第20章 オプション品

本章では、Armadillo-840関連のオプション品について説明します。

表20.1 Armadillo-840関連のオプション品


[警告]

Armadillo-840 オプションケース(金属製)以外のオプション品は、試作・開発用の製品です。これらは外観や仕様を予告なく変更する場合があります。

20.1. Armadillo-840 拡張ボード01(Cコネクタ用)

20.1.1. ボード概要

Armadillo-840 拡張ボード01(Cコネクタ用)はArmadillo-840のCON7 拡張インターフェース1(Cコネクタ)に接続可能な拡張ボード01です。タッチパネルLCD、オーディオコーデック、ビデオアンプ、SDスロット等を搭載しています。

Armadillo-840 拡張ボード01(Cコネクタ用)の主な仕様は次の通りです。

表20.2 Armadillo-840 拡張ボード01(Cコネクタ用)の仕様

LCD

DataImage製 タッチパネルLCD「SCF0500133GFR03」用コネクタ

オーディオ

Wolfson製オーディオコーデック「WM8978CGEFL/V」搭載

モノラルマイク入力ミニジャック

ステレオヘッドホン出力ミニジャック

オーディオライン/コンポジットビデオ出力インターフェース

SD/MMC

SDスロット

無線LAN

アットマークテクノ製無線LANモジュール「AWL13-U00Z」用コネクタ

カメラ

アットマークテクノ製カメラモジュール「OP-A810-CAM01-00」用コネクタ

USBUSB mini Bコネクタ、USB2.0 Device(High Speed対応)
拡張インターフェースLCD、カメラ、UART、GPIO、I2C、SPI、I2S、SD、MMC、PWM等
スイッチ

ユーザー用タクトスイッチ x 4

リセット用タクトスイッチ

LED

ユーザー用LED(黄色、面実装) x 6

リセット用LED(黄色、面実装)

電源電圧DC 5V±5%、3,3V±5%
使用周囲温度10~40℃(ただし結露なきこと)
基板サイズ96 x 150mm(突起部を除く)

表20.3 タッチパネルLCDの仕様

型番SCF0500133GFR03
メーカー名DataImage
タイプTFT
サイズ5インチ
解像度WVGA(800×480ピクセル)
バックライトLED
色数True Color(1677万色、24bit)
タッチパネル静電容量方式、マルチタッチ対応(最大2フィンガー)

20.1.2. ブロック図

Armadillo-840 拡張ボード01(Cコネクタ用)のブロック図は次の通りです。

Armadillo-840 拡張ボード01(Cコネクタ用)のブロック図

図20.1 Armadillo-840 拡張ボード01(Cコネクタ用)のブロック図


20.1.3. インターフェースレイアウト

Armadillo-840 拡張ボード01(Cコネクタ用)のインターフェースレイアウトは次の通りです。

Armadillo-840 拡張ボード01(Cコネクタ用) インターフェースレイアウト図

図20.2 Armadillo-840 拡張ボード01(Cコネクタ用) インターフェースレイアウト図


表20.4 搭載コネクタ、スイッチ型番一覧

部品番号インターフェース名型番メーカー
CON1Armadillo-840インターフェースDF40HC(3.0)-100DS-0.4V(51)HIROSE ELECTRIC
CON2LCDインターフェースFH28-40S-0.5SH(05)HIROSE ELECTRIC
CON3タッチパネルインターフェースFH34S-6S-0.5SH(50)HIROSE ELECTRIC
CON4拡張インターフェース1- 
CON5マイク入力インターフェースSJ-3524-SMTCUI
CON6ヘッドホン出力インターフェースSJ-3524-SMTCUI
CON7オーディオライン/コンポジットビデオ出力インターフェース- 
CON8拡張インターフェース2- 
CON9SDインターフェースSCDA9A0400ALPS ELECTRIC
CON10WLANインターフェースAXK6F34347YG または AXK6F34347YG-EPanasonic
CON11拡張インターフェース3- 
CON12カメラインターフェースDF40C-60DP-0.4V(51)HIROSE ELECTRIC
CON13拡張インターフェース4- 
CON14USBインターフェース54819-0572Molex
JP1ユーザージャンパA2-2PA-2.54DSA(71)HIROSE ELECTRIC
JP2設定ジャンパ
JP3
SW1ユーザースイッチSKHHAMA010ALPS ELECTRIC
SW2
SW3
SW4
SW5リセットスイッチSKHLACA010ALPS ELECTRIC

20.1.4. インターフェース仕様

20.1.4.1. CON1 Armadillo-840インターフェース

CON1はArmadillo-840の拡張インターフェース1(Cコネクタ)との接続用インターフェースです。

搭載コネクタ

DF40HC(3.0)-100DS-0.4V(51)/HIROSE ELECTRIC

許容電流: 0.3A以下(端子1本あたり)

表20.5 CON1 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1GNDPower電源(GND)
2CAM_RSTBIn/Out

