AI2B,AI3A,AI3B,AI4A,AI4B) |
出力耐圧(接点出力) | Voff_DO | -60 | 60 | V | CON6(DO1A,DO1B,DO2A,DO2B), CON22(VOUT,VCOM) |
RTCバックアップ電源電圧 | RTC_BAT | -0.3 | 5.5 | V | CON10 |
動作温度範囲 | Topr | -20 | 60 | ℃ | 結露なきこと |
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
絶対最大定格は、あらゆる使用条件や試験状況において、瞬時でも超えてはならない値です。上記の値に対して余裕をもってご使用ください。 |
表15.2 推奨動作条件
項目 | 記号 | Min. | Typ. | Max. | 単位 | 備考 |
---|
電源電圧 | VIN | 8 | 12 | 26.4 | V | CON5,CON6 |
RTCバックアップ電源電圧 | RTC_BAT | 2.4 | 3 | 3.6 | V | CON10,対応電池 : CR1220等 |
表15.3 電源入力仕様
項目 | 記号 | Min. | Typ. | Max. | 単位 | 備考 |
---|
電源電圧 | VIN | 8 | 12 | 26.4 | V | CON5,CON6 |
表15.4 電源出力仕様
項目 | 記号 | Min. | Typ. | Max. | 単位 | 備考 |
---|
5V 電源電圧 | VCC_5V | 4.75 | 5 | 5.25 | V | |
3.3V 電源電圧 | VCC_3.3V | 3.102 | 3.3 | 3.498 | V | |
USB VBUS 電圧 | USB_OTG1_VBUS | 4.75 | 5 | 5.25 | V | CON9 |
15.1.3.3. 入出力インターフェース1(CON6)の入出力仕様
表15.5 入出力インターフェース1(CON6)の入出力仕様
接点入力 | 入力インピーダンス | 4.7 kΩ |
入力ON電流 | 2.0 mA 以上 |
入力OFF電流 | 0.2 mA 以下 |
応答時間 | 1ms 以内 |
入力電圧 | 最大 26.4 V |
接点出力 | 定格電圧 | 最大 48 V |
定格電流 | 最大 500 mA |
応答時間 | 2ms 以内 |
出力形式 | 無極性 |
絶縁耐圧 | 2kV |
15.1.3.4. アナログ入力インターフェース(CON21)の入力仕様
表15.6 アナログ入力インターフェース(CON21)の入力仕様
入力方式 | シングルエンド入力 |
入力レンジ | 電圧 | 0.1~5.1V |
電流 | 0.5mA~20.4mA |
入力インピーダンス | 電圧入力時 | 1MΩ |
電流入力時 | 249Ω |
ポート数 | 4ch |
実効分解能 | 12bit |
LSB | 0.1875mV |
非直線性誤差 | 最大0.1875mV |
ゲイン誤差 | 最大8.6mV |
オフセット誤差 | 電圧入力時 | 最大5.1mV |
電流入力時 | 最大10.2mV |
絶縁仕様 | バス絶縁 |
絶縁耐圧 | 0.5kV |
15.1.3.5. 入出力インターフェース2(CON22)の入出力仕様
表15.7 入出力インターフェース2(CON22)の入出力仕様
接点入力 | 入力インピーダンス | 4.7 kΩ |
入力ON電流 | 2.0 mA 以上 |
入力OFF電流 | 0.2 mA 以下 |
応答時間 | 1ms 以内 |
入力電圧 | 最大 26.4 V |
外部電源制御出力 | 定格電圧 | 最大 48 V |
定格電流 | 最大 500 mA |
応答時間 | 2ms 以内 |
出力形式 | 無極性 |
絶縁耐圧 | 2kV |
Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E +Di8+Ai4の電源回路の構成は図15.1「電源回路の構成」のとおりです。
電源シーケンスは次のとおりです。
入力電圧(VIN)を電源ICで各電圧に変換し、内部回路および各インターフェースに供給しています。
各インターフェースやスイッチング・レギュレータの最大出力電流値を超えないように、
外部機器の接続、供給電源の設計を行なってください。
外部インターフェースへの電源はGPIOによりオンオフ制御できるようになっており、
不要な場合はオフすることで、省電力化が可能です。
Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E +Di8+Ai4のインターフェース仕様について説明します。
表15.8 Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E +Di8+Ai4 インターフェース一覧
部品番号 | インターフェース名 | 型番 | メーカー |
---|
CON1 | SDインターフェース | SDHK-8BNS-K-303-TB(HF) | J.S.T.Mfg. |
