本ガイドでの設計の流れは以下のとおりです。
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間欠動作仕様(適用する動作モードと稼働時間)の決定
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消費電力の見積もり
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消費電力の実測
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蓄電池及び太陽電池の容量見積もり
2.1. 間欠動作仕様(適用する動作モードと稼働時間)の決定
最初に、Armadillo-IoT ゲートウェイ A6 の間欠動作仕様を決定します。具体的には、どの動作モードでどの程度の時間稼働させるかを決定します。
動作モードの稼働時間によって消費電力が変わりますので、出来る限り省電力となるように設計します。
また、要件として蓄電池及び太陽電池の容量が決まっている場合、そちらに合わせて動作モードの稼働時間が制限される可能性もあります。
動作モード稼働時間を決定すると、動作モード毎の単位時間あたりの消費電力より 1 日単位の消費電力の見積もりが可能となりますので実施します。
もし、実際に動作させることが可能な状態であれば、実測して見積もりとの差分を確認し、見積もりの調整を行います。
消費電力が決まりましたら、次に蓄電池及び太陽電池の容量見積もりを行います。
荒天や夜間など太陽電池が発電出来ない時間帯の電力消費を補う為に、蓄電池も必要となりますので、必要な蓄電池容量も見積もります。