Armadilloは、Bonjourに対応しています。このため、同じネットワーク上のBonjourに対応するPCから、Armadilloを容易に見つけ出すことができます。
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WindowsでBonjourを利用するには、Bonjour for Windowsをインストールする必要があります。このソフトウェアは二次配布が許可されていないため、開発セットに付属していません。アップル社のWEBサイトからダウンロードしてください。
アップル - サポート - ダウンロード - Bonjour for Windows
ダウンロードした「BonjourSetup.exe」を実行し、表示される画面に従って適切にインストールしてください。
Mac OS XではBonjourは標準搭載されています。
Linuxでは、Avahiおよびnss-mdnsライブラリを利用して、Bonjourを扱うことができます。詳しくは、お使いのディストリビューションのドキュメントなどを参照してください。
Bonjourを使ってArmadilloの検出を行います。ここでは例としてWindows環境を使います。他のOSで作業する場合はそれぞれの環境のマニュアルを参照してください。
Windows PCでInternet Explorerを起動します。
Bonjourがインストールされると、Internet Explorer(以下、IE)のエクスプローラ バーにBonjourの表示をすることが可能になります。メニューバーの「表示(V)」→「エクスプローラ バー(E)」→「Bonjour」にチェックを入れてください。
IE左側のエクスプローラ バー「Bonjour」を見てください。
1行目は、Bonjourについて書かれたApple社WEBサイトへのリンクになっています。
その下に表5.5「Armadillo-460 Bonjourリンク」に示すいくつかのリンクが表示されます。これらが、Armadillo上で動作しているサーバへのリンクです。
表5.5 Armadillo-460 Bonjourリンク
表示 | リンク先 |
---|
AT Admin on armadillo460-X [00:11:0C:XX:XX:XX] | at-cgiトップページへのリンク |
http on armadillo460-X [00:11:0C:XX:XX:XX] | Webサーバートップページへのリンク |
「http on armadillo460-X [00:11:0C:XX:XX:XX]」をダブルクリックすると、ブラウザにWebサーバーのトップページが表示されます。
「AT Admin on armadillo460-X [00:11:0C:XX:XX:XX]」をダブルクリックすると、ブラウザにat-cgiのトップページが表示されます。詳しくは「at-cgi」を参照してください。
エクスプローラ バーに「http on armadillo460 [00:11:0C:XX:XX:XX]」が表示されない場合は、
「BonjourからArmadilloを発見できない」
を参照してください。「AT Admin」が表示されない場合、
「初期状態でのネットワーク接続機構」
を参照してPCのネットワーク設定を適切に行ってください。
Bonjourによるホスト名の表示は、Armadilloに設定されたホスト名(初期状態では「armadillo460-0」)と同じになります。また、Bonjourのネットワーク名は「.local」となっています。このため、Bonjourから開いたWebブラウザのURLは通常「http://armadillo460-0.local/」となります。
ただし、同じネットワーク上に同一のホスト名が存在した場合(初期状態のArmadilloを複数接続するなど)、この2台目以降のホスト名は、末尾の数字が変化します。例えば、初期状態の名称でこのような状態になると、2台目は「http://armadillo460-1.local/」、3台目は「http://armadillo460-2.local/」…となります。この場合2台目以降のArmadilloは、結果的に「AT Admin」上で設定されたホスト名とBonjourホスト名が一致しないことになりますので、注意してください。
このような場合でも、MACアドレスによって固体を判別することは可能です。Internet ExplorerのBonjourリストにはMACアドレスが表示されますので、S/Nシールに記載されているMACアドレスとの比較で特定することができます。
図5.26「エクスプローラ バー "Bonjour"」
を参照してください。