CON3 | nanoSIM インターフェース | SF72S006VBDR2500 | Japan Aviation Electronics Industry |
CON4 | LANインターフェース | 08B0-1X1T-36-F | Bel Fuse Inc. |
CON5 | 電源入力インターフェース | PJ-102AH | CUI |
CON6 | 入出力インターフェース1 | 1-1776275-2 | TE Connectivity |
CON7 | USBコンソールインターフェース | ZX80-B-5P(30) | HIROSE ELECTRIC |
CON9 | USBインターフェース | SS-52100-001 | Bel Fuse Inc. |
CON10 | RTCバックアップインターフェース | BH-44C-5 | Adam Tech |
CON11 | ANT2中継コネクタ | U.FL-R-SMT-1(10) | HIROSE ELECTRIC |
CON12 | ANT2中継コネクタ | U.FL-R-SMT-1(10) | HIROSE ELECTRIC |
CON21 | アナログ入力インターフェース | EBWA-12-A | Adam Tech |
CON22 | 入出力インターフェース2 | EBWA-12-A | Adam Tech |
ANT1 | LTEアンテナインターフェース | S-037-TGG | COSMTEC RESOURCES CO., LTD |
ANT2 | LTEアンテナインターフェース | S-037-TGG | COSMTEC RESOURCES CO., LTD |
ANT3 | WLAN/BT アンテナインターフェース | 453-00046R | Laird Connectivity |
SYS | システムLED | SML-D12M1WT86 | ROHM |
APP | アプリケーションLED | SML-D12M1WT86 | ROHM |
WWAN | ワイヤレスWAN LED | SML-D12M1WT86 | ROHM |
SW1 | ユーザースイッチ | SKHHDJA010 | ALPS ELECTRIC |
SW2 | 起動デバイス設定スイッチ | DS01-254-S-01BE | CUI |
SW3 | RS485終端抵抗設定スイッチ | DS01-254-S-01BE | CUI |
CON1はハイスピード(最大クロック周波数: 49.5MHz)に対応したSDインターフェースです。
信号線はi.MX6ULLのSDホストコントローラ(uSDHC2)に接続されています。
SDカードに供給される電源はi.MX6ULLのNAND_ALEピン(GPIO4_IO10)で制御が可能です。
Highレベル出力で電源が供給され、Lowレベル出力で電源が切断されます。
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
CON1は活線挿抜に対応していません。microSDカードの挿抜は、電源を切断してから行ってください。 |
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
SD コントローラ(uSDHC2)は WLAN/BT コンボモジュールと排他使用となります。
そのため、WLAN 搭載モデルはインストールディスク以外で SD を使用できません。量産用インストールディスクを WLAN 搭載モデルで作成する場合は、リンク をご覧ください。 |
表15.9 CON1 信号配列
ピン番号 | ピン名 | I/O | 説明 |
---|
1 | DAT2 | In/Out | SDデータバス(bit2)、i.MX6ULLのNAND_DATA02ピンに接続 |
2 | CD/DAT3 | In/Out | SDデータバス(bit3)、i.MX6ULLのNAND_DATA03ピンに接続 |
3 | CMD | In/Out | SDコマンド/レスポンス、i.MX6ULLのNAND_WE_Bピンに接続 |
4 | VDD | Power | 電源(VCC_3.3V) |
5 | CLK | Out | SDクロック、i.MX6ULLのNAND_RE_Bピンに接続 |
6 | VSS | Power | 電源(GND) |
7 | DAT0 | In/Out | SDデータバス(bit0)、i.MX6ULLのNAND_DATA00ピンに接続 |
8 | DAT1 | In/Out | SDデータバス(bit1)、i.MX6ULLのNAND_DATA01ピンに接続 |
上からカバーを軽く押し、約1.2mmスライドさせて、ロックを解除します。
カバーを開けます。
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
カバーは過度な力で回転させたり、回転方向以外の方向へ力を加えると、
破損の原因となりますので、ご注意ください。 |
任意の角度までトレイを開いた状態で、microSDカードを挿抜します。
![[ティップ]](images/tip.png) | |