CON12の40ピン、CON13の24ピンに接続

3CAM_PWDNIn/Out

CON12の41ピン、CON13の23ピンに接続

4A1_VIO_CKO_1In/Out

CON12の19ピン、CON13の21ピンに接続

5A1_VIO_FIELD_1In/Out

CON12の15ピン、CON13の15ピンに接続

6A1_VIO_HD_1In/Out

CON12の16ピン、CON13の16ピンに接続

7A1_VIO_CLK_1In/Out

CON12の13ピン、CON13の19ピンに接続

8A1_VIO_VD_1In/Out

CON12の17ピン、CON13の17ピンに接続

9CAM_SCLIn/Out

CON12の37ピン、CON13の26ピンに接続

10CAM_SDAIn/Out

CON12の38ピン、CON13の25ピンに接続

11GNDPower電源(GND)
12A1_LCDDCK_0In/Out

CON2の30ピン、CON4の32ピンに接続

13A1_LCDVSYN_0In/Out

CON2の33ピン、CON4の34ピンに接続

14A1_LCDHSYN_0In/Out

CON2の32ピン、CON4の33ピンに接続

15A1_LCDDISP_0In/Out

CON2の34ピン、CON4の35ピンに接続

16A1_LCDDON_0In/Out

CON2の31ピン、CON4の36ピンに接続

17VAMP_PSAVE_NIn/Out

ビデオアンプのパワーセーブピン、CON4の42ピンに接続

18BL_SHDN_NIn/Out

LEDバックライトドライバのイネーブルピン、CON4の41ピンに接続

19A1_TPU0TO2In/Out

LEDバックライトドライバの電流調整ピン、CON4の40ピンに接続

20EXT_LED1In/Out

LED1、CON4の39ピンに接続

21EXT_LED2In/Out

LED2、CON4の38ピンに接続

22EXT_LED3In/Out

LED3、CON4の37ピンに接続

23A1_I2C_SCL_0In/Out

CON3の2ピン、CON4の46ピン、CON8の13ピン、オーディオコーデックのI2Cクロックピンに接続

24A1_I2C_SDA_0In/Out

CON3の3ピン、CON4の45ピン、CON8の14ピン、オーディオコーデックのI2Cデータピンに接続

25TP_INT_NIn/Out

CON3の4ピン、CON4の47ピンに接続

26TP_RST_NIn/Out

CON3の5ピン、CON4の48ピンに接続

27A1_LCDD19_0In/Out

CON2の8ピン、CON4の10ピンに接続

28A1_LCDD20_0In/Out

CON2の9ピン、CON4の11ピンに接続

29A1_LCDD21_0In/Out

CON2の10ピン、CON4の12ピンに接続

30A1_LCDD22_0In/Out

CON2の11ピン、CON4の13ピンに接続

31A1_LCDD23_0In/Out

CON2の12ピン、CON4の14ピンに接続

32GNDPower電源(GND)
33A1_SDHICLK_1In/Out

CON11の3ピン、マルチプレクサを経由してCON9の5ピン、CON10の7ピンに接続

34A1_SDHICMD_1In/Out

CON11の4ピン、マルチプレクサを経由してCON9の2ピン、CON10の10ピンに接続

35A1_SDHID0_1In/Out

CON11の5ピン、マルチプレクサを経由してCON9の7ピン、CON10の2ピンに接続

36A1_SDHID1_1In/Out

CON11の6ピン、マルチプレクサを経由してCON9の8ピン、CON10の1ピンに接続

37A1_SDHID2_1In/Out

CON11の7ピン、マルチプレクサを経由してCON9の9ピン、CON10の12ピンに接続

38A1_SDHID3_1In/Out

CON11の8ピン、マルチプレクサを経由してCON9の9ピン、CON10の11ピンに接続

39A1_SDHICD_1In/Out

CON11の9ピン、マルチプレクサを経由してCON9の10ピンに接続

40A1_SDHIWP_1In/Out

CON11の10ピン、マルチプレクサを経由してCON9の12ピンに接続

41EXT_SD_PWR_ENIn/Out

CON11の11ピン、CON9、CON12の電源ピンのパワースイッチに接続

42EXT_JP1In/Out

CON11の12ピン、JP1の2ピンに接続

43SW1In/Out

SW1の1ピンに接続

44SW2In/Out

SW2の1ピンに接続

45SW3In/Out

SW3の1ピンに接続

46SW4In/Out

SW4の1ピンに接続

47EXT_RESET_NOut

SW5の1ピンに接続

48GNDPower電源(GND)
49USB0_DMIn/Out

CON14の2ピンに接続

50USB0_DPIn/Out

CON14の3ピンに接続

51VCC_5VPower電源(VCC_5V)
52VCC_5VPower電源(VCC_5V)
53VCC_5VPower電源(VCC_5V)
54NC-未接続
55A1_YCVBSOUTInコンポジットビデオ入力、ビデオアンプの入力ピンに接続
56GNDPower電源(GND)
57A1_DV_CLKIOut27MHzビデオクロック出力、27MHzクロックに接続
58GNDPower電源(GND)
59A1_RESETOUTS_NIn

R-Mobile A1リセット入力、CON11の14ピン、LED7に接続

60AUDIO_CLKInオーディオコーデックのMCLKピン、CON8の3ピンに接続
61A1_FSIAIBTIn/Out

オーディオコーデックのBCLKピン、CON8の4ピンに接続

62A1_FSIAILRIn/Out

オーディオコーデックのLRCピン、CON8の5ピンに接続

63A1_FSIAOSLDIn/Out

オーディオコーデックのDACDATピン、CON8の6ピンに接続

64A1_FSIAISLDIn/Out

オーディオコーデックのADCDATピン、CON8の7ピンに接続

65USB0_VBUSIn/OutCON8の8ピン、CON14のVBUSピンに接続
66EXT_LED4In/Out

CON8の9ピン、LED4に接続

67EXT_LED5In/Out

CON8の10ピン、LED5に接続

68EXT_LED6In/Out

CON8の11ピン、LED6に接続

69GNDPower電源(GND)
70A1_LCDD18_0In/Out

CON2の7ピン、CON4の9ピンに接続

71A1_LCDD17_0In/Out

CON2の6ピン、CON4の8ピンに接続

72A1_LCDD16_0In/Out

CON2の5ピン、CON4の7ピンに接続

73A1_LCDD15_0In/Out

CON2の20ピン、CON4の22ピンに接続

74A1_LCDD14_0In/Out

CON2の19ピン、CON4の21ピンに接続

75A1_LCDD13_0In/Out

CON2の18ピン、CON4の20ピンに接続

76A1_LCDD12_0In/Out

CON2の17ピン、CON4の19ピンに接続

77A1_LCDD11_0In/Out

CON2の16ピン、CON4の18ピンに接続

78A1_LCDD10_0In/Out

CON2の15ピン、CON4の17ピンに接続

79A1_LCDD9_0In/Out

CON2の14ピン、CON4の16ピンに接続

80A1_LCDD8_0In/Out

CON2の13ピン、CON4の15ピンに接続

81A1_LCDD7_0In/Out

CON2の28ピン、CON4の30ピンに接続

82A1_LCDD6_0In/Out

CON2の27ピン、CON4の29ピンに接続

83A1_LCDD5_0In/Out

CON2の26ピン、CON4の28ピンに接続

84A1_LCDD4_0In/Out

CON2の25ピン、CON4の27ピンに接続

85A1_LCDD3_0In/Out

CON2の24ピン、CON4の26ピンに接続

86A1_LCDD2_0In/Out

CON2の23ピン、CON4の25ピンに接続

87A1_LCDD1_0In/Out

CON2の22ピン、CON4の24ピンに接続

88A1_LCDD0_0In/Out

CON2の21ピン、CON4の23ピンに接続

89GNDPower電源(GND)
90A1_VIO_D7_1In/Out

CON12の57ピン、CON13の14ピンに接続

91A1_VIO_D6_1In/Out

CON12の56ピン、CON13の13ピンに接続

92A1_VIO_D5_1In/Out

CON12の55ピン、CON13の12ピンに接続

93A1_VIO_D4_1In/Out

CON12の54ピン、CON13の11ピンに接続

94A1_VIO_D3_1In/Out

CON12の53ピン、CON13の10ピンに接続

95A1_VIO_D2_1In/Out

CON12の52ピン、CON13の9ピンに接続

96A1_VIO_D1_1In/Out

CON12の51ピン、CON13の8ピンに接続

97A1_VIO_D0_1In/Out

CON12の50ピン、CON13の7ピンに接続

98VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
99VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
100VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)

20.1.4.2. CON2 LCDインターフェース

CON2はDataImage製タッチパネルLCD「SCF0500133GFR03」の接続用インターフェースです。R-Mobile A1のLCDコントローラ(LCD0)に接続されます。

搭載コネクタ

FH28-40S-0.5SH(05)/HIROSE ELECTRIC

許容電流: 0.5A以下(端子1本あたり)

[警告]

CON4と共通の信号が接続されています。同時利用には対応していませんので、CON4を使用する場合はCON2、CON3からタッチパネルLCDを取り外してください。

表20.6 CON2 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1LCD_LED-OutLEDバックライト用電源(カソード)、LEDバックライトドライバに接続
2LCD_LED+OutLEDバックライト用電源(アノード)、LEDバックライトドライバに接続
3GNDPower電源(GND)
4VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
5A1_LCDD16_0Out

