Armadillo-X1の電源回路の構成は次のとおりです。
電源入力インターフェース1(CON10)または電源入力インターフェース2(CON13)からの入力電圧を電源ICで各電圧に変換し、内部回路および各インターフェースに供給しています。
各インターフェースやスイッチングレギュレータ(DC-DC)の最大出力電流値を超えないように、外部機器の接続、供給電源の設計を行ってください。
Armadillo-X1のリセット回路の構成は次のとおりです。
Armadillo-X1はパワーマネジメントIC(PMIC)のPWRONピンをHighにすると「電源ONおよびリセット解除状態」、
Lowにすると「電源OFFおよびリセット状態」となります。
PWRONピンは拡張インターフェース(CON8)のEXT_RESET_Bピン、ボードマネジメントIC(BMIC)のPMIC_ON_REQピンに接続されています。
基板上で47kΩプルアップ(VDD_VSNVS)されており、Armadillo-X1の電源(VIN)投入後、Highとなります。
拡張インターフェース(CON8)のEXT_RESET_BピンからPWRONピンを直接制御することが可能です。
確実にリセットさせるために1秒以上、Lowを入力してください。
アドオンインターフェース(CON7)および拡張インターフェース(CON8)のPMIC_ONOFFピンからは
BMIC経由でPWRONピンを制御することが可能です。
PMIC_ONOFFピンに2秒以上Lowを入力すると、BMICはPWRONピンをLowにし、
下記のいずれかが実行されるまで、Low状態をキープします。
Armadillo-X1の電源(VIN)を切断する。
ユーザースイッチ1(SW1)を押す。
アドオンインターフェース(CON7)のPMIC_ONOFFピンを2秒未満Lowにする。
拡張インターフェース(CON8)のPMIC_ONOFFピンを2秒未満Lowにする。
rebootコマンドを実行すると、WDOGピンからBMICにリブート指示が出ます。
BMICはPWRONピンをLowにし、一定時間後にHighにします。
haltコマンドを実行すると、BMICに何も指示を出さずに終了するため、PWRONピンはHighのままとなります。
Armadillo-X1の電源(VIN)を切断せず、そのままの状態にしておくと、
128秒後にWDOGピンからBMICにリブート指示が出され、BMICはrebootコマンド時と同じ挙動をします。
poweroffコマンドを実行すると、I2CピンからBMICに電源OFFの指示が出ます。
BMICはPWRONピンをLowにし、下記のいずれかが実行されるまで、Low状態をキープします。
Armadillo-X1の電源(VIN)を切断する。
ユーザースイッチ1(SW1)を押す。
アドオンインターフェース(CON7)のPMIC_ONOFFピンを2秒未満Lowにする。
拡張インターフェース(CON8)のPMIC_ONOFFピンを2秒未満Lowにする。
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PWRONピンをLowにすると、VCC_5V、VCC_BMIC、VCC_VSNVS以外の電源がOFFになります。
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電源のON/OFF制御には、PWRONピンおよびpoweroffコマンドの使用をお勧めします。
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