---|
microSDカード挿入方向については、カバーに刻印されているカードマークを目安にしてください。
|
カバーを閉めます。
上からカバーを軽く押し、約1.2mmスライドさせて、ロックします。
![[ティップ]](images/tip.png) | |
---|
microSDカード装着後のカードの抜き取り手順は挿入時と同じです。 |
15.4. CON3(nanoSIMインターフェース)
CON3はLTEデータ通信時に利用する、nanoSIMカード用インターフェースです。
表15.10 CON3 信号配列
ピン番号 | ピン名 | I/O | 説明 |
---|
C1 | SIM_VCC | Power | SIM電源、LTEモジュールのCCVCCに接続 |
C2 | SIM_RST | Out | SIMリセット、LTEモジュールのCCRSTに接続 |
C3 | SIM_CLK | Out | SIMクロック、LTEモジュールのCCCLKに接続 |
C5 | GND | Power | 電源(GND) |
C6 | SIM_VPP | - | 未接続 |
C7 | SIM_I/O | In | SIMデータ、LTEモジュールのCCIOに接続 |
CON4は10BASE-T/100BASE-TXに対応したLANインターフェースです。
カテゴリ5以上のEthernetケーブルを接続することができます。
AUTO-MDIX機能を搭載しており、ストレートケーブルまたはクロスケーブルを自動認識して送受信端子を切り替えます。
信号線はEthernet PHY(LAN8720AI-CP/Microchip Technology)を経由してi.MX6ULLのEthernetコントローラ(ENET1)に接続されています。
表15.11 CON4 信号配列
ピン番号 | ピン名 | I/O | 説明 |
---|
1 | TX+ | In/Out | 送信データ(+) |
2 | TX- | In/Out | 送信データ(-) |
3 | RX+ | In/Out | 受信データ(+) |
4 | - | - | 5ピンと接続後に75Ω終端 |
5 | - | - | 4ピンと接続後に75Ω終端 |
6 | RX- | In/Out | 受信データ(-) |
7 | - | - | 8ピンと接続後に75Ω終端 |
8 | - | - | 7ピンと接続後に75Ω終端 |
表15.12 CON4 LAN LEDの動作
名称(色) | 状態 | 説明 |
---|
LANスピードLED(緑) | 消灯 | 10Mbpsで接続されている、もしくはEthernetケーブル未接続 |
点灯 | 100Mbpsで接続されている |
LANリンクアクティビティLED(黄) | 消灯 | リンクが確立されていない |
点灯 | リンクが確立されている |
点滅 | リンクが確立されており、データを送受信している |
CON5は電源入力用のインターフェースです。
DCジャックが実装されており、図15.12「ACアダプタの極性マーク」と同じ極性マークのあるACアダプタが使用できます。
対応プラグは内径2.1mm、外形5.5mmのものとなります。
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
CON5、CON6の電源ライン(VIN)は接続されており、同時に電源を供給することはできません。 |
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
CON5から電源供給する場合、ACアダプタのDCプラグをDCジャックに接続してから、ACプラグをコンセントに挿してください。 |
CON6は以下の機能をもった入出力インターフェースです。
-
電源入力
-
接点入力 x 2
-
接点出力 x 2
-
RS485(2線式)
端子台を実装しています。
接続可能な電線については、表15.14「CON6 接続可能な電線」をご確認ください。
表15.13 CON6 信号配列
ピン番号 | ピン名 | I/O | 説明 |
---|
1 | VIN | Power | 電源入力(+) |
2 | GND | Power | 電源(GND) |
3 | COM | In | 接点入力プラスコモン |
4 | DI1 | In | 接点入力1 |
5 | DI2 | In | 接点入力2 |
6 | DO1A | - | 接点出力1A |
7 | DO1B | - | 接点出力1B |
8 | DO2A | - | 接点出力2A |
9 | DO2B | - | 接点出力2B |
10 | DATA+ | In/Out | 送受信データ(+)RS485トランシーバのA/Yピンに接続 |
11 | DATA- | In/Out | 送受信データ(-)RS485トランシーバのB/Zピンに接続 |
12 | GND | Power | 電源(GND) |
表15.14 CON6 接続可能な電線
規格 | UL | IEC |
電線範囲 | 26~18 AWG | 0.12~0.9mm2 |
