Armadillo-IoT ゲートウェイ
スタンダードモデル製品マニュアル


目次

1. はじめに
1.1. 本書で扱うこと扱わないこと
1.1.1. 扱うこと
1.1.2. 扱わないこと
1.2. 本書で必要となる知識と想定する読者
1.3. ユーザー限定コンテンツ
1.4. 本書および関連ファイルのバージョンについて
1.5. 本書の構成
1.6. 表記について
1.6.1. フォント
1.6.2. コマンド入力例
1.6.3. アイコン
1.7. 謝辞
2. 注意事項
2.1. 安全に関する注意事項
2.2. 取扱い上の注意事項
2.3. ソフトウェア使用に関しての注意事項
2.4. 書込み禁止領域について
2.5. 保証について
2.6. 輸出について
2.7. 商標について
3. 製品概要
3.1. 製品の特長
3.1.1. Armadilloとは
3.1.2. Armadillo-IoTゲートウェイとは
3.2. 仕様
3.3. Armadillo-IoTゲートウェイ スタンダードモデルの外観
3.4. ブロック図
3.5. ソフトウェア構成
3.6. 製品ラインアップ
3.6.1. Armadillo-IoT スタンダードモデル 開発セット
3.6.2. Armadillo-IoT スタンダードモデル 量産用
4. Armadilloの電源を入れる前に
4.1. 準備するもの
4.2. 開発/動作確認環境の構築
4.2.1. ATDE5セットアップ
4.2.2. 取り外し可能デバイスの使用
4.2.3. コマンドライン端末(GNOME端末)の起動
4.2.4. シリアル通信ソフトウェア(minicom)の使用
4.3. インターフェースレイアウト
4.4. 接続方法
4.5. スライドスイッチの設定について
4.6. viエディタの使用方法
4.6.1. viの起動
4.6.2. 文字の入力
4.6.3. カーソルの移動
4.6.4. 文字の削除
4.6.5. 保存と終了
5. 起動と終了
5.1. 起動
5.2. ログイン
5.3. 終了方法
6. 動作確認方法
6.1. 動作確認を行う前に
6.2. ネットワーク
6.2.1. 接続可能なネットワーク
6.2.2. デフォルト状態のネットワーク設定
6.2.3. 有線LAN
6.2.4. 無線LAN
6.2.5. 3G
6.2.6. DNSサーバー
6.2.7. ファイアーウォール
6.2.8. ネットワークアプリケーション
6.3. ストレージ
6.3.1. ストレージの使用方法
6.3.2. ストレージのパーティション変更とフォーマット
6.4. LED
6.4.1. LEDを点灯/消灯する
6.4.2. トリガを使用する
6.5. RTC
6.5.1. RTCに時刻を設定する
6.6. GPIO
6.6.1. GPIOクラスディレクトリを作成する
6.6.2. 入出力方向を変更する
6.6.3. 入力レベルを取得する
6.6.4. 出力レベルを設定する
6.7. ユーザースイッチ
6.7.1. イベントを確認する
6.8. 温度センサ
6.8.1. 温度を取得する
6.8.2. 温度を監視する
6.9. ADコンバーター
6.9.1. 電源電圧を取得する
6.9.2. 電源電圧を監視する
6.10. Armadillo-IoT RS232Cアドオンモジュール RS00
6.10.1. シリアルコンソールとして使用する
6.11. Armadillo-IoT BLEアドオンモジュール BT00
6.11.1. 設定情報を取得する
7. コンフィグ領域 − 設定ファイルの保存領域
7.1. コンフィグ領域の読出し
7.2. コンフィグ領域の保存
7.3. コンフィグ領域の初期化
8. Linuxカーネル仕様
8.1. デフォルトコンフィギュレーション
8.2. デフォルト起動オプション
8.3. Linuxドライバ一覧
8.3.1. Armadillo-IoT ゲートウェイ スタンダードモデル
8.3.2. フラッシュメモリ
8.3.3. UART
8.3.4. Ethernet
8.3.5. 3G
8.3.6. SDホスト
8.3.7. USBホスト
8.3.8. リアルタイムクロック
8.3.9. 温度センサ
8.3.10. ADコンバーター
8.3.11. LED
8.3.12. ユーザースイッチ
8.3.13. I2C
8.3.14. SPI
8.3.15. ウォッチドッグタイマー
8.3.16. 1-Wire
8.3.17. PWM
8.3.18. CAN
9. ユーザーランド仕様
9.1. ルートファイルシステム
9.2. 起動処理
9.2.1. inittab
9.2.2. /etc/init.d/rc
9.2.3. /etc/rc.d/Sスクリプト(初期化スクリプト)
9.2.4. /etc/config/rc.local
9.3. 状態監視アプリケーション
9.3.1. ifplugd
9.3.2. thermalmonitor
9.3.3. vinmonitor
9.4. プリインストールアプリケーション
9.5. 有用なアプリケーションについて
10. ブートローダー仕様
10.1. ブートローダー起動モード
10.1.1. Linuxでコンソールを使用する
10.2. ブートローダーの機能
