製品リビジョンB以降のLCD拡張ボードと共に出荷されているArmadillo-440では、タッチスクリーンの補正値を出荷時にconfig領域に書き込むことで、対策済みです。
config領域を書き換えた場合には、位置ずれが発生します。位置ずれが発生した場合の対応方法は、「対応方法」を参照してください。
タッチスクリーンの入力は、タッチスクリーンからLinuxのデバイスドライバを通り、タッチスクリーン用ライブラリ(tslib)経由でアプリケーションに伝わります。
Armadillo-440用のカーネルは、LCD拡張ボードの製品リビジョンAで正しい位置を示すように調整されています。しかし製品リビジョンBでの修正により、同じタッチスクリーンの位置でも、カーネルがタッチスクリーンから読み取る値が変化しました。Atmark Distで作成した標準ユーザーランドの場合、tslibのレイヤーでこの変化を補正しています。補正値は/etc/config/pointercalに格納されており、このファイルはフラッシュメモリのconfig領域に保存されています。
LCD拡張ボード 製品リビジョンB以降のLCD拡張ボードと共に出荷されるArmadillo-440では、出荷時点で専用の/etc/config/pointercalファイルがconfig領域に書き込まれています。config領域を書き換えて/etc/config/pointercalの内容が変更された場合には、補正できないため位置ずれが発生します。