Armadilloを使用する前に、次のものを準備してください。
- 作業用PC
LinuxもしくはWindowsが動作し、1ポート以上のシリアルインターフェースを持つPCです。
- シリアルクロスケーブル(及び、Armadillo-240ではRS232Cレベル変換アダプター)
D-Sub9ピン(メス-メス)の「クロス接続用」ケーブルです。RS232Cレベル変換アダプターをコネクタ基板に接続する際は、黄色または緑に着色されたケーブルが1ピン側になるよう接続してください。
- 付属CD-ROM(以降、付属CD)
Armadillo-200シリーズに関する各種マニュアルやソースコードが収納されています。
- シリアルコンソールソフト
minicomやTera Termなどのシリアルコンソールソフトです。(Linux用のソフトは付属CDの「tool
」ディレクトリにあります。)作業用PCにインストールしてください。
下の図を参照して、シリアルクロスケーブル(とRS232Cレベル変換アダプター)、ACアダプター、VGAモニタ、そしてLANケーブルをArmadilloに接続してください。
Armadillo-200シリーズではジャンパの設定を変えることで、ブート時の動作を変更することができます。以下の表に設定と動作の関連を記載します。HermitやCPUオンチップブートROMの使用については、
6章フラッシュメモリの書き換え方法
や
「ブートローダーを出荷状態に戻す」
で説明します。
表3.1 ジャンパの設定とブート時の動作
JP1 | JP2 | ブート時の動作 |
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オープン | オープン | Linuxカーネルを起動 |
オープン | ショート | Hermitコマンドプロンプトを起動 |
ショート | - | CPUオンチップブートROMを起動 |
| ジャンパのオープン、ショートとは |
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「オープン」とはジャンパピンにジャンパソケットを接続していない状態です。
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「ショート」とはジャンパピンにジャンパソケットを接続している状態です。
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