10.2.1. コンソールの指定方法
10.2.2. Linuxカーネルイメージの指定方法
10.2.3. Linuxカーネルの起動オプション
11. ビルド手順
11.1. Linuxカーネル/ユーザーランドをビルドする
11.2. ブートローダーをビルドする
12. フラッシュメモリの書き換え方法
12.1. フラッシュメモリのパーティションについて
12.2. netflashを使用してフラッシュメモリを書き換える
12.2.1. Webサーバー上のイメージファイルを書き込む
12.2.2. ストレージ上のイメージファイルを書き込む
12.3. ダウンローダーを使用してフラッシュメモリを書き換える
12.4. TFTPを使用してフラッシュメモリを書き換える
12.5. ブートローダーが起動しなくなった場合の復旧作業
13. 開発の基本的な流れ
13.1. ユーザーオリジナルアプリケーションを作成する
13.2. Atmark Distにユーザーオリジナルアプリケーションを組み込む
13.3. システムの最適化を行う
13.4. オリジナルプロダクトのコンフィギュレーションを更新する
14. ハードウェア仕様
14.1. インターフェース仕様
14.1.1. インターフェースレイアウト
14.1.2. CON1 アドオンインターフェース
14.1.3. CON2 アドオンインターフェース
14.1.4. CON3 Armadillo-410インターフェース
14.1.5. CON4 SDインターフェース
14.1.6. CON5 WLANインターフェース
14.1.7. CON6 LANインターフェース
14.1.8. CON7 USBホストインターフェース
14.1.9. CON8 デバッグUSBインターフェース
14.1.10. CON9 デバッグシリアルインターフェース
14.1.11. CON10 3Gインターフェース
14.1.12. CON11 microSIMインターフェース
14.1.13. CON12 PMIC ON/OFFインターフェース
14.1.14. CON13 RTC外部バックアップインターフェース
14.1.15. CON14 電源入力インターフェース
14.1.16. CON15 電源入力インターフェース
14.1.17. CON16 電源出力インターフェース
14.1.18. CON17 タッチスクリーンインターフェース
14.1.19. SW1~SW3 ユーザースイッチ
14.1.20. SW4 リセットスイッチ
14.1.21. LED1 3G LED
14.1.22. LED2~LED5 ユーザーLED
14.2. 電気的仕様
14.2.1. 絶対最大定格
14.2.2. 推奨動作条件
14.2.3. 入出力インターフェースの電気的仕様
14.3. 電源回路の構成
14.4. 形状図
15. アドオンモジュール
15.1. Armadillo-IoT RS232Cアドオンモジュール RS00
15.1.1. 概要
15.1.2. ブロック図
15.1.3. インターフェース仕様
15.2. Armadillo-IoT 絶縁RS232C/RS422/RS485アドオンモジュール RS01
15.2.1. 概要
15.2.2. ブロック図
15.2.3. インターフェース仕様
15.3. Armadillo-IoT BLEアドオンモジュール BT00
15.3.1. 概要
15.3.2. ブロック図
15.3.3. インターフェース仕様
15.4. Armadillo-IoT EnOceanアドオンモジュール EN00
15.4.1. 概要
15.4.2. ブロック図
15.4.3. インターフェース仕様
15.5. Armadillo-IoT Wi-SUNアドオンモジュール WS00
15.5.1. 概要
15.5.2. ブロック図
15.5.3. インターフェース仕様
16. オプション品
16.1. USBシリアル変換アダプタ
17. 設計情報
18. Howto
18.1. イメージをカスタマイズする
19. ユーザー登録
19.1. 購入製品登録
19.1.1. シリアル番号を確認する方法
19.1.2. 正規認証ファイルを取り出す手順

図目次

3.1. Armadillo-IoTゲートウェイ スタンダードモデルの外観
3.2. ブロック図
4.1. GNOME端末の起動
4.2. GNOME端末のウィンドウ
4.3. minicom設定方法
4.4. minicom起動方法
4.5. minicom終了確認
4.6. インターフェースレイアウト図
4.7. Armadillo-IoTゲートウェイ スタンダードモデルの接続例
4.8. スライドスイッチの設定
4.9. viの起動
4.10. 入力モードに移行するコマンドの説明
4.11. 文字を削除するコマンドの説明
5.1. 電源投入直後のログ
5.2. 起動ログ
5.3. 終了方法
6.1. デフォルト状態の/etc/config/interfaces
6.2. ネットワークインターフェース(eth0)の有効化
6.3. ネットワークインターフェース(eth0)の無効化
6.4. 有線LANの固定IPアドレス設定
6.5. DHCP設定
6.6. 有線LANのPING確認
6.7. 無線LANモジュールの有効化
