第1章 はじめに

このたびはArmadillo-WLANをお求めいただき、ありがとうございます。

Armadillo-WLANは、IEEE802.11 b/gに準拠した、小型・省スペースの無線LANモジュールです。情報表示機器やマルチメディア機器などのシステムに容易にワイヤレスネットワークを構築することが可能です。

Armadillo-WLANは、SDIOインタフェースを使用して制御が可能です。評価セットでは、以下のプラットフォーム上で動作するLinuxデバイスドライバモジュールが付属されています。

  • Armadillo-420

  • Armadillo-440

本書は主にArmadillo-WLANの使用方法について記載します。ハードウェアに関する基本的な仕様・性能などについては「Armadillo-WLAN ハードウェアマニュアル」を参照してください。また、プラットフォームに関しては各々のドキュメントを参照してください。

1.1. 表記について

1.1.1. フォント

本書では以下のような意味でフォントを使いわけています。

表1.1 使用しているフォント

フォント例説明
本文中のフォント本文
[PC ~]$ lsプロンプトとユーザ入力文字列
text編集する文字列や出力される文字列。またはコメント

1.1.2. コマンド入力例

本書に記載されているコマンドの入力例は、表示されているプロンプトによって、それぞれに対応した実行環境を想定して書かれています。「/」の部分はカレントディレクトリによって異なります。各ユーザのホームディレクトリは「~」で表わします。

表1.2 表示プロンプトと実行環境の関係

プロンプトコマンドの実行環境
[PC /]#作業用PC上のrootユーザで実行
[PC /]$作業用PC上の一般ユーザで実行
[armadillo /]#Armadillo上のrootユーザで実行
[armadillo /]$Armadillo上の一般ユーザで実行
hermit>Armadillo上の保守モードで実行

コマンド中で、変更の可能性のあるものや、環境により異なるものに関しては以下のように表記します。適時読み替えて入力してください。

表1.3 コマンド入力例での省略表記

表記説明
[version]ファイルのバージョン番号

1.1.3. アイコン

本書では以下のようにアイコンを使用しています。

[警告]

注意事項を記載します。

[ティップ]

役に立つ情報を記載します。

1.2. 謝辞

Armadilloで使用しているソフトウェアは Free Software / Open Source Softwareで構成されています。Free Software / Open Source Softwareは世界中の多くの開発者の成果によってなりたっています。この場を借りて感謝の意を表します。