被覆剥き長さ | 5~6mm |
使用可能フェルール端子 | 型番 : MFL25-5BE
メーカー:ミスミ |
推奨ねじ締めトルク | 0.28Nm |
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
電線の先端に予備半田しないでください。正しい接続ができなくなります。 |
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
端子台に電線を接続する際、端子台に過度な力を加えないでください。
端子台が破損する恐れがあります。 |
接点入力部はフォトカプラによる絶縁入力(電流シンク出力タイプに接続可能)となっています。
入力部を駆動するために電源は、外部から供給する必要があります。
接点出力部はフォトリレーによる絶縁出力(無極性)となっています。
出力部を駆動するためには外部に電源が必要となります。
出力1点につき最大電流500mA(定格 48V)まで駆動可能です。
2線式のRS485インターフェースです。
RS485終端抵抗設定スイッチ(SW3)で終端抵抗(120Ω)のON/OFFが可能です。
15.8. CON7(USBコンソールインターフェース)
CON7はUSBコンソール用インターフェースです。
信号線はUSBシリアル変換IC(CP2102N/Sillicon Labs)を経由して
i.MX6ULLのUARTコントローラ(UART3)に接続されています。
表15.15 CON7 信号配列
ピン番号 | ピン名 | I/O | 説明 |
---|
1 | VBUS_CNSL | Power | 電源(VBUS_CNSL) |
2 | CNSL_USB_D- | In/Out | コンソール用USBのマイナス側信号、USBシリアル変換ICに接続 |
3 | CNSL_USB_D+ | In/Out | コンソール用USBのプラス側信号、USBシリアル変換ICに接続 |
4 | CNSL_USB_ID | - | 未接続 |
5 | GND | Power | 電源(GND) |
CON9はUSB 2.0に対応したUSBインターフェースです。
信号線はi.MX6ULLのUSBコントローラ(USB OTG1)に接続されています。
USBデバイスに供給される電源(USB_OTG1_VBUS)はi.MX6ULLのUART1_RTS_Bピン(GPIO1_IO19)で制御しており、Highレベル出力で電源が供給され、Lowレベル出力で電源が切断されます。
データ転送モード
-
High Speed(480Mbps)
-
Full Speed(12Mbps)
-
Low Speed(1.5Mbps)
表15.16 CON9 信号配列
ピン番号 | ピン名 | I/O | 説明 |
---|
1 | USB1_VBUS | Power | 電源(USB_OTG1_VBUS)、i.MX6ULLのUSB_OTG1_VBUSピンに接続 |
2 | USB1_DN | In/Out | USB1のマイナス側信号、i.MX6ULLのUSB_OTG1_DNピンに接続 |
3 | USB1_DP | In/Out | USB1のプラス側信号、i.MX6ULLのUSB_OTG1_DPピンに接続 |
4 | GND | Power | 電源(GND) |
15.10. CON10(RTCバックアップインターフェース)
CON10はリアルタイムクロックのバックアップ用インターフェースです。
長時間電源が切断されても時刻データを保持させたい場合にご使用ください。
CON10にはCR1220、BR1220等の電池を接続することができます。
リアルタイムクロックの時刻保持時の平均消費電流は、データシート上、240nA(Typ.)です。
温度補償タイプのリアルタイムクロックを実装しており、平均月差は周囲温度-20℃~60℃で8秒(参考値)です。
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
RTCの時間精度は周囲温度に大きく影響を受けますので、
使用温度での十分な特性の確認をお願いいたします。 |
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
電池を電池ホルダーに装着する際は、異物の挟み込みや不完全な装着がないか、
十分な確認をお願いいたします。 |
表15.17 CON10 信号配列
ピン番号 | ピン名 | I/O | 説明 |
---|
1 | RTC_BAT | Power | リアルタイムクロックのバックアップ用電源入力(RTC_BAT) |
2 | GND | Power | 電源(GND) |
CON11はLTEモジュール(ELS31-J)とANT2を接続するための中継コネクタで、LTEモジュールのアンテナピンと接続されています。
出荷時にはCON12に接続された同軸ケーブルが装着されています。
![[ティップ]](images/tip.png) | |
---|
型番が AG6273 または AG6263 で始まる製品にのみ搭載されています。 |