6.8. ネットワークインターフェース(awlan0)のIPアドレス設定と有効化
6.9. 無線LANのPING確認
6.10. microSIMの取り付け
6.11. 3g-set-apコマンドのヘルプ
6.12. APN設定例
6.13. ネットワークインターフェース(usb0)の有効化
6.14. ネットワークインターフェース(usb0)の無効化
6.15. 3GのPING確認
6.16. microSIMからの電話番号取得
6.17. 3Gモジュールからの温度取得
6.18. DNSサーバーの設定
6.19. iptables
6.20. telnetでリモートログイン
6.21. ftpでファイル転送
6.22. Armadillo上でアップロードされたファイルを確認
6.23. Armadilloトップページ
6.24. mountコマンド書式
6.25. ストレージのマウント
6.26. ストレージのアンマウント
6.27. fdiskコマンドによるパーティション変更
6.28. EXT3ファイルシステムの構築
6.29. LEDを点灯させる
6.30. LEDを消灯させる
6.31. LEDの状態を表示する
6.32. LEDのトリガにtimerを指定する
6.33. LEDのトリガを表示する
6.34. システムクロックを設定
6.35. ハードウェアクロックを設定
6.36. GPIOの入力レベルを取得する
6.37. GPIOの入出力方向を設定する(INPUTに設定)
6.38. GPIOの入出力方向を設定する(OUTPUTに設定)
6.39. GPIOの入力レベルを取得する
6.40. GPIOの出力レベルを設定する
6.41. ユーザースイッチ: イベントの確認
6.42. 基板周辺温度を取得する
6.43. thermaltriggerコマンドのヘルプ
6.44. thermaltriggerコマンド例
6.45. ADコンバーターへの入力電圧を取得する
6.46. 電源電圧の計算式
6.47. vintriggerコマンドのヘルプ
6.48. vintriggerコマンド例
7.1. コンフィグ領域の読出し方法
7.2. コンフィグ領域の保存方法
7.3. コンフィグ領域の初期化方法
9.1. デフォルト状態の/etc/inittab
9.2. inittabの書式
9.3. デフォルト状態の/etc/config/rc.local
9.4. デフォルト状態の/etc/config/thermalmonitor
9.5. デフォルト状態の/etc/config/vinmonitor
10.1. bootコマンドでLinuxを起動する
10.2. hermitコマンドのヘルプを表示
12.1. netflashコマンドのヘルプ
12.2. hermitコマンドのヘルプ
12.3. tftpdl コマンド例
13.1. ディレクトリを作成後、テキストエディタ(gedit)を起動
13.2. 「Hello World!」のソース例(main.c)
13.3. ATDE上で動作するようにmain.cをコンパイルし実行
13.4. Armadillo-IoT 上で動作するようにmain.cをクロスコンパイル
13.5. ArmadilloにFTPでhelloを転送
13.6. Armadillo-IoT 上でhelloを実行
13.7. hello用のMakefile
13.8. helloをmake
13.9. cleanターゲット指定した例
13.10. オリジナルプロダクトを作成しhelloディレクトリをコピー
13.11. オリジナルプロダクト(my-product)にhelloを登録
13.12. romfsターゲットの追加
13.13. helloが組み込まれたユーザーランドイメージ
14.1. インターフェースレイアウト(A面)
14.2. インターフェースレイアウト(B面)
14.3. ACアダプターの極性マーク
14.4. 電源回路の構成
14.5. 基板形状および固定穴寸法
14.6. コネクタ中心寸法
14.7. ケース寸法
15.1. RS232Cアドオンモジュール ブロック図
15.2. RS232Cアドオンモジュール インターフェースレイアウト
15.3. RS485アドオンモジュール ブロック図
15.4. RS485アドオンモジュール インターフェースレイアウト
15.5. BLEアドオンモジュール ブロック図
15.6. BLEアドオンモジュール インターフェースレイアウト
15.7. EnOceanアドオンモジュール ブロック図
15.8. EnOceanアドオンモジュール インターフェースレイアウト
15.9. Wi-SUNアドオンモジュール ブロック図
15.10. Wi-SUNアドオンモジュール インターフェースレイアウト
16.1. USBシリアル変換アダプタの配線
17.1. ベースボードの部品高さ

表目次

1.1. 使用しているフォント
1.2. 表示プロンプトと実行環境の関係
1.3. コマンド入力例での省略表記
3.1. 仕様
3.2. 各部名称と機能
3.3. Armadillo-IoTで利用可能なソフトウェア
3.4. フラッシュメモリ メモリマップ
3.5. Armadillo-IoT製品ランナップ
