実際に本システムをArmadillo-X1上で動作させる手順を説明します。
この手順は、既にAWSのアカウントを作成し、AWSマネジメントコンソールにログインできていることを前提としています。
AWSアカウントの作成方法については、こちらを参照してください。
AWSマネジメントコンソールへログインし、サービス一覧からIAMを選択してください。その後、ユーザータブを開き、「ユーザーを追加」をクリックします。
下記の通り入力、選択し「次のステップ:アクセス権限」に進みます。
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ユーザー名
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AWSアクセスの種類を両方選択
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コンソールのパスワードは自動生成パスワードを選択
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「パスワードのリセットが必要」にチェックを入れる
下記の手順でポリシーをアタッチし、「次のステップ:アクセス権限」に進みます。
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「既存のポリシーを直接アタッチ」を選択
表示された中から以下にチェック
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AWSIoTConfigAccess
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AWSIoTDataAccess
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IAMFullAccess
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CloudWatchFullAccess
今回は設定不要です。
「次のステップ:確認」に進みます。
確認画面が表示されます。
設定した通りの内容になっていることを確認し、「ユーザーの作成」をクリックしてください。
成功すると下記のような画面が表示されます。
後ほどArmadillo-X1の設定で使用するため、ここでは必ずcsvのダウンロードを忘れずに行ってください。
行わなかった場合、再度IAMユーザーを作成する必要があります。
ダウンロードしたファイル( credentials.csv )の内容は、以下のようなカンマ区切りの文字列になります。
User name,Password,Access key ID,Secret access key,Console login link
user,pass,AWS123,asdfghjkl,https://***.signin.aws.amazon.com/console
この例の場合、Access key IDの値は AWS123
で、Secret access keyの値は asdfghjkl
です。
3.1.3. AWSマネジメントコンソールにログイン
credentials.csvの Console login link のリンクにアクセスし、作成したIAMユーザーでAWSマネジメントコンソールにログインします。
ユーザー名とパスワードも credential.csv に記載されているものを使用してください。
ログインすると初回はパスワードの変更を求められますので、任意のパスワードに変更してください。
AWSマネジメントコンソールの「サービスを検索する」欄に「IoT Core」と入力し、表示されたIoT CoreをクリックしてAWS IoT Coreにアクセスしてください。
オフィス環境モニタリングシステムのインストールディスクイメージをダウンロードしてください。
次にダウンロードしたインストールディスクイメージをSDカードに書き込みます。
インストールディスクイメージはzip圧縮されていますので、書き込み前に展開してください。
SDカードをPCに接続してください。
PCのOS毎に書き込み方法が異なりますので、該当の項目を参考に書き込んでください。
インストールディスクの第1パーティションには、本アプリケーションが動作するための設定を記入するファイルが格納されています。
本手順ではそれらの設定ファイルの編集方法について説明します。
Armadiilo-X1がAWSにアクセスするためのファイルを配置します。
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インストールディスクイメージが書き込まれたSDカードをPCに接続
「ファイル」から「1.1GB ボリューム」をクリック
etc/ax1-officemonitoring/ に「IAMユーザー作成完了」でダウンロードした credentials.csv をコピーします。
本アプリケーションが動作する際の初期設定値の編集を行います。
なお、ダウンロード頂いたインストールディスクイメージ内には最初から初期設定値が設定されているため、初期設定値を変更しない場合は本手順を行う必要はありませんので、「アニメーションGIF取得先URLの編集」に進んでください。
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「ファイル」から「1.1GB ボリューム」をクリック
etc/ax1-officemonitoring/parameter.json をテキストエディタで開きます
以下の2項目を編集します
以下は編集例です
3.1.6.3. アニメーションGIF取得先URLの編集
2章用意するもので、アニメーションGIFを用意した場合に設定してください。
こちらの手順も、「初期設定ファイルの編集」同様に初期設定値を変更しない場合は行う必要はありませんので、
「SDカードの取り外し」に進んでください。
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「ファイル」から「1.1GB ボリューム」をクリック
etc/ax1-officemonitoring/resource_url.json をテキストエディタで開きます
以下の項目を編集します
以下は編集例です
SDカードの2つのボリュームをアンマウントしてから、PCからSDカードを抜いてください。
以上で起動前の設定ファイルの書き込みは完了です。
SDスロット拡張ボード上のスライドスイッチを「SD BOOT」に設定し、Armadillo-X1に取り付けてください。
作成したインストールディスクをSDスロット拡張ボードに挿入し、Armadillo-X1上のユーザスイッチを押しながら電源を投入してください。
Armadillo-X1へのソフトウェアのインストールが開始されます。
インストールには数分間かかります。
インストールの進捗は、Armadillo-X1の緑色LEDの状態で確認することが出来ます。
インストールの進捗とLEDの状態の関係は以下の表の通りです。
緑色LEDが点滅から点灯に変わり、インストールが完了したらACアダプタを抜いてください。
SDカードを抜いてください。
以下の接続図を参考に、USBポートに環境センサを、LANインターフェース(Armadillo-X1: CON1)にEthernetケーブルを接続してください。
Armadillo-X1 評価用拡張ボードセットのLCDインターフェース(CON9)にLCDボードを接続し、電源を投入してください。
LCDボードをArmadillo-X1 評価用拡張ボードセットにマウントした場合は以下の図のようになります。
電源投入後Linuxの起動が完了するまで30秒ほどかかります。
Linux起動後に自動でアプリケーションが起動します。
「初期設定ファイルの編集」でセンサ取得周期を編集していない場合、デフォルトの周期である10分毎に
値を取得しLDC上にグラフとして表示されます。周期を変更したい場合はLCD右上のセンサ取得周期選択ボックスから
選択してください。