Armadillo-WLAN評価ボード(以下、AWL13評価ボード)は、AWL13のUART起動モード、FLASH起動モード、SDIO起動モード、USB起動モードのすべてを評価することができます。UARTインターフェースは、RS232Cレベル変換部分が取りはずしができる構造になっているため、+3.3V TTLレベル、RS232Cレベルでの評価を行うことができます。また、外付けアンテナの評価用にアンテナを固定できるようになっています。
表D.1 AWL13評価ボードのボード仕様
AWL13取り付けコネクタ | AXK6F34347YG(パナソニック電工) |
UARTインターフェース | +3.3V TTLレベル | ピンヘッダ 10ピン、フロー制御ピン有り(RTS、CTS) |
RS232Cレベル | D-Sub 9ピン、フロー制御ピン有り(RTS、CTS)、最大データ転送レート 921600bps |
SPIフラッシュメモリ | M25PE40-VMN6TP(Micron) |
SDIOインターフェース | ピンヘッダ 14ピン |
USBインターフェース | Type Bコネクタ |
スイッチ | タクトスイッチ x 3、ディップスイッチ(4ビット) |
LED | 緑色LED(面実装タイプ)、黄色LED(面実装タイプ) |
入力電源電圧 | DC 5.0V±0.25V(CON6、CON8) |
DC 3.3V±0.2V(CON7) |
出力電源電圧 | DC 3.3V±0.2V(CON9) Max.1A(AWL13評価ボードの消費電流含む) |
消費電力(Typ.)
| 1W(AWL13の消費電力含む) |
基板サイズ | AWL13評価ボード 本体 | 50.0 x 75.0mm(突起部含まず) |
RS232Cレベル変換ボード | 50.0 x 26.2mm(突起部含まず) |
![[ティップ]](images/tip.png) | |
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「AWL13評価ボード」の回路図、部品表は付属DVDの/document/hardware/ディレクトリに収録されています。
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表D.2 AWL13評価ボードのインターフェース
記号 | インターフェース | 形状 | 備考 |
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CON1 | モジュールコネクタ |
34ピン(0.5mmピッチ)
AXK6F34347YG(パナソニック電工)
| 挿抜寿命: 50回 |
CON2 | JTAGインターフェース | 8ピン(2.54mmピッチ) | コネクタ非搭載 |
CON3 | UARTインターフェース | ピンヘッダ 10ピン(2.54mmピッチ) | |
CON4 | USBインターフェース | Type B | |
CON5 | SDIOインターフェース | ピンヘッダ 14ピン(2.54mmピッチ) | |
CON6 | +5V 電源入力インターフェース | DCジャック | |
CON7 | +3.3V 電源入力インターフェース | 2ピン(2.5mmピッチ) | コネクタ非搭載 |
CON8 | +5V 電源入力インターフェース | 2ピン(2.5mmピッチ) | コネクタ非搭載 |
CON9 | +3.3V 電源出力インターフェース | 2ピン(2.5mmピッチ) | コネクタ非搭載 |
CON10 | UARTインターフェース | D-Sub9ピン(オス) | |
CON11 | RS232Cレベル変換ボード接続インターフェース | 10ピン(2.54mm ピッチ) | |
LED1 | +3.3V電源LED | 面実装LED(緑色) | |
LED2 | ステータスLED | 面実装LED(黄色) | |
SW1 | 起動モード選択スイッチ | 4ビット ディップスイッチ | |
SW2 | 設定初期化用スイッチ | タクトスイッチ h=5mm | |
SW3 | WPS接続開始用スイッチ | タクトスイッチ h=5mm | |
SW4 | リセットスイッチ | タクトスイッチ h=5mm | |
JP1 | ジャンパー1 | ピンヘッダ 2ピン(2.54mmピッチ) | |
JP2 | ジャンパー2 | ピンヘッダ 2ピン(2.54mmピッチ) | |
AWL13評価ボードのCON1はAWL13のCON1との接続用コネクタです。AXK6F34347YG(パナソニック電工)を実装しています。信号配列については表5.2「AWL13 CON1 信号配列」を参照してください。
CON2はARM JTAGインターフェースです。コネクタは実装していません。AWL13ではJTAG機能をサポートしていません。
表D.3 AWL13評価ボード CON2 信号配列
ピン番号 | 信号名 | I/O | 機能 |
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1 | +3.3VIN | Power | 電源入力 |
2 | TRSTB | In |
AWL13評価ボードCON1 34ピンと接続
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3 | TDI | In | AWL13評価ボードCON1 32ピンと接続 |
4 | TMS | In | AWL13評価ボードCON1 30ピンと接続 |
5 | TCK | In | AWL13評価ボードCON1 31ピンと接続 |
6 | TDO | Out | AWL13評価ボードCON1 33ピンと接続 |
7 | NC | - | 未接続 |
8 | GND | Power | GND |
CON3は非同期(調歩同期)UARTインターフェースです。2.54ピッチのピンヘッダ 10ピンを実装しています。RS232Cレベル変換ボードを接続することにより、レベル変換することが可能です。
信号出力レベル: +3.3V TTLレベル
最大データ転送レート: 921600bps
フロー制御: RTS、CTS
表D.4 AWL13評価ボード CON3 信号配列
ピン番号 | 信号名 | I/O | 機能 |
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1 | +3.3VIN | Power | 電源入力 |
2 | GND | Power | GND |
3 | UART_RTS | Out |
UART送信リクエスト
AWL13評価ボードCON1 1ピンと接続
|