CON12はLTEモジュール(ELS31-J)とANT2を接続するための中継コネクタで、LTEモジュールのアンテナピンと接続されています。
出荷時にはCON11に接続された同軸ケーブルが装着されています。
![[ティップ]](images/tip.png) | |
---|
型番が AG6273 または AG6263 で始まる製品にのみ搭載されています。 |
15.13. CON21(アナログ入力インターフェース)
CON21はアナログ入力用インターフェースです。
端子台を実装しています。
接続可能な電線については、表15.19「CON21 接続可能な電線」をご確認ください。
表15.18 CON21 信号配列
ピン番号 | ピン名 | I/O | 説明 |
---|
1 | AI1A | In | アナログ入力1A |
2 | AI1B | In | アナログ入力1B |
3 | AGND | Power | アナログ電源(GND) |
4 | AI2A | In | アナログ入力2A |
5 | AI2B | In | アナログ入力2B |
6 | AGND | Power | アナログ電源(GND) |
7 | AI3A | In | アナログ入力3A |
8 | AI3B | In | アナログ入力3B |
9 | AGND | Power | アナログ電源(GND) |
10 | AI1A | In | アナログ入力4A |
11 | AI1B | In | アナログ入力4B |
12 | AGND | Power | アナログ電源(GND) |
表15.19 CON21 接続可能な電線
規格 | UL | IEC |
電線範囲 | 26~18 AWG | 0.12~0.9mm2 |
被覆剥き長さ | 5~6mm |
使用可能フェルール端子 | 型番 : MFL25-5BE
メーカー:ミスミ |
推奨ねじ締めトルク | 0.28Nm |
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
電線の先端に予備半田しないでください。正しい接続ができなくなります。 |
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
端子台に電線を接続する際、端子台に過度な力を加えないでください。
端子台が破損する恐れがあります。 |
アナログ入力インターフェースは、電圧入力と電流入力に対応しています。
1-5V電圧出力機器、2線式 4-20mA電流出力機器、4線式 4-20mA電流出力機器への接続方法については、図15.17「CON21 アナログ入力接続例」をご確認ください。
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E +Di8+Ai4に電源が入っていない状態で、アナログ入力インターフェースに、電圧または電流を印加しないでください。
内部回路が故障する可能性があります。 |
15.14. CON22(入出力インターフェース2)
CON22は以下の機能をもった入出力インターフェースです。
端子台を実装しています。
接続可能な電線については、表15.21「CON22 接続可能な電線」をご確認ください。
表15.20 CON22 信号配列
ピン番号 | ピン名 | I/O | 説明 |
---|
1 | DI3 | In | 接点入力3 |
2 | DI4 | In | 接点入力4 |
3 | DI5 | In | 接点入力5 |
4 | DI6 | In | 接点入力6 |
5 | DI7 | In | 接点入力7 |
6 | DI8 | In | 接点入力8 |
7 | DI9 | In | 接点入力9 |
8 | DI10 | In | 接点入力10 |
9 | COM | In | 接点入力プラスコモン |
10 | VOUT | - | 外部電源制御出力 |
11 | VCOM | - | 外部電源制御出力コモン |
12 | GND | Power | 電源(GND) |
表15.21 CON22 接続可能な電線
規格 | UL | IEC |
電線範囲 | 26~18 AWG | 0.12~0.9mm2 |
被覆剥き長さ | 5~6mm |
使用可能フェルール端子 | 型番 : MFL25-5BE
メーカー:ミスミ |
推奨ねじ締めトルク | 0.28Nm |
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
電線の先端に予備半田しないでください。正しい接続ができなくなります。 |
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
端子台に電線を接続する際、端子台に過度な力を加えないでください。
端子台が破損する恐れがあります。 |
接点入力部はフォトカプラによる絶縁入力(電流シンク出力タイプに接続可能)となっています。
入力部を駆動するために電源は、外部から供給する必要があります。
外部電源制御出力部はフォトリレーによる絶縁出力(無極性)となっています。
出力部を駆動するためには外部に電源が必要となります。