LCDデータ(bit16)、CON1の72ピンに接続

CON4の7ピンと共通

6A1_LCDD17_0Out

LCDデータ(bit17)、CON1の71ピンに接続

CON4の8ピンと共通

7A1_LCDD18_0Out

LCDデータ(bit18)、CON1の70ピンに接続

CON4の9ピンと共通

8A1_LCDD19_0Out

LCDデータ(bit19)、CON1の27ピンに接続

CON4の10ピンと共通

9A1_LCDD20_0Out

LCDデータ(bit20)、CON1の28ピンに接続

CON4の11ピンと共通

10A1_LCDD21_0Out

LCDデータ(bit21)、CON1の29ピンに接続

CON4の12ピンと共通

11A1_LCDD22_0Out

LCDデータ(bit22)、CON1の30ピンに接続

CON4の13ピンと共通

12A1_LCDD23_0Out

LCDデータ(bit23)、CON1の31ピンに接続

CON4の14ピンと共通

13A1_LCDD8_0Out

LCDデータ(bit8)、CON1の80ピンに接続

CON4の15ピンと共通

14A1_LCDD9_0Out

LCDデータ(bit9)、CON1の79ピンに接続

CON4の16ピンと共通

15A1_LCDD10_0Out

LCDデータ(bit10)、CON1の78ピンに接続

CON4の17ピンと共通

16A1_LCDD11_0Out

LCDデータ(bit11)、CON1の77ピンに接続

CON4の18ピンと共通

17A1_LCDD12_0Out

LCDデータ(bit12)、CON1の76ピンに接続

CON4の19ピンと共通

18A1_LCDD13_0Out

LCDデータ(bit13)、CON1の75ピンに接続

CON4の20ピンと共通

19A1_LCDD14_0Out

LCDデータ(bit14)、CON1の74ピンに接続

CON4の21ピンと共通

20A1_LCDD15_0Out

LCDデータ(bit15)、CON1の73ピンに接続

CON4の22ピンと共通

21A1_LCDD0_0Out

LCDデータ(bit0)、CON1の88ピンに接続

CON4の23ピンと共通

22A1_LCDD1_0Out

LCDデータ(bit1)、CON1の87ピンに接続

CON4の24ピンと共通

23A1_LCDD2_0Out

LCDデータ(bit2)、CON1の86ピンに接続

CON4の25ピンと共通

24A1_LCDD3_0Out

LCDデータ(bit3)、CON1の85ピンに接続

CON4の26ピンと共通

25A1_LCDD4_0Out

LCDデータ(bit4)、CON1の84ピンに接続

CON4の27ピンと共通

26A1_LCDD5_0Out

LCDデータ(bit5)、CON1の83ピンに接続

CON4の28ピンと共通

27A1_LCDD6_0Out

LCDデータ(bit6)、CON1の82ピンに接続

CON4の29ピンと共通

28A1_LCDD7_0Out

LCDデータ(bit7)、CON1の81ピンに接続

CON4の30ピンと共通

29GNDPower電源(GND)
30A1_LCDDCK_0Out

DCK信号、CON1の12ピンに接続

CON4の32ピンと共通

31A1_LCDDON_0Out

DON信号、CON1の16ピンに接続

CON4の36ピンと共通

32A1_LCDHSYN_0Out

HSYNC信号、CON1の14ピンに接続

CON4の33ピンと共通

33A1_LCDVSYN_0Out

VSYNC信号、CON1の13ピンに接続

CON4の34ピンと共通

34A1_LCDDISP_0Out

DISP信号、CON1の15ピンに接続

CON4の35ピンと共通

35NC-未接続
36GNDPower電源(GND)
37NC-未接続
38NC-未接続
39NC-未接続
40NC-未接続

20.1.4.3. CON3 タッチパネルインターフェース

CON3はDataImage製タッチパネルLCD「SCF0500133GFR03」のタッチパネル接続用インターフェースです。R-Mobile A1のI2Cコントローラ(I2C0)、GPIOコントローラに接続されます。

搭載コネクタ

FH34S-6S-0.5SH(50)/HIROSE ELECTRIC

許容電流: 0.5A以下(端子1本あたり)

[警告]

CON4と共通の信号が接続されています。同時利用には対応していませんので、CON4を使用する場合は、CON2、CON3からタッチパネルLCDを取り外してください。

表20.7 CON3 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
2A1_I2C_SCL_0In/Out

I2Cクロック、CON1の23ピンに接続

CON4の46ピン、CON8の13ピン、オーディオコーデックのI2Cクロックピンと共通

3A1_I2C_SDA_0In/Out

I2Cデータ、CON1の24ピンに接続

CON4の45ピン、CON8の14ピン、オーディオコーデックのI2Cデータピンと共通

4TP_INT_NIn

タッチパネル割り込み信号(Active-Low)、CON1の25ピンに接続

CON4の47ピンと共通

5TP_RST_NOut

タッチパネルリセット信号、CON1の26ピンに接続

CON4の48ピンと共通

6GNDPower電源(GND)

20.1.4.4. CON4 拡張インターフェース1

CON4は機能拡張用インターフェースです。主に、LCD接続用の信号が配線されています。

[警告]

CON2、CON3と共通の信号が接続されています。同時利用には対応していませんので、CON4を使用する場合は、CON2、CON3からタッチパネルLCDを取り外してください。

搭載コネクタ例

A1-50PA-2.54DSA(71)/HIROSE ELECTRIC

表20.8 CON4 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1VCC_5VPower電源(VCC_5V)
2VCC_5VPower電源(VCC_5V)
3VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
4VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
5GNDPower電源(GND)
6GNDPower電源(GND)
7A1_LCDD16_0In/Out

拡張入出力、CON1の72ピンに接続

CON2の5ピンと共通

8A1_LCDD17_0In/Out

拡張入出力、CON1の71ピンに接続

CON2の6ピンと共通

9A1_LCDD18_0In/Out

拡張入出力、CON1の70ピンに接続

CON2の7ピンと共通

10A1_LCDD19_0In/Out

拡張入出力、CON1の27ピンに接続

CON2の8ピンと共通

11A1_LCDD20_0In/Out

拡張入出力、CON1の28ピンに接続

CON2の9ピンと共通

12A1_LCDD21_0In/Out

拡張入出力、CON1の29ピンに接続

CON2の10ピンと共通

13A1_LCDD22_0In/Out

拡張入出力、CON1の30ピンに接続

CON2の11ピンと共通

14A1_LCDD23_0In/Out

拡張入出力、CON1の31ピンに接続

CON2の12ピンと共通

15A1_LCDD8_0In/Out

拡張入出力、CON1の80ピンに接続

CON2の13ピンと共通

16A1_LCDD9_0In/Out

拡張入出力、CON1の79ピンに接続

CON2の14ピンと共通

17A1_LCDD10_0In/Out

拡張入出力、CON1の78ピンに接続

CON2の15ピンと共通

18A1_LCDD11_0In/Out

拡張入出力、CON1の77ピンに接続

CON2の16ピンと共通

19A1_LCDD12_0In/Out

拡張入出力、CON1の76ピンに接続

CON2の17ピンと共通

20A1_LCDD13_0In/Out

拡張入出力、CON1の75ピンに接続

CON2の18ピンと共通

21A1_LCDD14_0In/Out

拡張入出力、CON1の74ピンに接続

CON2の19ピンと共通

22A1_LCDD15_0In/Out

拡張入出力、CON1の73ピンに接続

CON2の20ピンと共通

23A1_LCDD0_0In/Out

拡張入出力、CON1の88ピンに接続

CON2の21ピンと共通

24A1_LCDD1_0In/Out

拡張入出力、CON1の87ピンに接続

CON2の22ピンと共通

25A1_LCDD2_0In/Out

拡張入出力、CON1の86ピンに接続

CON2の23ピンと共通

26A1_LCDD3_0In/Out

拡張入出力、CON1の85ピンに接続

CON2の24ピンと共通

27A1_LCDD4_0In/Out

拡張入出力、CON1の84ピンに接続

CON2の25ピンと共通

28A1_LCDD5_0In/Out

拡張入出力、CON1の83ピンに接続

CON2の26ピンと共通

29A1_LCDD6_0In/Out

拡張入出力、CON1の82ピンに接続

CON2の27ピンと共通

30A1_LCDD7_0In/Out

拡張入出力、CON1の81ピンに接続

CON2の28ピンと共通

31GNDPower電源(GND)
32A1_LCDDCK_0In/Out

拡張入出力、CON1の12ピンに接続

CON2の30ピンと共通

33A1_LCDHSYN_0In/Out

拡張入出力、CON1の14ピンに接続

CON2の32ピンと共通

34A1_LCDVSYN_0In/Out

拡張入出力、CON1の13ピンに接続

CON2の33ピンと共通

35A1_LCDDISP_0In/Out

拡張入出力、CON1の15ピンに接続

CON2の34ピンと共通

36A1_LCDDON_0In/Out

拡張入出力、CON1の16ピンに接続

CON2の31ピンと共通

37EXT_LED3In/Out

拡張入出力、CON1の22ピン、LED3に接続

38EXT_LED2In/Out

拡張入出力、CON1の21ピン、LED2に接続

39EXT_LED1In/Out

拡張入出力、CON1の20ピン、LED1に接続

40A1_TPU0TO2In/Out拡張入出力、CON1の19ピンに接続
41BL_SHDN_NIn/Out拡張入出力、CON1の18ピンに接続
42VAMP_PSAVE_NIn/Out拡張入出力、CON1の17ピンに接続
43NC-未接続
44NC-未接続
45A1_I2C_SDA_0In/Out

