AWL13にはUART起動モード、FLASH起動モード、SDIO起動モード、USB起動モードの4種類の起動モードがあります。AWL13の無線LAN機能を使用するにはファームウェアをロードする必要があり、起動モードによりファームウェアのロード場所が違います。起動モードは起動モード選択ピンにより指定することができます。
表7.1 起動モードの種類と説明
起動モード | ファームウェアのロード | ホストインターフェース | 起動モード選択ピン |
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BOOT_SEL1 | BOOT_SEL0 | HOST_SEL |
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UART起動モード | UART | UART | High | High | Low |
FLASH起動モード | FLASH | High | Low | Low |
SDIO起動モード | SDIO | SDIO | Low | High | High |
USB起動モード | USB | USB | Low | Low | Low |
AWL13を動作させるためのホストボードを設計する場合は、本章に記載してある事項を考慮の上、設計してください。
![[ティップ]](images/tip.png) | |
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AWL13を評価するための「Armadillo-WLAN評価ボード(AWL13対応)」の回路図、部品表が付属DVDの/document/hardware/ディレクトリに収録されていますのでこちらも参照してください。
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UART起動モードのホストインターフェースはUARTです。電源投入後UARTインターフェース経由でファームウェアをロードします。
UART起動モードで使用するAWL13のCON1の信号は次の通りです。
表7.2 AWL13のCON1 使用信号一覧(UART)
ピン番号 | 信号名 | I/O(ドライブ能力)[] | 機能 |
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1 | UART_RTS | Out(8mA) | UART送信リクエスト |
2 | UART_CTS | In | UART送信可能 |
3 | GND | Power | GND |
4 | GND | Power | GND |
5 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
6 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
7 | SDCLK | In | IEEE 802.11準拠パワーマネージメントからの復帰(UART_RXDと接続してください)[] |
8 | VCC | Power | 電源入力 |
9 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
10 | SDCMD | In | Reserved(VCCに固定してください) |
11 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
12 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
13 | UART_RXD | In | UART受信データ |
14 | UART_TXD | Out(4mA) | UART送信データ |
15 | BOOT_SEL1 | In | 起動モード選択1(内部でプルダウンされています。3kΩ~5kΩ(推奨4.7kΩ)でVCCにプルアップしてください) |
16 | BOOT_SEL0 | In | 起動モード選択0(内部でプルダウンされています。3kΩ~5kΩ(推奨4.7kΩ)でVCCにプルアップしてください) |
17 | HOST_SEL | In | ホストインターフェース選択(内部でプルダウンされています。未接続にしてください) |
18 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
19 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
20 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
21 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
22 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
23 | GPIO0 | In | 設定初期化(内部でプルダウンされています) |
24 | GPIO1 | In | WPS接続開始(内部でプルダウンされています) |
25 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
26 | GPIO2 | Out(4mA) | ステータスモニタ(内部でプルダウンされています) |
27 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
28 | - | - | Reserved(VCCに固定してください) |
29 | PRST | In | パワーオンリセット(内部でVCCに対し、4.7kΩ+2.2uFが接続されています。電源電圧監視が必要な場合はオープンドレインのリセットIC等を接続してください。必要ない場合は未接続にしてください) |
30 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
31 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
32 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
33 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
34 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
7.1.2. BOOT_SEL1、BOOT_SEL0、HOST_SEL(起動モードの選択)
UART起動モードにするための設定は次の通りです。
表7.3 起動モード選択(UART)
信号名 | 状態 |
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BOOT_SEL1 | High |
BOOT_SEL0 | High |
HOST_SEL | Low |
BOOT_SEL1、BOOT_SEL0、HOST_SELはパワーオンリセット解除時の値を保持します。パワーオンリセット解除後は、AWL13内部で別の目的で使用されます。これらの信号はAWL13内部でプルダウンされているため、Lowに設定する場合は未接続、Highに設定する場合は3kΩ~5kΩ(4.7kΩ推奨)でVCCにプルアップしてください。外部からコントロールする場合は直接出力端子に接続せず、間に3kΩ~5kΩ(4.7kΩ推奨)の抵抗を挿入してください。
