Cactusphere(カクタスフィア)は既設機器・センサーを簡単かつセキュアに Microsoft Azure へつ
なぐことができる IoT アダプタです。通信機能やセキュリティ機能を持たない既存設備の構成を変更す
ることなく、接点情報を取得してクラウド上の IoT ハブサービス(Azure IoT Central または Azure IoT
Hub)に送信、収集した情報の可視化や機器の監視に役立てることができます。Azure Sphere に準拠す
る専用チップを搭載しているので、長期的なセキュリティアップデートが保証される等、デバイスから
クラウドまで一貫して安全性が担保される仕組みとなっています。
Cactusphere 100シリーズの製品ラインアップは次のとおりです。
表3.1 Cactusphere 100シリーズ ラインアップ
名称 | 型番 |
---|
Cacusphere 110 接点入力モデル | CT1110-W01 |
Cactusphere 100シリーズの主な仕様は次のとおりです。
表3.2 仕様
型番 | CT1110-W01 |
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プロセッサ | MediaTek MT3620 |
Arm Cortex-A7 x 1
- L1命令/L1データキャッシュ 64KByte/32KByte
- L2キャッシュ 256KByte
- システムメモリ 4MByte
Arm Cortex-M4 x2
- TCM/SRAM 192KByte/64KByte |
システムクロック | CPUコアクロック(Arm Cortex-A7): 500MHz
CPUコアクロック(Arm Cortex-M4): 200MHz
源発振クロック: 26MHz |
OS | Azure Sphere OS |
無線LAN | IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz/5GHz)
アンテナ付属 |
LAN(Ethernet) | RJ-45 x 1
10BASE-T |
I/Oポート | 接点入力 x 4
電流シンク出力対応 |
USB | USB 2.0 Device x 1 (High Speed)
USB給電可能 ※デバイス設定・キッティング用のインターフェースです |
スイッチ | ユーザースイッチ x 1
リセットスイッチ x 1 |
LED | ステータスLED x 1
電源LED x 1 |
電源電圧 | DC 9V~24V ※端子台から入力時 |
消費電力(参考値) | 約2.0W ※WLANの電波環境により消費電力は変化します |
動作温度範囲 | -20~+60℃ ※結露なきこと |
外形サイズ | 90.0 x 71.1 x 32.2mm ※突起部分を除く |
重量 | 約105g |
設置方法 | 35mmDINレールに取り付け、または背面壁掛け穴を使用して壁面へ取り付け |
インターフェースレイアウトは以下のとおりです。
表3.3 各インターフェースの説明
番号 | 部品記号 | 名称 | 説明 |
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1 | CON1 | USBコネクタ | USBmicroB ケーブルを接続します。 |
2 | CON3 | アンテナコネクタ | 付属のアンテナを接続します。 |
3 | CON4 | 電源コネクタ | 電源ケーブルを接続します。 |
4 | CON4 | I/O コネクタ | 各モデルで仕様が異なります。 |
5 | CON5 | LAN コネクタ | LAN ケーブルを接続します。 |
6 | PWR | 電源LED | 電源の入力状態を表す赤色LED です。 |
7 | RST | リセットスイッチ | リセット用のタクトスイッチです。 |
8 | LED1 | ステータスLED | ステータス表示を行う緑色LED です。 |
9 | SW2 | ユーザースイッチ | ユーザーが利用可能なタクトスイッチです。 |
10 | ANT | アンテナ | 無線LAN 用アンテナです。 |
Cactusphere 100シリーズのブロック図は次のとおりです。