第15章 電気的仕様

15.1. 絶対最大定格

表15.1 絶対最大定格

項目記号Min.Max.単位備考
電源電圧VIN-0.35.3V 
入出力電圧(USB信号以外)VI,VO-0.3OVDD+0.3V

OVDD=VCC_3.3V, NVCC_SD1, NVCC_SD2

入力電圧(USB信号)VI_USB-0.33.63V

USBx_DP, USBx_DM

入力電圧(USB_HUB信号)VI_USB_HUB-0.35.5V

USB_HUBx_DP, USB_HUBx_DM

入力電圧(USB_VBUS信号)VI_VBUS-0.35.25V

USB2_VBUS_IN

RTCバックアップ電源電圧RTC_BAT-0.33.8V 
RF入力(CH0, CH1)RFin 10dBm 
動作温度範囲Topr-2070ただし結露なきこと

[警告]

絶対最大定格は、あらゆる使用条件や試験状況において、瞬時でも超えてはならない値です。上記の値に対して余裕をもってご使用ください。

15.2. 推奨動作条件

表15.2 推奨動作条件

項目記号Min.Typ.Max.単位備考
電源電圧VIN4.7555.25V 
RTCバックアップ電源電圧RTC_BAT2.433.6V 
使用周囲温度Ta-202570ただし結露なきこと

15.3. 入出力インターフェースの電気的仕様

表15.3 入出力インターフェース電源の電気的仕様

項目記号Min.Typ.Max.単位備考
5V電源電圧

VCC_5V

USB1_VBUS

USB_HUB2_VBUS

4.7555.25V 
3.3V電源電圧

VCC_3.3V

VCC_3.3V_IO

3.1353.33.465V 
SD1信号電源電圧

NVCC_SD1

1.7571.851.943VIOUT_MAX=50mA
3.1353.33.465
SD2信号電源電圧

NVCC_SD2

1.711.81.89VIOUT_MAX=50mA
3.1353.33.465

表15.4 入出力インターフェースの電気的仕様(OVDD = VCC_3.3V, NVCC_SD1, NVCC_SD2)

項目記号Min.Max.単位備考
ハイレベル出力電圧VOH0.8×OVDDOVDDVIOH = -1.8mA, -3.6mA, -7.2mA, -10.8mA
ローレベル出力電圧VOL00.2×OVDDVIOL = 1.8mA, 3.6mA, 7.2mA, 10.8mA
ハイレベル入力電圧VIH0.7×OVDDOVDD+0.3V 
ローレベル入力電圧VIL-0.30.3×OVDDV 
ローレベル入力電圧(PMIC_ONOFF信号)VIL-0.30.57V 
ローレベル入力電圧(EXT_RESET_B信号)VIL-0.30.57V 
入力リーク電流 (no Pull-up/Pull-down)IOZ-55μA 
Pull-up抵抗 (5kΩ)-4.85.3 
Pull-up抵抗 (47kΩ)-45.849.8 
Pull-up抵抗 (100kΩ)-101105 
Pull-down抵抗 (100kΩ)-101108 

15.4. 電源回路の構成

Armadillo-X1の電源回路の構成は次のとおりです。

電源回路の構成型番 AX110*-で始まる製品のリビジョンJ以降、型番 AX111*-で始まる製品のリビジョンG以降、型番 AX112*-で始まる製品のリビジョンD以降でEthernetPHY周辺回路の消費電流が増加しました。増加前の消費電流は280mA(typ)360mA(max)@1000BASE-T、150mA(typ)230mA(max)@100BASE-TXです。

図15.1 電源回路の構成[20]


電源入力インターフェース1(CON10)または電源入力インターフェース2(CON13)からの入力電圧を電源ICで各電圧に変換し、内部回路および各インターフェースに供給しています。 各インターフェースやスイッチングレギュレータ(DC-DC)の最大出力電流値を超えないように、外部機器の接続、供給電源の設計を行ってください。

15.5. リセット回路の構成

Armadillo-X1のリセット回路の構成は次のとおりです。

リセット回路の構成

図15.2 リセット回路の構成


Armadillo-X1はパワーマネジメントIC(PMIC)のPWRONピンをHighにすると「電源ONおよびリセット解除状態」、 Lowにすると「電源OFFおよびリセット状態」となります。

PWRONピンは拡張インターフェース(CON8)のEXT_RESET_Bピン、ボードマネジメントIC(BMIC)のPMIC_ON_REQピンに接続されています。 基板上で47kΩプルアップ(VDD_VSNVS)されており、Armadillo-X1の電源(VIN)投入後、Highとなります。

拡張インターフェース(CON8)のEXT_RESET_BピンからPWRONピンを直接制御することが可能です。 確実にリセットさせるために1秒以上、Lowを入力してください。

アドオンインターフェース(CON7)および拡張インターフェース(CON8)のPMIC_ONOFFピンからは BMIC経由でPWRONピンを制御することが可能です。 PMIC_ONOFFピンに2秒以上Lowを入力すると、BMICはPWRONピンをLowにし、 下記のいずれかが実行されるまで、Low状態をキープします。

  • Armadillo-X1の電源(VIN)を切断する。

  • ユーザースイッチ1(SW1)を押す。

  • アドオンインターフェース(CON7)のPMIC_ONOFFピンを2秒未満Lowにする。

  • 拡張インターフェース(CON8)のPMIC_ONOFFピンを2秒未満Lowにする。

rebootコマンドを実行すると、WDOGピンからBMICにリブート指示が出ます。 BMICはPWRONピンをLowにし、一定時間後にHighにします。

haltコマンドを実行すると、BMICに何も指示を出さずに終了するため、PWRONピンはHighのままとなります。 Armadillo-X1の電源(VIN)を切断せず、そのままの状態にしておくと、 128秒後にWDOGピンからBMICにリブート指示が出され、BMICはrebootコマンド時と同じ挙動をします。

poweroffコマンドを実行すると、I2CピンからBMICに電源OFFの指示が出ます。 BMICはPWRONピンをLowにし、下記のいずれかが実行されるまで、Low状態をキープします。

  • Armadillo-X1の電源(VIN)を切断する。

  • ユーザースイッチ1(SW1)を押す。

  • アドオンインターフェース(CON7)のPMIC_ONOFFピンを2秒未満Lowにする。

  • 拡張インターフェース(CON8)のPMIC_ONOFFピンを2秒未満Lowにする。

[警告]

PWRONピンをLowにすると、VCC_5V、VCC_BMIC、VCC_VSNVS以外の電源がOFFになります。

[ティップ]

電源のON/OFF制御には、PWRONピンおよびpoweroffコマンドの使用をお勧めします。



[20] 型番 AX110*-で始まる製品のリビジョンJ以降、型番 AX111*-で始まる製品のリビジョンG以降、型番 AX112*-で始まる製品のリビジョンD以降でEthernetPHY周辺回路の消費電流が増加しました。増加前の消費電流は280mA(typ)360mA(max)@1000BASE-T、150mA(typ)230mA(max)@100BASE-TXです。