- GPIO0(設定初期化)
電源投入時に3秒以上Highを入力することで、AWL13内蔵EEPROMに保存された設定値をデフォルトに戻すことができます。GPIO0はAWL13内部でプルダウンされています。
- GPIO1(WPS[]接続開始)
UART起動モード、FLASH起動モードにはイニシャルモード、コンフィグモード、ターミナルモード、コミュニケーションモードの動作モードがあります。このうちイニシャルモード以外の状態の時に3秒以上Highを入力することで、WPS接続を開始することができます。この方法でWPS接続を開始するとDHCPによるIPアドレス取得設定となります。固定IP設定でWPS接続を開始する場合は、GPIO0とGPIO1を同時に3秒以上Highにする必要があります。
- GPIO2(ステータスモニタ)
無線LANの状態を示します。
表7.4 GPIO2の挙動
無線LANの状態 | 挙動 |
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スリープ中 | Low |
接続中(アドホックモードでは常にHigh) | High |
切断中 | 1sec周期でHigh/Lowを繰り返す |
WPS処理中 | 100msec周期でHigh/Lowを繰り返す |
UART起動モード時の参考回路例を示します。UART_RXDとSDCLKの接続は必須ではなく、IEEE 802.11準拠のパワーマネージメント[]から復帰する際に必要となります。
FLASH起動モードのホストインターフェースはUARTです。ファームウェアは電源投入時にSPIフラッシュメモリから自動でロード[]します。
FLASH起動モードで使用するAWL13のCON1の信号は次の通りです。
表7.5 AWL13のCON1 使用信号一覧(FLASH)
ピン番号 | 信号名 | I/O(ドライブ能力)[] | 機能 |
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1 | UART_RTS | Out(8mA) | UART送信リクエスト |
2 | UART_CTS | In | UART送信可能 |
3 | GND | Power | GND |
4 | GND | Power | GND |
5 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
6 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
7 | SDCLK | In | IEEE 802.11準拠パワーマネージメントからの復帰(UART_RXDと接続してください)[] |
8 | VCC | Power | 電源入力 |
9 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
10 | SDCMD | In | Reserved(VCCに固定してください) |
11 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
12 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
13 | UART_RXD | In | UART受信データ |
14 | UART_TXD | Out(4mA) | UART送信データ |
15 | BOOT_SEL1 | In | 起動モード選択1(内部でプルダウンされています。3kΩ~5kΩ(推奨4.7kΩ)でVCCにプルアップしてください) |
16 | BOOT_SEL0 | In | 起動モード選択0(内部でプルダウンされています。未接続にしてください) |
17 | HOST_SEL | In | ホストインターフェース選択(内部でプルダウンされています。未接続にしてください) |
18 | FLASH_RXD | In | フラッシュメモリ受信データ |
19 | FLASH_CSB | Out(4mA) | フラッシュメモリ選択 |
20 | FLASH_CLK | Out(4mA) | フラッシュメモリクロック |
21 | FLASH_TXD | Out(4mA) | フラッシュメモリ送信データ |
22 | FLASH_SEL | In | フラッシュ領域選択(内部でプルダウンされています。Lowに設定する場合は未接続、Highに設定する場合は3kΩ~5kΩ(推奨4.7kΩ)でVCCにプルアップしてください) |
23 | GPIO0 | In | 設定初期化(内部でプルダウンされています)[] |
24 | GPIO1 | In | WPS接続開始(内部でプルダウンされています)[] |
25 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
26 | GPIO2 | Out(4mA) | ステータスモニタ(内部でプルダウンされています)[] |
27 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
28 | - | - | Reserved(VCCに固定してください) |
29 | PRST | In | パワーオンリセット(内部でVCCに対し、4.7kΩ+2.2uFが接続されています。電源電圧監視が必要な場合はオープンドレインのリセットIC等を接続してください。必要ない場合は未接続にしてください) |
30 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
31 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
32 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
33 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
34 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
7.2.2. BOOT_SEL1、BOOT_SEL0、HOST_SEL(起動モードの選択)
FLASH起動モードにするための設定は次の通りです。
表7.6 起動モード選択(FLASH)
信号名 | 状態 |
---|
BOOT_SEL1 | High |
BOOT_SEL0 | Low |
HOST_SEL | Low |
BOOT_SEL1、BOOT_SEL0、HOST_SELはパワーオンリセット解除時の値を保持します。パワーオンリセット解除後は、AWL13内部で別の目的で使用されます。これらの信号はAWL13内部でプルダウンされているため、Lowに設定する場合は未接続、Highに設定する場合は3kΩ~5kΩ(4.7kΩ推奨)でVCCにプルアップしてください。外部からコントロールする場合は直接出力端子に接続せず、間に3kΩ~5kΩ(4.7kΩ推奨)の抵抗を挿入してください。
SPIフラッシュメモリにはファームウェアを2種類保存することができます。FLASH_SELはSPIフラッシュメモリの領域指定を行ないます。
表7.7 SPIフラッシュメモリの領域指定
FLASH_SELの状態 | 領域 |