I2Cデータ、CON1の24ピンに接続

CON3の3ピン、CON8の14ピン、オーディオコーデックのI2Cデータピンと共通

46A1_I2C_SCL_0In/Out

I2Cクロック、CON1の23ピンに接続

CON3の2ピン、CON8の13ピン、オーディオコーデックのI2Cクロックピンと共通

47TP_INT_NIn/Out

拡張入出力、CON1の25ピンに接続

CON3の4ピンと共通

48TP_RST_NIn/Out

拡張入出力、CON1の26ピンに接続

CON3の5ピンと共通

49VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
50GNDPower電源(GND)

表20.9 CON4 マルチプレクス

ピン番号機能
LCDUARTSSIGPIOその他
1     
2     
3     
4     
5     
6     
7LCDD16_0 MSIOF2_MCK1PORT42 
8LCDD17_0 MSIOF2_SS1PORT41 
9LCDD18_0  PORT40 
10LCDD19_0SCIFB_TXD PORT4 
11LCDD20_0SCIFB_RXD PORT3 
12LCDD21_0SCIFB_SCK PORT2 
13LCDD22_0SCIFA_RXD_7 PORT0 
14LCDD23_0SCIFA_TXD_7 PORT1 
15LCDD8_0  PORT50KEYIN7
16LCDD9_0  PORT49KEYIN6
17LCDD10_0  PORT48KEYIN5
18LCDD11_0  PORT47KEYIN4
19LCDD12_0  PORT46KEYIN3
20LCDD13_0 MSIOF2_RSCKPORT45KEYIN2
21LCDD14_0 MSIOF2_RSYNCPORT44KEYIN1
22LCDD15_0 MSIOF2_MCK0PORT43KEYIN0
23LCDD0_0  PORT58KEYOUT7
24LCDD1_0  PORT57KEYOUT6
25LCDD2_0  PORT56KEYOUT5
26LCDD3_0  PORT55KEYOUT4
27LCDD4_0  PORT54KEYOUT3
28LCDD5_0  PORT53KEYOUT2
29LCDD6_0  PORT52KEYOUT1
30LCDD7_0  PORT51KEYOUT0
31     
32LCDDCK_0  PORT62 
33LCDHSYN_0  PORT64 
34LCDVSYN_0  PORT63 
35LCDDISP_0 MSIOF2_TSCKPORT65 
36LCDDON_0 MSIOF2_TXDPORT61 
37LCDVEPWC_0  PORT60 
38LCDVCPWC_0  PORT59 
39LCDLCLK_0  PORT102 
40   PORT202TPU0TO2
41LCDRD_0_N MSIOF2_TSYNCPORT164 
42  MSIOF2_RXDPORT165 
43     
44     
45    I2C_SDA_0
46    I2C_SCL_0
47 SCIFB_RTS_N PORT172 
48 SCIFB_CTS_N PORT173 
49     
50     

20.1.4.5. CON5 マイク入力インターフェース

CON5はモノラルマイク入力インターフェースです。オーディオコーデックを経由してR-Mobile A1のI2Sコントローラ(FSIA)に接続されます。

搭載コネクタ

SJ-3524-SMT/CUI

表20.10 CON5 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1GNDPower電源(GND)
2MIC_INInマイク入力
3NC-未接続
10NC-未接続

ミニプラグ(マイク)のピンアサイン

図20.3 ミニプラグ(マイク)のピンアサイン


20.1.4.6. CON6 ヘッドホン出力インターフェース

CON6はステレオヘッドホン出力インターフェースです。オーディオコーデックを経由してR-Mobile A1のI2Sコントローラ(FSIA)に接続されます。

搭載コネクタ

SJ-3524-SMT/CUI

表20.11 CON6 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1GNDPower電源(GND)
2HP_OUT_LOutヘッドホン出力(左チャンネル)
3HP_OUT_ROutヘッドホン出力(右チャンネル)
10NC-未接続

ミニプラグ(ヘッドホン)のピンアサイン

図20.4 ミニプラグ(ヘッドホン)のピンアサイン


20.1.4.7. CON7 オーディオライン/コンポジットビデオ出力インターフェース

CON7はオーディオライン出力、コンポジットビデオ出力インターフェースです。オーディオライン信号はWolfson製オーディオコーデック「WM8978CGEFL/V」を経由してR-Mobile A1のI2Sコントローラ(FSIA)に接続されます。コンポジット信号はビデオアンプを経由してR-Mobile A1のNTSC/PAL、ビデオエンコーダ(SDENC)に接続されます。

搭載コネクタ例

A2-06PA-2.54DSA(71)/HIROSE ELECTRIC

表20.12 CON7 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1GNDPower電源(GND)
2CVBS_OUTOutコンポジットビデオ出力、ビデオアンプに接続
3GNDPower電源(GND)
4LINE_OUT_ROutライン出力(右チャンネル)
5GNDPower電源(GND)
6LINE_OUT_LOutライン出力(左チャンネル)

20.1.4.8. CON8 拡張インターフェース2

CON8は機能拡張用インターフェースです。主にオーディオ用の信号が配線されています。

搭載コネクタ例

A1-14PA-2.54DSA(71)/HIROSE ELECTRIC

[警告]

オーディオコーデックと共通の信号が接続されていますので、CON8を使用する場合はハードウェアの改造が必要となります。詳細につきましては「Armadillo-840 拡張ボード01(Cコネクタ用)の回路図」でご確認ください。

表20.13 CON8 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
2GNDPower電源(GND)
3AUDIO_CLKOutオーディオクロック(12.288MHz)、オーディオコーデックのMCLKピン、CON1の60ピンに接続
4A1_FSIAIBTIn/Out

拡張入出力、オーディオコーデックのBCLKピン、CON1の61ピンに接続

5A1_FSIAILRIn/Out

拡張入出力、オーディオコーデックのLRCピン、CON1の62ピンに接続

6A1_FSIAOSLDIn/Out

拡張入出力、オーディオコーデックのDACDATピン、CON1の63ピンに接続

7A1_FSIAISLDIn/Out

拡張入出力、オーディオコーデックのADCDATピン、CON1の64ピンに接続

8USB0_VBUSIn/Out拡張入出力、CON1の65ピン、CON14のVBUSピンに接続
9EXT_LED4In/Out

拡張入出力、CON1の66ピン、RTCのINT1ピン、LED4に接続

10EXT_LED5In/Out

拡張入出力、CON1の67ピン、RTCのSCLピン、LED5に接続

11EXT_LED6In/Out

拡張入出力、CON1の68ピン、RTCのSDAピン、LED6に接続

12GNDPower電源(GND)
13A1_I2C_SCL_0In/Out

I2Cクロック、CON3の2ピン、CON4の46ピン、CON1の23ピン、オーディオコーデックのI2Cクロックピンに接続

14A1_I2C_SDA_0In/Out

I2Cデータ、CON3の3ピン、CON4の45ピン、CON1の24ピン、オーディオコーデックのI2Cデータピンに接続


表20.14 CON8 マルチプレクス

ピン番号マルチプレクス
I2SUARTGPIOI2C
1    
2    
3    
4FSIAIBTSCIFA_TXD_4PORT13 
5FSIAILRSCIFA_RXD_4PORT12 
6FSIAOSLD PORT9 
7FSIAISLD PORT5 
8 SCIFA_TXD_5PORT20 
9FSIAOMCSCIFA_RXD_5PORT10 
10FSIAOBT PORT8 
11FSIAOLR PORT7 
12    
13   I2C_SCL_0
14   I2C_SDA_0

20.1.4.9. CON9 SDインターフェース

CON9はSDインターフェースです。マルチプレクサを経由してR-Mobile A1のSDコントローラ(SDHI1)に接続されます。JP2、JP3によりCON9、CON10、CON11のどのインターフェースを有効にするかを設定して使用します。

搭載コネクタ

SCDA9A0400/ALPS ELECTRIC

表20.15 ジャンパの設定(CON9を有効)

