付録D SD変換ボード

SD変換ボードは、Armadillo-WLANモジュールをSDスロットに接続して使用するための変換ボードです。

D.1. SD変換ボードのブロック図

SD変換ボードのブロック図

図D.1 SD変換ボードのブロック図


D.2. SD変換ボードのインターフェース

SD変換ボードのインターフェース配置

図D.2 SD変換ボードのインターフェース配置


表D.1 SD変換ボードのインターフェース

記号インターフェース形状備考
CON1モジュールコネクタAXK6F30347YG(パナソニック電工)挿抜寿命: 50回
CON2SDインターフェース  
CON3SDデバッグインターフェース8ピン(2.54mmピッチ) 

D.2.1. CON1 モジュールインターフェースコネクタ

Armadillo-WLANモジュールのCON1との接続用コネクタです。信号配列については表5.2「Armadillo-WLANモジュール CON1 信号配列」を参照してください。

D.2.2. CON2 SDインターフェース

CON2をSDスロットに接続することで、Armadillo-WLANモジュールを汎用SDIOインターフェースで制御することができます。

表D.2 CON2 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1SD_DAT3I/OSD変換ボードCON1(11ピン)、CON3(2ピン)と接続
2SD_CMDI/OSD変換ボードCON1(7ピン)、CON3(3ピン)と接続
3GNDPowerGND
4VCCPowerGND
5SD_CLKISD変換ボードCON1(4ピン)、CON3(6ピン)と接続
6GNDPowerGND
7SD_DAT0I/OSD変換ボードCON1(2ピン)、CON3(7ピン)と接続
8SD_DAT1I/OSD変換ボードCON1(1ピン)、CON3(8ピン)と接続
9SD_DAT2I/OSD変換ボードCON1(12ピン)、CON3(1ピン)と接続

D.2.3. CON3 SDデバッグインターフェース

SDIOインターフェースのデバッグ時にピンプローブ等を接続することができます。各信号の機能については表5.2「Armadillo-WLANモジュール CON1 信号配列」を参照してください。

表D.3 SD変換ボード CON3 信号配列

ピン番号信号名I/O機能
1SD_DAT2I/OSD変換ボードCON1(12ピン)、CON2(9ピン)と接続
2SD_DAT3I/OSD変換ボードCON1(11ピン)、CON2(1ピン)と接続
3SD_CMDI/OSD変換ボードCON1(7ピン)、CON2(2ピン)と接続
4GNDPowerGND
5VCCPower電源(VCC)
6SD_CLKOSD変換ボードCON1(4ピン)、CON2(5ピン)と接続
7SD_DAT0I/OSD変換ボードCON1(2ピン)、CON2(7ピン)と接続
8SD_DAT1I/OSD変換ボードCON1(1ピン)、CON2(8ピン)と接続

D.3. SD変換ボードの外形寸法図

SD変換ボードの外形寸法図
[Unit : mm]

図D.3 SD変換ボードの外形寸法図


D.4. Armadillo-WLANモジュールとSD変換ボードの組み立て

Armadillo-WLANモジュールとSD変換ボードの組み立て

図D.4 Armadillo-WLANモジュールとSD変換ボードの組み立て


1

なべ小ねじ(M2、L=8mm、スプリングワッシャー+小径平ワッシャー付)

2

金属スペーサ(M2、L=1.5mm、直径=4mm)

3

ナット(M2、L=1.6mm、平径=4mm)

[警告]

Armadillo-WLANモジュールのCON1とSD変換ボードのCON1はコネクタの位置合わせを確認してから接続してください。無理に力を加えるとコネクタの破損の原因となりますので十分に注意してください。

D.5. SD変換ボードの外付けアンテナの組み立て

SD変換ボードの外付けアンテナの組み立て

図D.5 SD変換ボードの外付けアンテナの組み立て


1

なべ小ねじ(M2、L=3mm)

2

外付けアンテナ取り付け金具

3

外付けアンテナ

[警告]

Armadillo-WLANモジュールのアンテナ端子(CON2)に外付けアンテナケーブルを接続する際、無理な力を加えると破損の原因となりますので十分に注意してください。

[警告]

外付けアンテナケーブルを引き抜く際は、専用の引き抜き治具(U.FL-LP-N-2:ヒロセ電機)を用いて行うことを推奨します。引き抜き治具を用いずに引き抜いた場合にコネクタの変形やケーブルの断線等の原因となります。

外付けアンテナケーブルの引き抜き方法

図D.6 外付けアンテナケーブルの引き抜き方法


[警告]

Armadillo-WLANモジュールのアンテナ端子(CON2)に外付けアンテナケーブルを長期間接続した場合、同軸コネクタのスイッチ機能が復帰しない場合があります。復帰しない場合はチップアンテナ(ANT1)が使用できなくなります。

評価・開発時において、Armadillo-WLANモジュールを長期使用しない場合は、アンテナ端子(CON2)から外付けアンテナケーブルを外した状態で保存してください。また、量産機器にArmadillo-WLANモジュールを組込んでご使用いただく場合、外部アンテナからチップアンテナへの接続変更は推奨できません。