最大電流500mA(定格 48V)まで駆動可能です。
デフォルトでは、Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E +Di8+Ai4がシャットダウンモードの時OFFになり、
スリープモード時、アクティブモード時にONになります。
Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E +Di8+Ai4が間欠動作する際に、Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E +Di8+Ai4の動作に連動して
接続しているセンサーなど外部デバイス電源をONOFFすることを想定した制御出力となります。
15.15. ANT1(LTEアンテナインターフェース)
ANT1はLTEデータ通信時に利用する、アンテナコネクタです。
SMAオス端子のアンテナを接続することができます。
アンテナコネクタの形状は図15.20「ANT1 接続可能なアンテナコネクタ形状」のとおりです。
アンテナコネクタからアンテナまでの経路は50Ω同軸ケーブルでの延長が可能です。
ただし、ケーブルロスが発生することにご注意ください。
同軸ケーブルで延長する場合は、図15.21「ANT1 50Ω同軸ケーブルでの延長例」を参考にケーブルをご用意ください。
![[警告]](images/warning.png) | |
---|
Cat.1 モデルでLTE通信を使用する際はアンテナ2本が必須となります。 |
![[ティップ]](images/tip.png) | |
---|
LTEモジュールメーカーにより、技適認証取得済みのアンテナについて抜粋したリストを
Armadilloサイトで公開しています。
付属のアンテナ以外をご検討の際に、ご活用ください。 当社にて全てのアンテナの動作を確認したものではありませんので、
通信性能の評価については、ユーザー様自身にて実施いただくようお願いいたします。 |
15.16. ANT2(LTEアンテナインターフェース)
ANT2はカスタマイズが可能なアンテナコネクタです。
各製品モデルでのANT2の搭載状況と用途、形状は表15.22「各製品モデルでのANT2搭載状況と用途」のとおりです。
表15.22 各製品モデルでのANT2搭載状況と用途
型番 | 搭載状況 | 用途 | 形状 | 接続可能なアンテナコネクタ形状 |
---|
AG6273-C03Z
AG6273-C03D0
AG6263-C01Z | 搭載 | LTEアンテナインターフェース | SMA オス端子 | 図15.20「ANT1 接続可能なアンテナコネクタ形状」参照 |
AG6223-C01Z
AG6223-C01D0
AG6213-C02Z
AG6213-C02D0
AG6203-C00Z | 非搭載 [] | - | - | - |
Cat.1モデルでは、アンテナコネクタからアンテナまでの経路は50Ω同軸ケーブルでの延長が可能です。ただし、ケーブルロスが発生することにご注意ください。
同軸ケーブルで延長する場合は、下図を参考にケーブルをご用意ください。
Cat.1モデル以外の製品でANT2は非搭載となっていますが、ANT2を搭載し各種アンテナインターフェースとして使用ができるカスタマイズ品を製造することが可能です。
![[ティップ]](images/tip.png) | |
---|
詳細につきましてはアットマークテクノ営業部または各販売代理店へお問い合わせください。 |
ANT2をWLAN/BTアンテナにカスタマイズする場合の例を図15.23「ANT2カスタマイズ例:同軸ケーブル接続図」図15.24「ANT2カスタマイズ例:WLAN/BTアンテナインターフェース」に示します。
![[ティップ]](images/tip.png) | |
---|
LTEモジュールメーカーにより、技適認証取得済みのアンテナについて抜粋したリストを
Armadilloサイトで公開しています。
付属のアンテナ以外をご検討の際に、ご活用ください。 当社にて全てのアンテナの動作を確認したものではありませんので、
通信性能の評価については、ユーザー様自身にて実施いただくようお願いいたします。 |
15.17. ANT3(WLAN/BT アンテナインターフェース)
ANT3 は WLAN/BT データ通信時に利用する、アンテナコネクタです。MHF4端子のアンテナを接続することができます。
Cat.1 モデルのみ搭載しており、開発セットおよび量産用ではPCBアンテナが接続されています。
RP-SMA端子のアンテナを接続する場合は、図15.25「ANT3 RP-SMA端子のアンテナ接続例」を参考にケーブルをご用意ください。
SYS、APP、WWANは電源の入力状態やシステム状態、アプリケーション状態を表示するLEDです。
LEDの動作仕様については、表15.24「LED状態と製品状態の対応について」をご確認ください。
表15.23 LED 信号配列
部品番号 | 名称(色) | 説明 |
---|