ジャンパ状態
JP2オープン
JP3オープン

表20.16 CON9 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1EXT_SD_DAT3In/OutSDデータ(bit3)
2EXT_SD_CMDIn/OutSDコマンド/レスポンス
3GNDPower電源(GND)
4VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
5EXT_SD_CLKOutSDクロック
6GNDPower電源(GND)
7EXT_SD_DAT0In/OutSDデータ(bit0)
8EXT_SD_DAT1In/OutSDデータ(bit1)
9EXT_SD_DAT2In/OutSDデータ(bit2)
10EXT_SD_CDIn

カード検出

(Low:カード挿入、High:カード未挿入)

11GNDPower電源(GND)
12EXT_SD_WPIn

ライトプロテクト検出

(Low:書き込み可能、High:書き込み不可能)

13GNDPower電源(GND)
14GNDPower電源(GND)

20.1.4.10. CON10 WLANインターフェース

CON10はアットマークテクノ製無線LANモジュール「AWL13-U00Z」の接続用インターフェースです。SDIO起動モードで動作するよう設定されています。マルチプレクサを経由してR-Mobile A1のSDコントローラ(SDHI1)に接続されます。JP2、JP3によりCON9、CON10、CON11のどのインターフェースを有効にするかを設定して使用します。

搭載コネクタ

AXK6F34347YG または AXK6F34347YG-E/Panasonic

対向コネクタ例

AXK5F34347YG/Panasonic

表20.17 ジャンパの設定(CON10有効)

ジャンパ状態
JP2ショート
JP3オープン

表20.18 CON10 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1AWLAN_DAT1In/OutSDIOデータ(bit1)
2AWLAN_DAT0In/OutSDIOデータ(bit0)
3GNDPower電源(GND)
4GNDPower電源(GND)
5USB_DM-未接続
6USB_DP-未接続
7AWLAN_CLKOutSDIOクロック
8VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
9NC-未接続
10AWLAN_CMDIn/OutSDIOコマンド
11AWLAN_DAT3In/OutSDIOデータ(bit3)
12AWLAN_DAT2In/OutSDIOデータ(bit2)
13UART_RXD-未接続
14UART_TXD-未接続
15BOOT_SEL1Out起動モード設定
16BOOT_SEL0Out
17HOST_SELOut
18FLASH_RXD-未接続
19FLASH_CSB-未接続
20FLASH_CLK-未接続
21FLASH_TXDOutGNDに10kΩプルダウン
22NC-未接続
23NC-未接続
24NC-未接続
25NC-未接続
26NC-未接続
27NC-未接続
28HRSTOutVCC_3.3Vに接続
29NC-未接続
30NC-未接続
31NC-未接続
32NC-未接続
33NC-未接続
34NC-未接続

20.1.4.11. CON11 拡張インターフェース3

CON11は機能拡張用インターフェースです。主に、SD用の信号が配線されています。JP2、JP3によりCON9、CON10、CON11のどのインターフェースを有効にするかを設定して使用します。

搭載コネクタ例

A1-14PA-2.54DSA(71)/HIROSE ELECTRIC

表20.19 ジャンパの設定(CON11有効)

ジャンパ状態
JP2-
JP3ショート

表20.20 CON11 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
2GNDPower電源(GND)
3A1_SDHICLK_1In/Out

拡張入出力、CON1の33ピンに接続

4A1_SDHICMD_1In/Out

拡張入出力、CON1の34ピンに接続

5A1_SDHID0_1In/Out

拡張入出力、CON1の35ピンに接続

6A1_SDHID1_1In/Out

拡張入出力、CON1の36ピンに接続

7A1_SDHID2_1In/Out

拡張入出力、CON1の37ピンに接続

8A1_SDHID3_1In/Out

拡張入出力、CON1の38ピンに接続

9A1_SDHICD_1In/Out

拡張入出力、CON1の39ピンに接続

10A1_SDHIWP_1In/Out

拡張入出力、CON1の40ピンに接続

11EXT_SD_PWR_ENIn/Out拡張入出力、CON1の41ピンに接続
12EXT_JP1In/Out

拡張入出力、CON1の42ピン、JP1の2ピンに接続

13GNDPower電源(GND)
14A1_RESETOUTS_NOut

R-Mobile A1リセット入力、CON1の59ピン、LED7に接続


表20.21 CON11 マルチプレクス

ピン番号マルチプレクス
SSISDMMCGPIOその他
1     
2     
3 SDHICLK_1MMCCLK_0PORT66TPU0TO2
4MSIOF1_SS1SDHICMD_1MMCCMD_0PORT67 
5MSIOF1_RSCKSDHID0_1MMCD0_0PORT68 
6MSIOF1_RSYNCSDHID1_1MMCD1_0PORT69 
7MSIOF1_MCK0SDHID2_1MMCD2_0PORT70 
8MSIOF1_MCK1SDHID3_1MMCD3_0PORT71 
9MSIOF1_TSCKSDHICD_1MMCD4_0PORT72 
10MSIOF1_TSYNCSDHIWP_1MMCD5_0PORT73 
11MSIOF1_TXD MMCD6_0PORT74 
12MSIOF1_RXD MMCD7_0PORT75 
13     
14     

20.1.4.12. CON12 カメラインターフェース

CON12はアットマークテクノ製カメラモジュール「OP-A810-CAM01-00」の接続用インターフェースです。R-Mobile A1のCEUコントローラ(CEU1)に接続されます。

搭載コネクタ

DF40C-60DP-0.4V(51)/HIROSE ELECTRIC

許容電流: 0.3A以下(端子1本あたり)

対向コネクタ例

DF40HC(4.0)-60DS-0.4V(51)/HIROSE ELECTRIC

[警告]

CON13と共通の信号が接続されていますが、同時利用には対応していませんので、どちらか一方のコネクタのみでご使用ください。

表20.22 CON12 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1GNDPower電源(GND)
2GNDPower電源(GND)
3GNDPower電源(GND)
4NC-未接続
5NC-未接続
6NC-未接続
7NC-未接続
8NC-未接続
9NC-未接続
10NC-未接続
11NC-未接続
12GNDPower電源(GND)
13A1_VIO_CLK_1In

カメラクロック入力、CON1の7ピンに接続

CON13の19ピンと共通

14GNDPower電源(GND)
15A1_VIO_FIELD_1In

FIELD信号、CON1の5ピンに接続

CON13の15ピンと共通

16A1_VIO_HD_1In

HSYNC信号、CON1の6ピンに接続

CON13の16ピンと共通

17A1_VIO_VD_1In

VSYNC信号、CON1の8ピンに接続

CON13の17ピンと共通

18GNDPower電源(GND)
19A1_VIO_CKO_1Out

カメラクロック出力、CON1の4ピンに接続

CON13の21ピンと共通

20GNDPower電源(GND)
21NC-未接続
22NC-未接続
23GNDPower電源(GND)
24GNDPower電源(GND)
25GNDPower電源(GND)
26GNDPower電源(GND)
27NC-未接続
28NC-未接続
29NC-未接続
30NC-未接続
31VCC_5VPower電源(VCC_5V)
32VCC_5VPower電源(VCC_5V)
33VCC_5VPower電源(VCC_5V)
34VCC_5VPower電源(VCC_5V)
35NC-未接続
36GNDPower電源(GND)
37CAM_SCLIn/Out

I2Cクロック、CON1の9ピンに接続

CON13の26ピンと共通

38CAM_SDAIn/Out

I2Cデータ、CON1の10ピンに接続

CON13の25ピンと共通

39GNDPower電源(GND)
40CAM_RSTBOut

カメラリセット信号出力、CON1の2ピンに接続

CON13の24ピンと共通

41CAM_PWDNOut

カメラスタンバイモード出力、CON1の3ピンに接続

CON13の23ピンと共通

42NC-未接続
43GNDPower電源(GND)
44NC-未接続
45NC-未接続
46NC-未接続
47NC-未接続
48NC-未接続
49NC-未接続
50A1_VIO_D0_1In/Out

