第2章 Windows上にATDEを構築する

この章ではWindowsにVMPlayerをインストールし、ATDEが起動するまでの手順を説明します。

2.1. インストールの前に

インストールを始める前にインストールに必要なファイルやツールを用意します。

2.1.1. 準備するもの

ATDEを使うために以下のものが必要です。

ATDEイメージ

ATDEイメージ (atde3-[version].zip) は、付属DVDの/atde/vmwareフォルダにあります。弊社ダウンロードサイトからも取得できます。

VMPlayerのインストーラ

VMPlayerのインストーラ (VMware-player-[version].exe) は、VMPlayerダウンロードサイトから取得できます。

以降のATDE構築例では、以下のバージョンのファイルを使用しています。

  • ATDEイメージ: atde3-20100309.zip

  • VMPlayer: VMware-player-3.0.1-227600.exe

2.1.2. ATDEイメージの展開

用意したatde3-[version].zipを任意のフォルダに展開します。

[ティップ]

展開ソフトによっては展開に失敗する場合があります。WindowsXPの標準機能で正常に展開できることを確認しています。

2.2. VMPlayerのインストール

VMPlayerのインストール手順を説明します。

  1. ダウンロードしたVMware-player-[version].exeを起動し、「次へ」ボタンをクリックします。

    セットアップウィザードの開始画面

    図2.1 セットアップウィザードの開始画面


  2. インストールフォルダを指定し、「次へ」ボタンをクリックします。

    インストール先フォルダ指定画面

    図2.2 インストール先フォルダ指定画面


  3. ショートカットを作成する場所を指定し、「次へ」ボタンをクリックします。

    ショートカット作成場所の指定画面

    図2.3 ショートカット作成場所の指定画面


  4. 「続行」ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。

    設定確認画面

    図2.4 設定確認画面


  5. インストールが終了すると、図2.5「セットアップウィザードの完了画面」 が表示されます。「今すぐ再起動」ボタンをクリックして再起動してください。

    セットアップウィザードの完了画面

    図2.5 セットアップウィザードの完了画面


2.3. ATDEの起動

  1. インストールしたvmplayer.exeを実行します。

  2. ライセンス確認画面が表示されます。内容を確認し同意する場合には、「使用許諾契約の条項に同意します」にチェックし、「OK」ボタンをクリックしてください。

    ライセンス確認画面

    図2.6 ライセンス確認画面


  3. VMPlayerが起動します。「仮想マシンを開く」をダブルクリックしてください。

    VMPlayer起動画面

    図2.7 VMPlayer起動画面


  4. ファイルダイアログが開きます。「ATDEイメージの展開」で展開したatde3-[version]フォルダにあるatde3.vmxを指定してください。

    vmxファイル指定画面

    図2.8 vmxファイル指定画面


  5. 仮想マシンのライブラリにatde3が登録されました。「仮想マシンの再生」をダブルクリックするとatde3の起動を開始します。

    仮想マシンの選択画面

    図2.9 仮想マシンの選択画面


ログインユーザは、次の2種類が用意されています[1]。ログイン画面を表示させたい場合は、「ATDE3に自動ログインするには」を参照してください。

表2.1 デフォルトのユーザ名とパスワード

ユーザ名パスワード権限
atmarkatmark一般ユーザ
rootroot特権ユーザ

2.4. アンインストール

2.4.1. VMPlayerのアンインストール

「スタートメニュー」の「コントロールパネル」にある「プログラムの追加と削除」からVMware Playerを選択し、「変更と削除」ボタンをクリックして削除してください。

VMPlayer削除画面

図2.10 VMPlayer削除画面


2.4.2. atdeフォルダの削除

もしデータが必要ないのであれば、「ATDEイメージの展開」で展開したatde3-[version]フォルダを削除してください。



[1] 特権ユーザでグラフィカルログインを行なうことはできません。