本アプリケーションノートでは、Armadillo-IoTゲートウェイ A6(以下Armadillo)を使用した省電力画像監視システムとして汎用的な処理を実装したサンプルアプリケーションについて紹介します。
本システムには以下の機能が実装されています。
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USBカメラから画像を取得する機能
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取得した画像をArmadilloに接続されたUSBメモリなどの外部ストレージに保存する機能
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取得した画像やその他情報をクラウドにアップロードする機能
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上記を実行後、間欠動作を行い省電力で動作する機能
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一定間隔または接点出力のセンサによる割り込みで起床し、再び上記の動作を行う機能
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コンテンツサーバ上にある画像をWebブラウザから閲覧する機能
本システムの構成図を以下に示します。
AWS内のシステム構成図を以下に示します。
1.3. Armadillo上で動作するシステム全体のフロー
Armadilloの電源投入後からの状態遷移図を以下に示します。
図中の各処理の内容については「各処理のシーケンス図」を参照してください。
「Armadillo上で動作するシステム全体のフロー」の状態遷移図中の各処理のシーケンス図を以下に示します。
インストールディスクを使用し、初回起動時のセットアップを行う際のシーケンス図です。
システム起動後、カメラから取得した画像をクラウドにアップロードするまでのシーケンス図です。
1.4. Webサーバ上で動作するアプリケーション
Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)内のWebサーバ上で動作するアプリケーションのシーケンス図です。
本システムのデータストア仕様を以下の表に示します。
表1.1 データストア仕様
データ内容 | 生成タイミング | 更新タイミング | データ名 |
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画像 | 画像取得時 | 更新しない | [画像取得日時] |
画像取得・S3アップロード周期 | ユーザー設定 | ユーザー設定 | operation_interval_min |