4 | GND | Power | GND |
5 | UART_CTS | In |
UART送信可能
AWL13評価ボードCON1 2ピンと接続
|
6 | GND | Power | GND |
7 | UART_RXD | In |
UART受信データ
AWL13評価ボードCON1 13ピンと接続
|
8 | GND | Power | GND |
9 | UART_TXD | Out |
UART送信データ
AWL13評価ボードCON1 14ピンと接続
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10 | GND | Power | GND |
![[警告]](images/warning.png) | |
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SDIO起動モード時にはRS232Cレベル変換ボードを接続しないでください。信号が衝突し、故障の原因となる可能性があります。
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CON4はUSBインターフェースです。Type Bコネクタを実装しています。
表D.5 AWL13評価ボード CON4 信号配列
ピン番号 | 信号名 | I/O | 機能 |
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1 | +5VIN | Power | USB電源入力 |
2 | USB_DM | In/Out |
USBマイナス側信号
AWL13評価ボードCON1 5ピンと接続
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3 | USB_DP | In/Out |
USBプラス側信号
AWL13評価ボードCON1 6ピンと接続
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4 | GND | Power | GND |
![[警告]](images/warning.png) | |
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CON4を使用する場合、同時にCON7、CON8から電源供給しないでください。故障の原因となる可能性があります。CON6はスイッチ構造によりCON4からのみ電源供給されるため同時に使用できます。
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CON5はSDIOインターフェースです。2.54ピッチのピンヘッダ 14ピンを実装しています。AWL13評価ボード側にはプルアップ抵抗等実装しておりません。
表D.6 AWL13評価ボード CON5 信号配列
ピン番号 | 信号名 | I/O | 機能 |
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1 | +3.3VOUT | Power | 電源出力 |
2 | GND | Power | GND |
3 | SDCLK | In |
SDIOクロック
AWL13評価ボードCON1 7ピンと接続
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4 | GND | Power | GND |
5 | SDCMD | In/Out |
SDIOコマンド
AWL13評価ボードCON1 10ピンと接続
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6 | GND | Power | GND |
7 | SDDATA0 | In/Out |
SDIOデータ0
AWL13評価ボードCON1 2ピンと接続
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8 | SDDATA1 | In/Out |
SDIOデータ1
AWL13評価ボードCON1 1ピンと接続
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9 | SDDATA2 | In/Out |
SDIOデータ2
AWL13評価ボードCON1 12ピンと接続
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10 | SDDATA3 | In/Out |
SDIOデータ3
AWL13評価ボードCON1 11ピンと接続
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11 | GPIO6 | Out |
受信可能状態
AWL13評価ボードCON1 27ピンと接続
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12 | GPIO2 | Out |
GPIO6のトグルビット
AWL13評価ボードCON1 26ピンと接続
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13 | GPIO1 | Out |
GPIO0のトグルビット
AWL13評価ボードCON1 24ピンと接続
|
14 | GPIO0 | Out |
送信可能状態
AWL13評価ボードCON1 23ピンと接続
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![[警告]](images/warning.png) | |
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SDIO起動モード時にはRS232Cレベル変換ボードを接続しないでください。信号が衝突し、故障の原因となる可能性があります。
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D.2.6. CON6 +5V電源入力インターフェース
CON6は+5V電源入力インターフェースです。DCジャックが実装されています。ACアダプターのジャック形状はEIAJ RC-5320A準拠(電圧区分2)です。図D.5「ACアダプターの極性マーク」と同じ極性マークのあるACアダプターが使用できます。スイッチ構造になっており、CON6にコネクタを接続している時にはCO4(USBインターフェース)の1ピン(VBUS)からは電源供給されなくなります。
![[警告]](images/warning.png) | |