カメラデータ(bit0)、CON1の97ピンに接続

CON13の7ピンと共通

51A1_VIO_D1_1In/Out

カメラデータ(bit1)、CON1の96ピンに接続

CON13の8ピンと共通

52A1_VIO_D2_1In/Out

カメラデータ(bit2)、CON1の95ピンに接続

CON13の9ピンと共通

53A1_VIO_D3_1In/Out

カメラデータ(bit3)、CON1の94ピンに接続

CON13の10ピンと共通

54A1_VIO_D4_1In/Out

カメラデータ(bit4)、CON1の93ピンに接続

CON13の11ピンと共通

55A1_VIO_D5_1In/Out

カメラデータ(bit5)、CON1の92ピンに接続

CON13の12ピンと共通

56A1_VIO_D6_1In/Out

カメラデータ(bit6)、CON1の91ピンに接続

CON13の13ピンと共通

57A1_VIO_D7_1In/Out

カメラデータ(bit7)、CON1の90ピンに接続

CON13の14ピンと共通

58VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
59VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
60VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)

20.1.4.13. CON13 拡張インターフェース4

CON13は機能拡張用のインターフェースです。主に、カメラ用の信号が配線されています。

搭載コネクタ例

A1-26PA-2.54DSA(71)/HIROSE ELECTRIC

[警告]

CON12と共通の信号が接続されていますが、同時利用には対応していませんので、どちらか一方のコネクタのみでご使用ください。

表20.23 CON13 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1VCC_5VPower電源(VCC_5V)
2VCC_5VPower電源(VCC_5V)
3VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
4VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)
5GNDPower電源(GND)
6GNDPower電源(GND)
7A1_VIO_D0_1In/Out

カメラデータ(bit0)、CON1の97ピンに接続

CON12の50ピンと共通

8A1_VIO_D1_1In/Out

CON1の96ピンに接続

CON12の51ピンと共通

9A1_VIO_D2_1In/Out

拡張入出力、CON1の95ピンに接続

CON12の52ピンと共通

10A1_VIO_D3_1In/Out

拡張入出力、CON1の94ピンに接続

CON12の53ピンと共通

11A1_VIO_D4_1In/Out

拡張入出力、CON1の93ピンに接続

CON12の54ピンと共通

12A1_VIO_D5_1In/Out

拡張入出力、CON1の92ピンに接続

CON12の55ピンと共通

13A1_VIO_D6_1In/Out

拡張入出力、CON1の91ピンに接続

CON12の56ピンと共通

14A1_VIO_D7_1In/Out

拡張入出力、CON1の90ピンに接続

CON12の57ピンと共通

15A1_VIO_FIELD_1In/Out

拡張入出力、CON1の5ピンに接続

CON12の15ピンと共通

16A1_VIO_HD_1In/Out

拡張入出力、CON1の6ピンに接続

CON12の16ピンと共通

17A1_VIO_VD_1In/Out

拡張入出力、CON1の8ピンに接続

CON12の17ピンと共通

18GNDPower電源(GND)
19A1_VIO_CLK_1In/Out

拡張入出力、CON1の7ピンに接続

CON12の13ピンと共通

20GNDPower電源(GND)
21A1_VIO_CKO_1In/Out

拡張入出力、CON1の4ピンに接続

CON12の19ピンと共通

22GNDPower電源(GND)
23CAM_PWDNIn/Out

拡張入出力、CON1の3ピンに接続

CON12の41ピンと共通

24CAM_RSTBIn/Out

拡張入出力、CON1の2ピンに接続

CON12の40ピンと共通

25CAM_SDAIn/Out

I2Cデータ、CON1の10ピンに接続

CON12の38ピンと共通

26CAM_SCLIn/Out

I2Cクロック、CON1の9ピンに接続

CON12の37ピンと共通


表20.24 CON13 マルチプレクス

ピン番号マルチプレクス
CAMERAUARTGPIOその他
1    
2    
3    
4    
5    
6    
7VIO_D0_1 PORT182 
8VIO_D1_1 PORT181 
9VIO_D2_1 PORT180TPU0TO3
10VIO_D3_1 PORT179 
11VIO_D4_1 PORT178 
12VIO_D5_1SCIFA_TXD_6PORT26 
13VIO_D6_1SCIFA_RXD_6PORT25 
14VIO_D7_1SCIFA_SCK_6PORT24 
15VIO_FIELD_1SCIFA_CTS_1_NPORT21TPU0TO1
16VIO_HD_1 PORT160 
17VIO_VD_1SCIFA_TXD_0PORT198 
18    
19VIO_CLK_1SCIFA_RXD_0PORT197 
20    
21VIO_CKO_1SCIFA_RTS_1_NPORT23TPU0TO0
22    
23 SCIFA_TXD_1PORT196 
24 SCIFA_RXD_1PORT195 
25 SCIFA_CTS_0_NPORT193 
26 SCIFA_RTS_0_NPORT194 

20.1.4.14. CON14 USBインターフェース

CON14はUSBデバイスインターフェースです。R-Mobile A1のUSBコントローラ(USB0)に接続されます。

USB0

データ転送モード: USB2.0 High Speed/Full Speed

搭載コネクタ

54819-0572/Molex

表20.25 CON14 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1USB0_VBUSInVBUS検知
2USB0_DMIn/OutUSBマイナス側信号、CON1の49ピンに接続
3USB0_DPIn/OutUSBプラス側信号、CON1の50ピンに接続
4NC-未接続
5GNDPower電源(GND)

20.1.4.15. JP1 ユーザージャンパ

JP1はユーザー側で自由に使用できるジャンパです。R-Mobile A1のGPIOコントローラ(PORT75)に接続されます。

搭載コネクタ

A2-2PA-2.54DSA(71)/HIROSE ELECTRIC

表20.26 JP1 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1GNDPower電源(GND)
2EXT_JP1In

ユーザージャンパ、CON1の42ピンに接続

CON11の12ピンと共通


20.1.4.16. JP2、JP3 設定ジャンパ

JP2、JP3はSD設定ジャンパです。

搭載コネクタ

A2-2PA-2.54DSA(71)/HIROSE ELECTRIC

表20.27 JP2 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1GNDPower電源(GND)
2EXT_JP2In

SDインターフェース選択、マルチプレクサのセレクトピンに接続


表20.28 JP3 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1EXT_JP3In

SDインターフェース選択、マルチプレクサのイネーブルピンに接続

2VCC_3.3VPower電源(VCC_3.3V)

表20.29 ジャンパの設定

有効インターフェースJP2JP3
SDインターフェース(CON9)オープンオープン
AWL13接続インターフェース(CON10)ショートオープン
拡張インターフェース3(CON11)-ショート

20.1.4.17. SW1~SW4 ユーザースイッチ

SW1~SW4はユーザー側で自由に使用できるスイッチです。R-Mobile A1のGPIOコントローラに接続されます。

搭載スイッチ

SKHHAMA010/ALPS ELECTRIC

表20.30 ユーザースイッチの機能

スイッチ機能R-Mobile A1の設定
SW1

ユーザースイッチ、CON1の43ピンと接続

(押されていない状態: High、押された状態: Low)

PORT97
SW2

ユーザースイッチ、CON1の44ピンと接続

(押されていない状態: High、押された状態: Low)

PORT98
SW3

ユーザースイッチ、CON1の45ピンと接続

(押されていない状態: High、押された状態: Low)

PORT99
SW4

ユーザースイッチ、CON1の46ピンと接続

(押されていない状態: High、押された状態: Low)

PORT100

20.1.4.18. SW5 リセットスイッチ

SW5はリセットスイッチです。

搭載スイッチ

SKHLACA010/ALPS ELECTRIC

表20.31 リセットスイッチの機能

スイッチ機能
SW5

外部リセット、CON1の47ピンと接続

(押されていない状態: Open、押された状態: Low)