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Low | 領域0 |
High | 領域1 |
FLASH起動モード時の参考回路例を示します。UART_RXDとSDCLKの接続は必須ではなく、IEEE 802.11準拠のパワーマネージメント[]から復帰する際に必要となります。
- 動作確認済みのSPIフラッシュメモリ
・S25FL004A(Spansion)
・M25PE40(Micron)
SDIO起動モードのホストインターフェースはSDIOです。電源投入後SDIO経由でファームウェアをロードします。
SDIO起動モードで使用するAWL13のCON1の信号は次の通りです。
表7.8 AWL13のCON1 使用信号一覧(SDIO)
ピン番号 | 信号名 | I/O(ドライブ能力)[] | 機能 |
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1 | SDDATA1 | In/Out(8mA) | SDIOデータ1 |
2 | SDDATA0 | In/Out(8mA) | SDIOデータ0 |
3 | GND | Power | GND |
4 | GND | Power | GND |
5 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
6 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
7 | SDCLK | In | SDIOクロック |
8 | VCC | Power | 電源入力 |
9 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
10 | SDCMD | In/Out(8mA) | SDIOコマンド |
11 | SDDATA3 | In/Out(8mA) | SDIOデータ3 |
12 | SDDATA2 | In/Out(8mA) | SDIOデータ2 |
13 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
14 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
15 | BOOT_SEL1 | In | 起動モード選択1(内部でプルダウンされています。未接続にしてください) |
16 | BOOT_SEL0 | In | 起動モード選択0(内部でプルダウンされています。3kΩ~5kΩ(推奨4.7kΩ)でVCCにプルアップしてください) |
17 | HOST_SEL | In | ホストインターフェース選択(内部でプルダウンされています。3kΩ~5kΩ(推奨4.7kΩ)でVCCにプルアップしてください) |
18 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
19 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
20 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
21 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
22 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
23 | GPIO0 | Out(4mA) | 送信可能状態確認 |
24 | GPIO1 | Out(4mA) | GPIO0のトグルビット |
25 | - | - | 未接続にしてください |
26 | GPIO2 | Out(4mA) | GPIO6のトグルビット |
27 | GPIO6 | Out(4mA) | 受信可能状態確認 |
28 | - | - | Reserved(VCCに固定してください) |
29 | PRST | In | パワーオンリセット(内部でVCCに対し、4.7kΩ+2.2uFが接続されています。電源電圧監視が必要な場合はオープンドレインのリセットIC等を接続してください。必要ない場合は未接続にしてください) |
30 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
31 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
32 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
33 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
34 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
7.3.2. BOOT_SEL1、BOOT_SEL0、HOST_SEL(起動モードの選択)
SDIO起動モードにするための設定は次の通りです。
表7.9 起動モード選択(SDIO)
信号名 | 状態 |
---|
BOOT_SEL1 | Low |
BOOT_SEL0 | High |
HOST_SEL | High |
BOOT_SEL1、BOOT_SEL0、HOST_SELはパワーオンリセット解除時の値を保持します。パワーオンリセット解除後は、AWL13内部で別の目的で使用されます。これらの信号はAWL13内部でプルダウンされているため、Lowに設定する場合は未接続、Highに設定する場合は3kΩ~5kΩ(4.7kΩ推奨)でVCCにプルアップしてください。外部からコントロールする場合は直接出力端子に接続せず、間に3kΩ~5kΩ(4.7kΩ推奨)の抵抗を挿入してください。
GPIO0、GPIO1はAWL13にデータ送信可能な状態かどうかを確認することができます。
表7.10 GPIO0、GPIO1
信号線 | 値 | 説明 |
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GPIO0 | High | データ送信可能な状態を示します。 |
Low | データ送信不可能な状態を示します。 |
GPIO1 | High/Low | GPIO0が送信可能になった時の有効性を示します。前回読み出した値と反対であれば有効と判断します。 |
GPIO2、GPIO6はAWL13に受信可能なデータがあるかを確認することができます。
表7.11 GPIO2、GPIO6
信号線 | 値 | 説明 |
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GPIO6 | High | 受信可能なデータがある状態を示します。 |
Low | 受信可能なデータがない状態を示します。 |
GPIO2 | High/Low | GPIO6が受信可能になった時の有効性を示します。前回読み出した値と反対であれば有効と判断します。 |
SDIO起動モード時の参考回路例を示します。
- VCC(電源)
・電源のリップルは10mVpp以下になるようにしてください。
- SDCLK、SDDATA、SDCMD
・オーバーシュート、アンダーシュートは無線性能に大きな影響を与えます。ホスト信号源の近くにダンピング抵抗を挿入するなどして、SDIO規格のタイミングを満たす範囲で、出来るだけノイズレベルが低くなるように設計してください。