SYS | システムLED(緑) | 電源(VCC_3.3V)の入力状態を表示、i.MX6ULLのUART2_CTS_Bピン(GPIO1_IO22)に接続
(Low: 消灯、High: 点灯) |
APP | アプリケーションLED(緑) | アプリケーションの状態を表示、i.MX6ULLのUART2_RTS_Bピン(GPIO1_IO23)に接続
(Low: 消灯、High: 点灯) |
WWAN | ワイヤレスWAN LED(緑) | LTE通信の状態を表示、i.MX6ULLのUART1_RX_DATAピン(GPIO1_IO17)に接続
(Low: 消灯、High: 点灯) |
表15.24 LED状態と製品状態の対応について
LED状態\LED名称 | SYS | APP | WWAN |
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OFF | 電源OFF | アプリ起動不可 | SIM 未検出または認識中、または LTE モデム未検出 |
ON | 電源ON | アプリ起動可能 | LTE 接続済み |
Blink Slow | シャットダウン中 | アプリ起動完了 | SIM 検出、LTE 未接続 [] |
Blink Fast | アップデート中 | アプリエラー | SIM 検出、LTE 未接続、電波品質が低い [] |
SW1はユーザー側で自由に利用できる押しボタンスイッチです。
表15.25 SW1 信号配列
部品番号 | 名称 | 説明 |
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SW1 | ユーザースイッチ | i.MX6ULL の JTAG_MOD ピンに接続
(Low: 押されていない状態、High: 押された状態) |
SW2は起動デバイス設定スイッチです。
SW2を操作することで、起動デバイスを設定することができます。
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起動デバイスはeMMCになります。
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起動デバイスはmicroSDになります。
15.21. SW3(RS485 終端抵抗設定スイッチ)
SW3はRS485の終端抵抗設定スイッチです。
SW3を操作することで、終端抵抗 120ΩのON/OFFを切り替えることができます。
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終端抵抗 120Ω がONになります。
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終端抵抗 120Ω がOFFになります。
![[ティップ]](images/tip.png) | |
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終端はRS485の信号線の最遠端で行います。
Armadillo-IoT A6Eが最遠端になる場合は終端抵抗をONにしてください。 |
![[警告]](images/warning.png) | |
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基板改版や部品変更により、基板上の部品位置、高さは変更になることがあります。
ケースや拡張基板を設計する場合、ある程度の余裕をもった寸法での設計をお願いいたします。 |
![[ティップ]](images/tip.png) | |
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DXF形式の形状図を「アットマークテクノ Armadilloサイト」から「購入者向けの限定公開データ」としてダウンロード可能です。 |
本製品はねじを使用しないスナップフィット方式を採用しており、容易に組み立てと分解が可能です。分解する際には手のけがやパーツの破損を防止するためマイナスドライバーなどの工具を使用してください。
表15.26 ケースモデル展開図パーツ一覧
番号 | 名称 | 説明 |
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1 | ケーストップ | ケース上側のパーツです。 ケースボトムとは4か所のツメで固定されます。 ケースを分解する際は、マイナスドライバーを使用してツメを破損させないよう慎重に取り外してください。 |
2 | ケースボトム | ケース下側のパーツです。 |
3 | フック | ケースをDINレールに固定するためのパーツです。 |
4 | 基板 | |
5 | カバーパーツA | ケース開口部のカバーです。 ケーストップとは1か所のツメで固定されます。 |
6 | カバーパーツB | ケース開口部のカバーです。 ケーストップとは1か所のツメで固定されます。 |
7 | カバーパーツC | ケース開口部のカバーです。 ケーストップとは1か所のツメで固定されます。 |