20.1.4.19. LED1~LED6 ユーザーLED

LED1~LED6はユーザー側で自由に使用できる面実装の黄色LEDです。LEDに接続されたR-Mobile A1の信号がGPIOの出力モードに設定されている場合に制御できます。

表20.32 ユーザーLEDの機能

LED機能R-Mobile A1の設定
LED1

CON1の20ピンに接続

CON4の39ピンと共通

(Low:消灯、High:点灯)

PORT102
LED2

CON1の21ピンに接続

CON4の38ピンと共通

(Low:消灯、High:点灯)

PORT59
LED3

CON1の22ピンに接続

CON4の37ピンと共通

(Low:消灯、High:点灯)

PORT60
LED4

CON1の66ピンに接続

CON8の9ピンと共通

(Low:消灯、High:点灯)

PORT10
LED5

CON1の67ピンに接続

CON8の10ピンと共通

(Low:消灯、High:点灯)

PORT8
LED6

CON1の68ピンに接続

CON8の11ピンと共通

(Low:消灯、High:点灯)

PORT7

20.1.4.20. LED7 リセットLED

LED7はリセットLEDです。R-Mobile A1のRESETOUTS_Nピンに接続されるため、R-Mobile A1のリセット状態を確認することが可能です。

表20.33 リセットLEDの機能

LED名称(色)機能
LED7リセットLED(黄色)

CON1の59ピン、CON11の14ピンに接続

R-Mobile A1がリセット中に消灯


20.1.5. 基板形状図

基板形状および固定穴寸法
[Unit : mm]

図20.5 基板形状および固定穴寸法


コネクタ中心寸法およびコネクタ穴寸法
[Unit : mm]

図20.6 コネクタ中心寸法およびコネクタ穴寸法


20.1.6. 組み立て

20.1.6.1. Armadillo-840と拡張ボード01の組み立て

Armadillo-840と拡張ボード01の組み立て

1

なべ小ねじ(M3、L=5mm)

図20.7 Armadillo-840と拡張ボード01の組み立て


[警告]

ねじの締め付けトルクは5kgf・cm(49N・cm)以下とし、締め付け過ぎにご注意ください。

20.1.6.2. タッチパネルLCDと拡張ボード01の組み立て

タッチパネルLCDと拡張ボード01の組み立て

1

スペーサ(M3、L=10mm)

2

スペーサ(M3、L=6.5mm)

3

スペーサ(M3、L=24mm)

図20.8 タッチパネルLCDと拡張ボード01の組み立て


20.1.6.3. WLANと拡張ボード01の組み立て

WLANと拡張ボード01の組み立て

1

なべ小ねじ スプリングワッシャー、小径平ワッシャー付(M2、L=8mm)

2

金属スペーサ(M2、L=1.5mm、直径=4mm)

3

ナット(M2、L=1.6mm、平径=4mm)

図20.9 WLANと拡張ボード01の組み立て


20.1.6.4. カメラと拡張ボード01の組み立て

カメラと拡張ボード01の組み立て

1

なべ小ねじ(M3、L=4mm)

2

金属スペーサ(M3、L=4mm)

3

ナット(M2、L=1.6mm、平径=4mm)

図20.10 カメラと拡張ボード01の組み立て


20.2. Armadillo-840オプションケース(金属製)

Armadillo-840オプションケース(金属製)は、アルミ製のArmadillo-840専用ケースです。Armadillo-840を収めた状態で、DCジャック、LANインターフェース、HDMIインターフェース、USBインターフェース×2にアクセス可能となっています。

表20.34 Armadillo-840オプションケース(金属製)仕様

項目OP-CASE840-MET-10OP-CASE840-MET-00
板厚1mm1mm
材質アルミアルミ
表面処理アルマイト白、ヘアライン加工アルマイト白、梨地

[警告]

Armadillo-840オプションケース(金属製)は2014年8月29日にリニューアルしています。オプションケースの型番を確認していただき、お客様がご使用の型番に該当する説明を参照してください。

20.2.1. 寸法図

20.2.1.1. OP-CASE840-MET-10

オプションケース(型番:OP-CASE840-MET-10)上板寸法図
[Unit : mm]

図20.11 オプションケース(型番:OP-CASE840-MET-10)上板寸法図


オプションケース(型番:OP-CASE840-MET-10)下板寸法図
[Unit : mm]

図20.12 オプションケース(型番:OP-CASE840-MET-10)下板寸法図


20.2.1.2. OP-CASE840-MET-00

オプションケース(型番:OP-CASE840-MET-00)上板寸法図
[Unit : mm]

図20.13 オプションケース(型番:OP-CASE840-MET-00)上板寸法図


オプションケース(型番:OP-CASE840-MET-00)下板寸法図
[Unit : mm]

図20.14 オプションケース(型番:OP-CASE840-MET-00)下板寸法図


オプションケース(型番:OP-CASE840-MET-00)目隠しプレート寸法図
[Unit : mm]

図20.15 オプションケース(型番:OP-CASE840-MET-00)目隠しプレート寸法図


20.2.2. 組み立て

20.2.2.1. 目隠しプレートの取り付け

目隠しプレートの取り付け

1

プッシュリベット(NP-2632W/廣杉計器)

図20.16 目隠しプレートの取り付け


[警告]

オプションケース(OP-CASE840-MET-10)には、目隠しプレートがありません。 OP-CASE840-MET-10をお持ちのお客様は、本章は対象外です。

20.2.2.2. Armadillo-840の組み込み

Armadillo-840の組み込み

1

なべ小ねじ 小径平ワッシャー付(M3、L=4mm)

図20.17 Armadillo-840の組み込み


20.2.2.3. オプションケース上板の取り付け

オプションケース上板の取り付け

1

皿小ねじ(M2.6、L=4mm)

図20.18 オプションケース上板の取り付け


20.2.2.4. アース端子の取り付け例

アース端子の取り付け例

1

トラス小ねじ(M3、L=5mm)

図20.19 アース端子の取り付け例


20.2.2.5. ACアダプタケーブル抜け防止パーツの取り付け例

ACアダプタケーブル抜け防止パーツの取り付け例

1

なべ小ねじ スプリングワッシャー付(M3、L=10mm)

2

マウントヘッド

3

インシュロックタイ

図20.20 ACアダプタケーブル抜け防止パーツの取り付け例


20.3. 開発用USBシリアル変換アダプタ

開発用USBシリアル変換アダプタ(Armadillo-800シリーズ対応)は、FT232RLを搭載したUSB-シリアル変換アダプタです。シリアルの信号レベルは3.3V CMOSです。Armadillo-840のシリアルインターフェース(CON4)に接続して使用することが可能です。

開発用USBシリアル変換アダプタの配線

図20.21 開発用USBシリアル変換アダプタの配線


スライドスイッチが実装されており、JP1がオープンの場合にArmadillo-840の起動モードを設定することができます。

スライドスイッチについて

1

OS自動起動モード

2

保守モード

図20.22 スライドスイッチについて


[警告]開発用USBシリアル変換アダプタ(Armadillo-800シリーズ対応)の取扱い上の注意

USBシリアル変換アダプタには電源投入順序があります。Armadillo-840に接続する際は、以下の手順に従ってご使用ください。接続手順に従わない場合は、USBシリアル変換アダプタが故障する可能性がありますのでご注意ください。

  1. 起動中の作業用PCとUSBシリアル変換アダプタをUSB2.0ケーブルで接続します。

  2. Armadillo-840のシリアルインターフェース(CON4)にUSBシリアル変換アダプタを接続します。

  3. 上記接続を確認後、Armadillo-840に電源を投入します。

また、Armadillo-840にUSBシリアル変換アダプタを接続した状態のまま、作業用PCまたはUSBシリアル変換アダプタからUSB2.0ケーブルを抜く場合や作業用PCをシャットダウンする場合は、Armadillo-840の電源が切断されていることを確認してから行ってください。