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AWL13評価ボードのCON6の入力電圧範囲はDC 5.0V±0.25Vです。5.25V以上の電圧を加えないでください。故障の原因となる可能性があります。
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![[警告]](images/warning.png) | |
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CON6を使用する場合、同時にCON7、CON8から電源供給しないようにしてください。故障の原因となる可能性があります。CON4はスイッチ構造によりCON6からのみ電源供給されるため同時に使用できます。
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D.2.7. CON7 +3.3V電源入力インターフェース
CON7は+3.3V電源入力インターフェースです。コネクタは実装されていません。
表D.7 AWL13評価ボード CON7 信号配列
ピン番号 | 信号名 | I/O | 機能 |
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1 | +3.3VIN | Power | 電源入力 |
2 | GND | Power | GND |
![[警告]](images/warning.png) | |
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AWL13評価ボードのCON6の入力電圧範囲はDC3.3V±0.2Vです。3.5Vを超える電圧を加えないでください。故障の原因となる可能性があります。
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![[警告]](images/warning.png) | |
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CON7を使用する場合、同時にCON4、CON6、CON8から電源供給しないようにしてください。故障の原因となる可能性があります。
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D.2.8. CON8 +5V電源入力インターフェース
CON8は+5V電源入力インターフェースです。コネクタは実装されていません。
表D.8 AWL13評価ボード CON8 信号配列
ピン番号 | 信号名 | I/O | 機能 |
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1 | +5VIN | Power | 電源入力 |
2 | GND | Power | GND |
![[警告]](images/warning.png) | |
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AWL13評価ボードのCON6の入力電圧範囲はDC 5.0V±0.25Vです。5.25Vを超える電圧を加えないでください。故障の原因となる可能性があります。
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![[警告]](images/warning.png) | |
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CON8を使用する場合、同時にCON4、CON6、CON7から電源供給しないようにしてください。故障の原因となります。
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D.2.9. CON9 +3.3V電源出力インターフェース
CON9は+3.3V電源出力インターフェースです。コネクタは実装されていません。出力電流はAWL13評価ボードの消費電流と合計で最大1Aです。
表D.9 AWL13評価ボード CON9 信号配列
ピン番号 | 信号名 | I/O | 機能 |
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1 | 3.3VOUT | Power | 電源出力 |
2 | GND | Power | GND |
![[警告]](images/warning.png) | |
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CON9はCON7、CON8と形状が同じですので、誤って電源供給しないように注意してください。
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D.2.10. CON10 UARTインターフェース
CON10は非同期(調歩同期)UARTインターフェースです。D-Sub 9ピンを実装しています。
信号出力レベル: RS232Cレベル
最大データ転送レート: 921600bps
フロー制御: RTS、CTS
表D.10 AWL13評価ボード CON10 信号配列
ピン番号 | 信号名 | I/O | 機能 |
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1 | NC | - | 未接続 |
2 | UART_RXD | In | UART受信データ |
3 | UART_TXD | Out | UART送信データ |
4 | NC | - | 未接続 |
5 | GND | Power | GND |
6 | NC | - | 未接続 |
7 | UART_RTS | Out | UART送信リクエスト |
8 | UART_CTS | In | UART送信可能 |
9 | NC | - | 未接続 |
D.2.11. CON11 RS232Cレベル変換ボード接続インターフェース
CON11はRS232Cレベル変換ボードをAWL13評価ボード本体に接続するためのコネクタです。信号配列については表D.4「AWL13評価ボード CON3 信号配列」を参照してください。
![[警告]](images/warning.png) | |
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SDIO起動モード時にはRS232Cレベル変換ボードを接続しないでください。信号が衝突し、故障の原因となります。
