Armadillo-IoT G3Lに電源を接続するときUSBシリアル変換アダプタのスライドスイッチによって起動モードが変わります。
詳しくは「スライドスイッチの設定について」を参照してください。
本節では、保守モードに設定しているときの例を示します。
オートブートモードを選択した場合は、途中でコマンドを入力することなく起動が完了します。
USBシリアル変換アダプタを接続せずにArmadillo-IoT G3Lに電源を接続した場合、オートブートモードで起動します。
Linuxシステムを起動するには、次のように "boot"コマンドを実行してください。コマンドを実行するとブートローダーがLinuxシステムを起動させます。シリアル通信ソフトウェアにはLinuxの起動ログが表示されます。
起動が完了するとログインプロンプトが表示されます。表5.1「シリアルコンソールログイン時のユーザ名とパスワード」に示すユーザでログインすることができます。 表5.1 シリアルコンソールログイン時のユーザ名とパスワード ユーザ名 | パスワード | 権限 |
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root | root | rootユーザ | atmark | atmark | 一般ユーザ |
初めて機器を接続したときは、必ず以下の手順に従って、初期パスワードを変更してください。
rootでログイン 初期パスワードを変更します。 atmarkでログイン 初期パスワードを変更します。
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Armadillo-IoT G3Lはネットワークに接続されることを前提としている機器ですので、
初期パスワードのままご利用になるとセキュリティリスクが非常に高まります。
セキュリティ強度の高いパスワードに変更し、その後も適切なパスワード運用を行うことを強くお勧めします。
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Linuxの時刻には、Linuxカーネルが管理するシステムクロックと、RTCが管理するハードウェアクロックの2種類があります。システムクロックが正しく設定されていない場合、SSL通信が行えないなどの問題が発生します。
システムクロックは、dateコマンドを用いて設定します。dateコマンドの引数には、設定する時刻を[MMDDhhmmYYYY.ss]というフォーマットで指定します。時刻フォーマットの各フィールドの意味を次に示します。
表5.2 時刻フォーマットのフィールド フィールド | 意味 |
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MM | 月 | DD | 日(月内通算) | hh | 時 | mm | 分 | YYYY | 年(省略可) | ss | 秒(省略可) |
2015年6月2日12時34分56秒に設定する例を次に示します。
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Armadillo-IoTが接続しているネットワーク内にタイムサーバーがある場合は、NTP(Network Time Protocol)クライアントを利用してシステムクロックを設定することができます。
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ユーザを作成 例としてguestというユーザを作成します。 パスワードの変更 例としてguestユーザのパスワードを変更します。 sudoを許可する 例としてguestユーザにsudoを許可します。viの使い方については、「viエディタの使用方法」を参照にしてください。 ユーザを削除 例としてguestユーザを削除します。 | |
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ホームディレクトリも合わせて消したいときは、"r"オプションをつけます。 |
安全に終了させる場合は、次のようにコマンドを実行し、「Power down」と表示され、ユーザーLED3、ユーザーLED4、ユーザーLED5全てが消灯したことを確認してから電源を切断します。ユーザーLEDの位置については、図7.44「ユーザーLEDの位置」を参照してください また、SW2を10秒間長押しすることで、終了することも可能です。 | |
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ストレージにデータを書き込んでいる途中に電源を切断した場合、ファイルシステム、及び、データが破損する恐れがあります。ストレージをアンマウントしてから電源を切断するようにご注意ください。 |
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