8 | カバーパーツD | ケース開口部のカバーです。 ケーストップとは1か所のツメで固定されます。 |
9 | LEDライトパイプ | カバーパーツCに装着するLEDのライトパイプです。強い衝撃を加えた場合、ライトパイプが外れる場合がありますので、図15.35「ケースモデル展開図」を参考にカバーパーツCの丸穴に差し込んでください。 |
フックは以下の図を参考に取り付けてください。
![[警告]](images/warning.png) | |
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microSDカードの取り付けは、ケースの組み立て前に行う必要があります。取り付け手順については、を参照してください。 |
以下の手順に従い、ケースを組み立ててください。
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基板をケーストップに入れる
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ケースボトムをケーストップにはめ込み、基板を固定する
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フックをケースボトムにはめ込む
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カバーパーツをケーストップにはめ込む
![[警告]](images/warning.png) | |
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WLAN+BT コンボモジュールを搭載した製品におきましては、ケーストップに貼り付けられているWLAN基板アンテナのケーブルが製品基板のANT3と接続しています。
ケースを分解する際は、ANT3に無理な力が加わらないよう慎重に作業してください。 |
![[警告]](images/warning.png) | |
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ツメに強い力を加えますと破損する恐れがありますので、十分ご注意ください。 |
マイナスドライバーなどの工具を用意してください。以下の手順に従い、ケースを分解してください。
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フックをケースボトムから取り外す
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ケースボトムを取り外す
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基板を取り外す
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カバーパーツを取り外す
フックはツメで固定されていますので、図15.38「フックのツメ」を参考にツメを押しながらフックを引き出してください。
ケースボトムはツメ4か所で固定されています。図15.39「ケースボトムのツメ」を参考にマイナスドライバーをケースの隙間に差し込み、順に外してください。
Cat.1モデル, Cat.M1モデルではアンテナコネクタがケース開口部より飛び出しているため、反対側のLANコネクタ側から先にケーストップから出すようにしてください。基板を取り外す際、LANコネクタの突起部がケーストップに当たらないよう、ケースを広げながら基板を取り外すようにしてください。
カバーはツメ1か所でケーストップに固定されています。図15.40「カバーのツメ」を参考にマイナスドライバーをケースの隙間に差し込み外してください。
本章では、Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E +Di8+Ai4の機能拡張や信頼性向上のための設計情報について説明します。
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「購入者向けの限定公開データ」としてダウンロード可能ですのでご確認ください。
Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E +Di8+Ai4のESD耐性を向上させるために、以下の対策が効果的です。
また、Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E +Di8+Ai4に接続されたケーブルが屋外に露出するような設置環境では、
ケーブルに侵入した雷サージ等のストレスによりインターフェース回路が破壊される場合があります。
ストレスへの耐性を向上させるために、以下の対策が効果的です。
本章では、Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E +Di8+Ai4のオプション品について説明します。
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