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LED1は+3.3V電源LEDです。LED2はAWL13のGPIO2と接続されていて、UART起動モード、FLASH起動モード時には、無線LANの状態を示します。
表D.11 LEDの挙動
LED | 名称(色) | 状態 | 説明 |
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LED1 | +3.3V電源LED(緑色) | 点灯 | +3.3Vが供給されていることを示します。 |
消灯 | +3.3Vが供給されていないことを示します。 |
LED2 | ステータスLED(黄色) | 点灯(アドホックモードでは常に点灯) | 無線LANに接続中であることを示します。 |
消灯 | スリープ中であることを示します。 |
1sec周期で点滅 | 無線LANに接続していないことを示します。 |
100msec周期で点滅 | WPS処理中であることを示します。 |
SW1は起動モード、SPIフラッシュメモリの領域選択用のディップスイッチ 4ビットです。BOOT_SEL1、BOOT_SEL0、HOST_SEL、FLASH_SELに接続されており、スイッチをOFFに設定するとLow、ONに設定するとHighが入力されます。
表D.12 AWL13評価ボード SW1 信号配列
ピン番号 | 信号名 | 機能 |
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1 | BOOT_SEL1 | AWL13評価ボードCON1 15ピン(BOOT_SEL1)と接続 |
2 | BOOT_SEL0 | AWL13評価ボードCON1 16ピン(BOOT_SEL0)と接続 |
3 | HOST_SEL | AWL13評価ボードCON1 17ピン(HOST_SEL)と接続 |
4 | FLASH_SEL | AWL13評価ボードCON1 22ピン(FLASH_SEL)と接続 |
JP1はSDCLK信号とUART_RTS信号を接続するためのジャンパー、JP2はSDCMD信号を3.3Vに接続するためのジャンパーです。
表D.13 JP1、JP2の機能
SW | 機能 |
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JP1 |
SDCLK信号とUART_RTS信号を接続するためのジャンパーです。
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JP2 |
SDCMD信号を3.3Vに接続するためのジャンパーです。
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表D.14 SW1、JP1、JP2の設定
起動モード | ディップスイッチ | JP1 | JP2 | ファームウェアのロード | ホストインターフェース | SPIフラッシュの領域 |
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1 | 2 | 3 | 4 |
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UART起動モード | ON | ON | OFF | OFF | ショート | ショート | UART | UART | - |
FLASH起動モード | ON | OFF | OFF | OFF | FLASH | 領域0 |
ON | 領域1 |
SDIO起動モード | OFF | ON | ON | OFF | オープン | オープン | SDIO | SDIO | - |
USB起動モード | OFF | OFF | OFF | OFF | USB | USB | - |
![[警告]](images/warning.png) | |
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SDIO起動モード、USB起動モードではJP1、JP2はオープン状態にしてください。正常動作しなかったり故障の原因となる可能性があります。
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![[警告]](images/warning.png) | |
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SW1、JP1、JP2は電源が入っている状態で操作しないでください。故障の原因となる可能性があります。
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SW2はGPIO0と接続されており、UART起動モード、FLASH起動モード時には設定初期化用のスイッチとして使用できます。SW3はGPIO1と接続されており、UART起動モード、FLASH起動モード時にはWPS接続開始用のスイッチとして使用できます。SW4はリセットスイッチです。
表D.15 SW2、SW3、SW4の機能
SW | 機能 |
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SW2 |
設定初期化用タクトスイッチ(UART起動モード、FLASH起動モード時)
AWL13評価ボードCON1 23ピン(GPIO0)と接続
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SW3 |
WPS接続開始用タクトスイッチ(UART起動モード、FLASH起動モード時)
AWL13評価ボードCON1 24ピン(GPIO1)と接続
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SW4 |
リセットスイッチです。(押された状態: リセット状態、押されていない状態: リセット解除)
リセットICを介してAWL13評価ボードCON1 29ピン(PRST)と接続
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![[警告]](images/warning.png) | |
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SDIO起動モード、USB起動モード時にはSW2、SW3を押さないでください。UART起動モード、FLASH起動モード時とはGPIO0、GPIO1の機能が変わるため、信号が衝突し故障の原因となる可能性があります。
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D.4. AWL13とAWL13評価ボードの組み立て

