第2章 Windows上にATDEを構築する

この章ではWindowsにVMPlayerをインストールし、ATDEが起動するまでの手順を説明します。

2.1. インストールの前に

インストールを始める前にインストールに必要なファイルやツールを用意します。

2.1.1. 準備するもの

ATDEを使うために以下のものが必要です。

ATDEイメージ

ATDEイメージ (atde2-[version].zip) は、ATDEデータCD-ROM (以降「付属CD」と略記) の/vmwareフォルダにあります。弊社ダウンロードサイトからも取得できます。

VMPlayerのインストーラ

VMPlayerのインストーラ (VMware-player-version.exe) は、VMPlayerダウンロードサイトから取得できます。

以降のATDE構築例では、以下のバージョンのファイルを使用しています。

  • ATDEイメージ: atde2-20071018.zip

  • VMPlayer: VMware-player-2.5.0-118166.exe

2.1.2. ATDEイメージの展開

用意したatde2.zipを任意のフォルダに展開します。

[ティップ]

展開ソフトによっては展開に失敗する場合があります。WindowsXPの標準機能で正常に展開できることを確認しています。

2.2. VMPlayerのインストール

VMPlayerのインストール手順を説明します。

  1. ダウンロードしたVMware-player.exeを起動し、「Next」ボタンをクリックします。

    VMPlayerインストーラ起動画面

    図 2.1. VMPlayerインストーラ起動画面


  2. インストールフォルダを指定し、「Next」ボタンをクリックします。

    インストール場所の指定画面

    図 2.2. インストール場所の指定画面


  3. ショートカットを作成する場所を指定し、「Next」ボタンをクリックします。

    ショートカット作成場所の指定画面

    図 2.3. ショートカット作成場所の指定画面


  4. 「Install」ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。

    設定確認画面

    図 2.4. 設定確認画面


  5. インストールが終了すると、図 2.5. 「インストール完了画面」 が表示されます。「Finish」ボタンをクリックしてインストーラを終了してください。

    インストール完了画面

    図 2.5. インストール完了画面


2.3. ATDEの起動

  1. インストールしたvmplayer.exe を実行します。

  2. ライセンス同意画面が表示されます。内容を確認し同意する場合には、「Yes, I accept the terms in the license agreement」にチェックし、「OK」ボタンをクリックしてください。

    vmxファイル指定画面

    図 2.6. vmxファイル指定画面


  3. ファイルダイアログが開きます。「2.1.2.ATDEイメージの展開」で展開したatde2フォルダにあるatde2.vmxを指定してください。

    vmxファイル指定画面

    図 2.7. vmxファイル指定画面


ログインユーザは、次の2種類が用意されています。デフォルトの設定では、「atmark」で自動ログイン[1]します。

表 2.1. デフォルトのユーザ名とパスワード

ユーザ名パスワード権限
rootrootrootユーザ
atmarkatmark一般ユーザ

2.4. アンインストール

2.4.1. VMPlayerのアンインストール

「スタートメニュー」の「コントロールパネル」にある「プログラムの追加と削除」からVMware Playerを選択し、「削除」ボタンをクリックしてください。

VMPlayer削除画面

図 2.8. VMPlayer削除画面


2.4.2. atdeフォルダの削除

もしデータが必要ないのであれば、「2.1.2. ATDEイメージの展開」で展開したatde2フォルダを削除してください。



[1] 自動的にログインさせたくないときは自動ログインしないようにするにはを参照してください。