USB起動モードのホストインターフェースはUSBです。電源投入後USB経由でファームウェアをロードします。
USB起動モードで使用するAWL13のCON1の信号は次の通りです。
表7.12 AWL13のCON1 使用信号一覧(USB)
ピン番号 | 信号名 | I/O[] | 機能 |
---|
1 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
2 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
3 | GND | - | GND |
4 | GND | - | GND |
5 | USB_DM | In/Out | USBデータマイナス |
6 | USB_DP | In/Out | USBデータプラス |
7 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
8 | VCC | - | 電源入力 |
9 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
10 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
11 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
12 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
13 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
14 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
15 | BOOT_SEL1 | In | 起動モード選択1(内部でプルダウンされています。未接続にしてください) |
16 | BOOT_SEL0 | In | 起動モード選択0(内部でプルダウンされています。未接続にしてください) |
17 | HOST_SEL | In | ホストインターフェース選択(内部でプルダウンされています。未接続にしてください) |
18 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
19 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
20 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
21 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
22 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
23 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
24 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
25 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
26 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
27 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
28 | - | - | Reserved(VCCに固定してください) |
29 | PRST | In | パワーオンリセット(内部でVCCに対し、4.7kΩ+2.2uFが接続されています。電源電圧監視が必要な場合はオープンドレインのリセットIC等を接続してください。必要ない場合は未接続にしてください) |
30 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
31 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
32 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
33 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
34 | - | - | Reserved(未接続にしてください) |
USB起動モードにするための設定は次の通りです。
表7.13 起動モード選択(USB)
信号名 | 状態 |
---|
BOOT_SEL1 | Low |
BOOT_SEL0 | Low |
HOST_SEL | Low |
BOOT_SEL1、BOOT_SEL0、HOST_SELはパワーオンリセット解除時の値を保持します。パワーオンリセット解除後は、AWL13内部で別の目的で使用されます。これらの信号はAWL13内部でプルダウンされているため、Lowに設定する場合は未接続、Highに設定する場合は3kΩ~5kΩ(4.7kΩ推奨)でVCCにプルアップしてください。外部からコントロールする場合は直接出力端子に接続せず、間に3kΩ~5kΩ(4.7kΩ推奨)の抵抗を挿入してください。
USB起動モード時の参考回路例を示します。
- VCC(電源)
・電源のリップルは出来るだけ小さく、10mVpp以下になるようにしてください。
- USB_DP、USB_DM
・配線長は出来る限り短くしてください。
・90Ω±10%の差動インピーダンスマッチングを取ってください。
・シングルエンドのインピーダンスマッチングは45Ω±10%としてください。
・等長配線してください。(配線長差 0.5mm以下)
・配線にはなるべくスルーホールを作成しないでください。
・他の信号ラインがUSB_DP、USB_DMラインを横切らないようにしてください。
・USB_DP、USB_DMラインが電源のスプリットを横切らないようにしてください。
PRSTの内部回路は図7.5「PRSTの内部回路」のようになっており、電源投入時に10msecの間リセット状態となりますので、電源投入時の立ち上がりシーケンスにご注意ください。
PRSTにはオープンドレインのリセットIC等を接続することが可能です。リセットをかける場合は200usec以上のLow期間を設定してください。

| 接続コネクタにはAXK6F34347YG(パナソニック電工)を使用してください。 |

| 配線禁止領域です。この領域にはGNDベタや配線を引かないでください。 |

| 部品配置禁止領域です。この領域にはAXK6F30347YG(パナソニック電工)以外の部品を配置しないでください。 |

| チップアンテナを使用する場合、周囲1cm以内には、なるべくAWL13を接続するホストボード以外の基板や筐体を配置しないでください。また、AWL13を収める筐体に金属は使用できません。金属ケースを使用する場合は外付けアンテナを接続してください。 |

| AWL13の固定には、高さ1.5mmのスペーサ(金属製)とM2ねじ(金属製)を使用してください。AWL13のM2ねじ穴はGNDとなっていますので、金属製スペーサを通じてホストボードのGNDとショートしてください。M2のネジの締め付けトルクは1kgf・cm以上とし、締め付け過ぎに注意してください。 |