Armadillo-210 では、自動起動するLinux のブートオプションを設定することができます。設定はフラッシュメモリ上に保存され、次回のLinux 起動時から使用されます。
Linux ブートオプションの設定は、Hermit コマンドプロンプトから行います。
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設定するLinux ブートオプションを決定するためには、使用するLinux カーネルについての知識が必要です。オプションの内容と効果については、Linux カーネルについての文献や、ソースファイル付属ドキュメントを参照してください。
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シリアルコンソールソフトの起動
Armadillo-210 のシリアルインターフェース1 と作業用PC をシリアルケーブルで接続し、シリアルコンソールソフトを起動します。次のように通信設定を行ってください。
表 6.1. シリアル通信設定
項目 | 設定 |
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転送レート | 115,200bps |
データ長 | 8bit |
ストップビット | 1bit |
パリティ | なし |
フロー制御 | なし |
ジャンパピンの設定
Armadillo-210 に電源を投入する前に、ジャンパピンを次のように設定します。
詳しいジャンパピンの設定については、項2.3. 「ジャンパピンの設定について」を参照してください。
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Armadillo-210 の起動
Armadillo-210 に電源を投入すると、Hermit コマンドプロンプトが表示されます。
Hermit-At v1.0.7 (Armadillo-210C/eth) compiled at 00:00:00, Jan 1 2005
hermit>
Linux ブートオプションを設定するには、Hermit
コマンドプロンプトからsetenv
コマンドを使用します。setenv
に続けて、設定したいLinux ブートオプションを入力します。
hermit>
setenv console=ttyAM1,115200
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Linux ブートオプションが未設定(デフォルト)の場合、ブートローダーはLinux の起動時に自動的にオプション「console=ttyAM1,115200」を使用してシリアルインターフェース2 (ttyAM1)をコンソールにしますが、setenv により任意のブートオプションを設定した場合は、このオプションは自動使用されません。
setenv した場合でもシリアルコンソールを使用する場合、オプションに「console=ttyAM1,115200」を含めてください。
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設定したブートオプションを使用してLinux を起動するには、一旦Armadillo-210 の電源を切断し、適切なジャンパ設定を行ってから再度電源を入れ直してください。
6.3. 設定されているLinux ブートオプションの確認
現在設定されているLinux ブートオプションを表示して確認するには、setenv
コマンドをパラメータなしで入力します。
hermit>
setenv
1: console=ttyAM1,115200
6.4. Linux ブートオプションを初期化する
現在設定されているLinux ブートオプションをクリアし、デフォルトの状態に初期化するには、clearenv
コマンドを入力します。
hermit>
clearenv
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ブートローダーを書き換えた場合、Linux ブートオプションの領域が壊れてしまい正常に起動しない場合があります。この場合、一度clearenv を実行し、Linux ブートオプション領域を初期化する必要があります。
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Linux ブートオプションの設定例を紹介します。
シリアルコンソールを使用し、Linux 起動ログをシリアルインターフェース1 (ttyAM0)に表示させる場合
Linux 起動ログを表示させない場合