| なべ小ねじ(M2、L=8mm、スプリングワッシャー+小径平ワッシャー付) |

| 金属スペーサ(M2、L=1.5mm、直径=4mm) |

| ナット(M2、L=1.6mm、平径=4mm) |
![[警告]](images/warning.png) | |
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AWL13のCON1とAWL13評価ボードのCON1はコネクタの位置合わせを確認してから接続してください。無理に力を加えるとコネクタの破損の原因となりますので十分に注意してください。
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D.5. AWL13評価ボードとRS232Cレベル変換ボードの組み立て

| なべ小ねじ(M3、L=5mm) |

| 金属スペーサ メネジオネジ(M3、L=11mm、平径=5.5mm) |

| 金属スペーサ 両メネジ(M3、L=8mm、平径=5.5mm) |
![[警告]](images/warning.png) | |
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AWL13評価ボードのCON3とRS232Cレベル変換ボードのCON11はコネクタの1ピンを合わせて接続してください。接続を間違えて使用した場合、故障の原因となりますので、十分にご注意ください。
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D.6. AWL13評価ボードの外付けアンテナの組み立て

| なべ小ねじ(M2、L=3mm) |

| 外付けアンテナ取り付け金具 |

| 外付けアンテナ |
![[警告]](images/warning.png) | |
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AWL13のアンテナ端子(CON2)に外付けアンテナケーブルを接続する際、無理な力を加えると破損の原因となりますので十分に注意してください。
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![[警告]](images/warning.png) | |
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外付けアンテナケーブルを引き抜く際は、専用の引き抜き治具(U.FL-LP-N-2:ヒロセ電機)を用いて行うことを推奨します。引き抜き治具を用いずに引き抜いた場合、コネクタの変形やケーブルの断線等の原因となります。
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![[警告]](images/warning.png) | |
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AWL13のアンテナ端子(CON2)に外付けアンテナケーブルを長期間接続した場合、同軸コネクタのスイッチ機能が復帰しない場合があります。復帰しない場合はチップアンテナ(ANT1)が使用できなくなります。
評価・開発時において、AWL13を長期使用しない場合は、アンテナ端子(CON2)から外付けアンテナケーブルを外した状態で保存してください。また、量産機器にAWL13を組込んでご使用いただく場合、外部アンテナからチップアンテナへの接続変更は推奨できません。
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AWL13評価ボードに実装可能なコネクタと対向コネクタは次の通りです。
表D.16 コネクタ型番一覧
部品番号 | インターフェース | 形状 | 基板側コネクタ | 対向コネクタ(参考) |
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型番 | メーカー | 型番 | メーカー |
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CON1 | モジュールコネクタ | 0.5mmピッチ | AXK6F34347YG | パナソニック電工 | AXK5F34347YG | パナソニック電工 |
CON2 | JTAGインターフェース | 8ピン(2.54mmピッチ) | A2-8PA-2.54DSA(71) | HIROSE | RE-08 | JST |
CON3 | UARTインターフェース | 10ピン(2.54mmピッチ) | A1-10PA-2.54DSA(71) | HIROSE | HIF3BA-10D-2.54R | HIROSE |
CON4 | USBインターフェース | Type B | UBB-4R-D14T-4D | JST | - | - |
CON5 | SDIOインターフェース | ピンヘッダ 14ピン(2.54mmピッチ) | A1-14PA-2.54DSA(71) | HIROSE | HIF3BA-14D-2.54R | HIROSE |
CON6 | +5V 電源入力インターフェース | DCジャック | HEC3690-015210 | HOSHIDEN | - | - |
CON7 | +3.3V 電源入力インターフェース | 2ピン(2.5mmピッチ) | S2B-XH_A | JST | XHP-2 | JST |
CON8 | +5V 電源入力インターフェース | 2ピン(2.5mmピッチ) | S2B-XH_A | JST | XHP-2 | JST |
CON9 | +3.3V 電源出力インターフェース | 2ピン(2.5mmピッチ) | S2B-XH_A | JST | XHP-2 | JST |
CON10 | UARTインターフェース | D-Sub9ピン(オス) | DEL09PBTK1YS-F | GTK | - | - |