loader-armadillo-2x0-nottyが書き込まれているArmadilloのブートローダーを書き換えるときや、不正なブートローダーを書き込んでしまいArmadilloがブートできなくなってしまった場合の対処方法について説明します。Armadillo-200シリーズのCPUにはオンチップブートROMが搭載されており、このROMに格納されているソフトウェアを使用して、ブートローダーを出荷状態に戻すことができます。以下にその手順を説明します。
Armadilloの電源が切断されていることを確認し、ArmadilloのジャンパJP1をショートに設定してください。
Armadilloと接続している作業用PCのシリアルインターフェースが他のアプリケーションで使用されていないことを確認します。使用されている場合は、該当アプリケーションを終了するなどしてシリアルインターフェースを開放してください。
図6.8「shoehornコマンド例」のようにコマンド[]を実行してから、Armadilloの電源を入れてください。
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上記は、作業用PCのシリアルインターフェース"/dev/ttyS0"にArmadilloを接続した場合の例です。他のシリアルインターフェースに接続した場合は、shoehornコマンドのオプションに --port [シリアルインターフェース名] を追加してください。 |
すぐにメッセージ表示が開始されます。正常に表示されない場合、Armadilloの電源を切断し、シリアルケーブルの接続やArmadilloのジャンパ設定を再度確認してください。
shoehorn コマンドが成功すると、ターゲットの Armadillo 上で Hermit At ブートローダーの UART ブートモード版 (loader-armadillo2x0-boot-[version]
.bin) が動作している状態になります。以降の手順は、ジャンパの設定変更や電源の切断をせずにおこなう必要があります。
Ctrl-Cを押してshoehornを終了してから、図6.9「ブートローダの書き込みコマンド例」のようにブートローダの書き込みを行ってください[]。