20.4. 8ピンJTAG変換ケーブル

8ピンJTAG変換ケーブルはJTAGインターフェースをARM標準コネクタ(20ピン、2.54mmピッチ)に変換するケーブルです。

8ピンJTAG変換ケーブルの接続図、参考回路を以下に示します。

8ピンJTAG変換ケーブルの接続図

図20.23 8ピンJTAG変換ケーブルの接続図


8ピンJTAG変換ケーブルの参考回路

図20.24 8ピンJTAG変換ケーブルの参考回路


20.5. Armadillo-800シリーズ 60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板

20.5.1. 概要

60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板は、Armadillo-800シリーズ(Armadillo-810、Armadillo-840)に実装されている0.4mmピッチのBtoBコネクタ(60ピン、100ピン)を、2.54mmピッチに変換するための基板です。

60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板のセット内容

図20.25 60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板のセット内容


表20.35 60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板のセット内容一覧

内容数量
60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板1
六角スペーサー(M2、L=5mm、両メネジ)1
六角スペーサー(M3、L=5mm、両メネジ)6
六角スペーサー(M3、L=10mm、オネジメネジ)5
丸型スペーサー(M2、L=3mm、中空)1
丸型スペーサー(M3、L=3mm、中空)1
なべ小ねじ(M2、L=10mm、スプリングワッシャー付)1
なべ小ねじ(M3、L=5mm)3
なべ小ねじ(M3、L=10mm、スプリングワッシャー付)1

20.5.2. インターフェースレイアウト

60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板のインターフェースレイアウトは次のとおりです。

60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板 インターフェースレイアウト図

図20.26 60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板 インターフェースレイアウト図


表20.36 インターフェース内容[42]

部品番号形状型番メーカー備考
CN1BtoBコネクタ 100ピン(0.4mmピッチ)DF40HC(3.0)-100DS-0.4V(51)HIROSE ELECTRIC 
CN2BtoBコネクタ 60ピン(0.4mmピッチ)DF40HC(3.0)-60DS-0.4V(51)HIROSE ELECTRIC 
CN3A

ピンヘッダ 50ピン

(2.54mmピッチ)

XG4C-5031OMRON100ピンコネクタをピッチ変換する場合
CN4A
CN3B

ピンヘッダ 30ピン

(2.54mmピッチ)

XG4C-3031OMRON60ピンコネクタをピッチ変換する場合
CN4B

[42] 色のついたセルの部品は実装していません。記載は実装例です。


20.5.3. 組み立て

60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板はArmadillo-840のCON7 拡張インターフェース1(Cコネクタ)、CON8 拡張インターフェース2(Dコネクタ)に接続可能です。組み立て方法は次のとおりです。

Armadillo-840 CON7と60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板の組み立て

1

六角スペーサ(M3、L=5mm、両メネジ)×6

2

六角スペーサ(M3、L=10mm、オネジメネジ)×2

3

なべ小ねじ(M3、L=10mm、スプリングワッシャー付)×1

4

丸型スペーサ(M3、L=3mm、中空)×1

5

なべ小ねじ(M3、L=5mm)×3

図20.27 Armadillo-840 CON7と60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板の組み立て


Armadillo-840 CON8と60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板の組み立て

1

六角スペーサ(M3、L=5mm、両メネジ)×6

2

六角スペーサ(M3、L=10mm、オネジメネジ)×2

3

なべ小ねじ(M3、L=10mm、スプリングワッシャー付)×1

4

丸型スペーサ(M3、L=3mm、中空)×1

5

なべ小ねじ(M2、L=10mm、スプリングワッシャー付)×1

6

丸型スペーサ(M2、L=3mm、中空)×1

7

六角スペーサ(M2、L=5mm、両メネジ)×1

8

なべ小ねじ(M3、L=5mm)×3

図20.28 Armadillo-840 CON8と60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板の組み立て


[警告]

コネクタは1ピン(△印)を合わせて接続してください。

[警告]

ねじを強く締めつけすぎないようにしてください。コネクタが破損する可能性があります。

[警告]コネクタ嵌合時の注意

コネクタの中心を合わせて嵌合してください。

位置合わせをする際は、無理な力を加えることなく誘い込み口を探してください。無理な力を加えると、モールドの破損、削れが発生し、接触抵抗の不具合等に繋る場合があります。

コネクタが誘い込まれると、コネクタ間の距離が近くなり、平行になって前後左右に動かなくなります。この状態からまっすぐに嵌合してください。

[警告]コネクタ抜去時の注意

コネクタは平行に抜去してください。

平行に抜去することが困難な場合、コネクタ幅の狭い方向から斜めに抜去してください。

コネクタが損傷する可能性が高いため、コネクタのコーナー方向や幅の広い方向から斜めに抜去しないでください。

20.5.4. 基板形状図

60ピン/100ピンコネクタ ピッチ変換基板 形状図
[Unit : mm]

図20.29 60ピン/100ピンコネクタ ピッチ変換基板 形状図


20.6. Armadillo-800シリーズ 60ピンコネクタ延長ケーブル(B/Dコネクタ用)

20.6.1. 概要

60ピンコネクタ延長ケーブルは、Armadillo-800シリーズ(Armadillo-810、Armadillo-840)に実装されている0.4mmピッチのBtoBコネクタ(60ピン)の延長ケーブルです。60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板[43]と合わせて使用することが可能です。

20.6.2. インターフェースレイアウト

60ピンコネクタ延長ケーブルのインターフェースレイアウトは次のとおりです。

60ピンコネクタ延長ケーブル インターフェースレイアウト図

図20.30 60ピンコネクタ延長ケーブル インターフェースレイアウト図


表20.37 インターフェース内容

部品番号形状型番メーカー
CN1BtoBコネクタ 60ピン(0.4mmピッチ)DF40HC(3.0)-60DS-0.4V(51)HIROSE ELECTRIC
CN2BtoBコネクタ 60ピン(0.4mmピッチ)DF40C(3.0)-60DP-0.4V(51)HIROSE ELECTRIC

20.6.3. 組み立て

60ピンコネクタ延長ケーブルは、Armadillo-840のCON8 拡張インターフェース2(Dコネクタ)に接続可能です。組み立て方法は次のとおりです。

Armadillo-840 CON8に60ピンコネクタ延長ケーブルを接続

図20.31 Armadillo-840 CON8に60ピンコネクタ延長ケーブルを接続


20.6.4. ケーブル形状図

60ピンコネクタ延長ケーブル形状図
[Unit : mm]

図20.32 60ピンコネクタ延長ケーブル形状図


20.7. Armadillo-800シリーズ 100ピンコネクタ延長ケーブル(Cコネクタ用)

20.7.1. 概要

100ピンコネクタ延長ケーブルは、Armadillo-840に実装されている0.4mmピッチのBtoBコネクタ(100ピン)の延長ケーブルです。60ピン/100ピンコネクタピッチ変換基板[44]と合わせて使用することが可能です。

20.7.2. インターフェースレイアウト

100ピンコネクタ延長ケーブルのインターフェースレイアウトは次のとおりです。

100ピンコネクタ延長ケーブル インターフェースレイアウト図

図20.33 100ピンコネクタ延長ケーブル インターフェースレイアウト図


表20.38 インターフェース内容

部品番号形状型番メーカー
CN1BtoBコネクタ 100ピン(0.4mmピッチ)DF40HC(3.0)-100DS-0.4V(51)HIROSE ELECTRIC
CN2BtoBコネクタ 100ピン(0.4mmピッチ)DF40C(3.0)-100DP-0.4V(51)HIROSE ELECTRIC

20.7.3. 組み立て

100ピンコネクタ延長ケーブルは、Armadillo-840のCON7 拡張インターフェース1(Cコネクタ)に接続可能です。組み立て方法は次のとおりです。

Armadillo-840 CON7に100ピンコネクタ延長ケーブルを接続

図20.34 Armadillo-840 CON7に100ピンコネクタ延長ケーブルを接続


20.7.4. ケーブル形状図

100ピンコネクタ延長ケーブル形状図
[Unit : mm]

図20.35 100ピンコネクタ延長ケーブル形状図