3.6. アドオンモジュールラインナップ
3.7. Armadillo-IoT スタンダードモデル 開発セットのセット内容
3.8. Armadillo-IoT スタンダードモデル 量産用(3G搭載) 構成品
3.9. Armadillo-IoT スタンダードモデル 量産用(3G非搭載) 構成品
4.1. ATDE5の種類
4.2. ユーザー名とパスワード
4.3. 動作確認に使用する取り外し可能デバイス
4.4. シリアル通信設定
4.5. インターフェース内容(ベースボード)
4.6. インターフェース内容(Armadillo-410)
4.7. 入力モードに移行するコマンド
4.8. カーソルの移動コマンド
4.9. 文字の削除コマンド
4.10. 保存・終了コマンド
5.1. シリアルコンソールログイン時のユーザ名とパスワード
6.1. ネットワークとネットワークデバイス
6.2. デフォルト状態のネットワーク設定
6.3. 有線LAN固定IPアドレス設定例
6.4. APN情報設定例
6.5. TELNETでログイン可能なユーザ
6.6. ftpでログイン可能なユーザ
6.7. ストレージデバイス
6.8. LEDクラスディレクトリとLEDの対応
6.9. triggerの種類
6.10. 時刻フォーマットのフィールド
6.11. アドオンインターフェースのGPIOディレクトリ
6.12. directionの設定
6.13. インプットデバイスファイルとイベントコード
6.14. アドオンインターフェースとTTYデバイスファイル
6.15. アドオンインターフェースとTTYデバイスファイル
8.1. Linuxカーネル主要設定
8.2. Linuxカーネルのデフォルト起動オプション
8.3. キーコード
8.4. GPIO接続用キーボードドライバ
8.5. I2Cデバイス
9.1. inittabのactionフィールドに設定可能な値
9.2. /etc/rc.dディレクトリに登録された初期化スクリプト
9.3. アプリケーション概要説明
10.1. ブートローダー起動モード
10.2. 保守モードコマンド一覧
10.3. コンソール指定子とログ出力先
10.4. Linuxカーネルイメージ指定子
10.5. Linuxカーネルの起動オプションの一例
12.1. フラッシュメモリの書き換え方法
12.2. パーティションのデフォルト状態での書き込み制限の有無と対応するイメージファイル名
12.3. フラッシュメモリのパーティションとデバイスファイル
12.4. パーティションとオプションの対応
13.1. デフォルトコンフィグファイル
14.1. 搭載コネクタ、スイッチ型番一覧(A面)
14.2. 搭載コネクタ型番(Armadillo-410)
14.3. 搭載コネクタ、スイッチ、LED型番一覧(B面)
14.4. CON1 信号配列
14.5. CON2 信号配列
14.6. CON4 信号配列
14.7. CON4 カード検出、ライトプロテクト
14.8. CON5 信号配列
14.9. CON6 信号配列
14.10. CON7 信号配列
14.11. CON8 信号配列
14.12. CON9 信号配列
14.13. CON10 信号配列
14.14. CON11 信号配列
14.15. CON12 信号配列
14.16. CON13 信号配列
14.17. CON14 信号配列
14.18. CON15 信号配列
14.19. CON16 信号配列
14.20. CON17 信号配列
14.21. ユーザースイッチの接続
14.22. リセットスイッチの接続
14.23. 3G LEDの接続
14.24. ユーザーLEDの接続
14.25. 絶対最大定格
14.26. 推奨動作条件
14.27. 入出力インターフェース電源の電気的仕様
14.28. 入出力インターフェースの電気的仕様(OVDD = +3.3V_CPU)
15.1. Armadillo-IoTゲートウェイ アドオンモジュール
15.2. RS232Cアドオンモジュールの仕様
15.3. 搭載コネクタ、スイッチ型番一覧
15.4. CON1 信号配列
15.5. CON2 信号配列
15.6. CON3 信号配列
15.7. CON4 信号配列
15.8. RS485アドオンモジュールの仕様
15.9. 搭載コネクタ、スイッチ型番一覧
15.10. CON1 信号配列
15.11. CON2 信号配列(RS232Cに設定時)
15.12. CON2 信号配列(RS422/RS485 全二重に設定時)
15.13. CON2 信号配列(RS422/RS485 半二重に設定時)
15.14. SW1 機能
15.15. BLEアドオンモジュールの仕様
15.16. 搭載コネクタ、スイッチ型番一覧
15.17. CON1 信号配列
15.18. CON2 信号配列
15.19. EnOceanアドオンモジュールの仕様
15.20. 搭載コネクタ、スイッチ型番一覧
15.21. CON1 信号配列
15.22. CON3 信号配列
15.23. Wi-SUNアドオンモジュールの仕様
15.24. 搭載コネクタ、スイッチ型番一覧
15.25. CON1 信号配列
16.1. Armadillo-IoT関連のオプション品