本章では、Armadillo-X1関連のオプション品について説明します。
表19.1 Armadillo-X1関連のオプション品
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外付けアンテナセット以外のオプション品は、試作・開発用の製品です。これらは外観や仕様を予告なく変更する場合があります。
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SDスロット拡張ボードは、SDインターフェースを1ポート追加することができます。SDスロット拡張ボードの仕様は次のとおりです。
表19.2 SDスロット拡張ボードの仕様
SD |
UHS-I(SDR50、最大クロック周波数100MHz)対応
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スイッチ | 起動デバイス設定用スライドスイッチ |
電源電圧 | DC 3.3V±5% |
使用温度範囲 | -20℃~70℃ |
基板サイズ | 40 x 62mm(突起部を除く) |
SDスロット拡張ボードのブロック図は次のとおりです。
SDスロット拡張ボードのインターフェース仕様について説明します。
表19.3 搭載コネクタ、スイッチ型番一覧
部品番号 | インターフェース名 | 型番 | メーカー |
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CON1 | アドオンインターフェース | DF17(4.0)-60DP-0.5V(57) | HIROSE ELECTRIC |
CON2 | SDインターフェース | CIM-K03NS | MITSUMI ELECTRIC |
SW1 | 起動デバイス設定スイッチ | CSS-1210TB | NIDEC COPAL ELECTRONICS |
19.1.3.2. CON1 アドオンインターフェース
CON1はArmadillo-X1 アドオンインターフェース(CON7)との接続コネクタです。
表19.4 CON1 信号配列
ピン番号 | ピン名 | I/O | 説明 |
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1 | GND | Power | 電源(GND) |
2 | GND | Power | 電源(GND) |
3 | VCC_3.3V | Power | 電源(VCC_3.3V) |
4 | VCC_3.3V | Power | 電源(VCC_3.3V) |
5 | SDBOOT_EN | Out |
起動デバイス設定、SW1に接続
(Low: SPIフラッシュメモリブート、High: SDブート)
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6 | NVCC_SD1 | Power | SD1信号電源(NVCC_SD1) |
7 | SD_CD_B | Out |
カード検出、CON2に接続、基板上で15kΩプルアップ(NVCC_SD1)されています
(Low: カード挿入、High: カード未挿入)
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8 | SD_WP | Out |
ライトプロテクト検出、CON2に接続、基板上で15kΩプルアップ(NVCC_SD1)されています
(Low: 書き込み可能、High: 書き込み不可能)
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9 | SD_PWREN | In |
SDカード電源制御、基板上で1kΩプルアップ(NVCC_SD1)されています
(Low: 電源切断、High: 電源供給)
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10 | SD_CLK | In | SDクロック、CON2の5ピンに接続 |
11 | SD_CMD | In/Out | SDコマンド/レスポンス、CON2の2ピンに接続 |
12 | SD_DAT0 | In/Out | SDデータバス(bit0)、CON2の7ピンに接続 |
13 | SD_DAT1 | In/Out | SDデータバス(bit1)、CON2の8ピンに接続 |
14 | SD_DAT2 | In/Out | SDデータバス(bit2)、CON2の9ピンに接続 |
15 | SD_DAT3 | In/Out | SDデータバス(bit3)、CON2の1ピンに接続 |
16 | NC | - | 未接続 |
17 | NC | - | 未接続 |
18 | NC | - | 未接続 |
19 | NC | - | 未接続 |
20 | EEPROM_SCL | In/Out | EEPROMのSCLピンに接続、基板上で4.7kΩプルアップ(VCC_3.3V_IO)されています |
21 | EEPROM_SDA | In/Out | EEPROMのSDAピンに接続、基板上で4.7kΩプルアップ(VCC_3.3V_IO)されています |
22 | NC | - | 未接続 |
23 | NC | - | 未接続 |
24 | NC | - | 未接続 |
25 | NC | - | 未接続 |
26 | GND | Power | 電源(GND) |
27 | GND | Power | 電源(GND) |
28 | VCC_3.3V_IO | Power | 電源(VCC_3.3V_IO) |
29 | NC | - | 未接続 |
30 | NC | - | 未接続 |
31 | EEPROM_E0 | In | EEPROMのアドレスピンに接続 |
32 | NC | - | 未接続 |
33 | NC | - | 未接続 |
34 | NC | - | 未接続 |
35 | NC | - | 未接続 |
36 | NC | - | 未接続 |
37 | NC | - | 未接続 |
38 | NC | - | 未接続 |
39 | NC | - | 未接続 |
40 | NC | - | 未接続 |
41 | NC | - | 未接続 |
42 | NC | - | 未接続 |
43 | NC | - | 未接続 |
44 | NC | - | 未接続 |
45 | NC | - | 未接続 |
46 | NC | - | 未接続 |
47 | NC | - | 未接続 |
48 | NC | - | 未接続 |
49 | NC | - | 未接続 |
50 | NC | - | 未接続 |
51 | NC | - | 未接続 |
52 | NC | - | 未接続 |
53 | NC | - | 未接続 |
54 | GND | Power | 電源(GND) |
55 | NC | - | 未接続 |
56 | NC | - | 未接続 |
57 | NC | - | 未接続 |
58 | GND | Power | 電源(GND) |
59 | NC | - | 未接続 |
60 | NC | - | 未接続 |
19.1.3.3. CON2 SDインターフェース
CON2は、UHS-I(SDR50、最大クロック周波数: 100MHz)に対応したSDインターフェースです。
SDカードに供給される電源(SD_VDD)は、SD_PWRENピンで制御が可能です。Highレベル出力で電源が供給され、Lowレベル出力で電源が切断されます。
表19.5 CON2 信号配列
ピン番号 | ピン名 | I/O | 説明 |
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1 | SD_DAT3 | In/Out | SDデータバス(bit3)、CON1の15ピンに接続、基板上で15kΩプルアップ(NVCC_SD1)されています |
2 | SD_CMD | In/Out | SDコマンド/レスポンス、CON1の11ピンに接続、基板上で15kΩプルアップ(NVCC_SD1)されています |
3 | GND | Power | 電源(GND) |
4 | SD_VDD | Power | 電源(SD_VDD) |
5 | SD_CLK | Out | SDクロック、CON1の10ピンに接続 |
6 | GND | Power | 電源(GND) |
7 | SD_DAT0 | In/Out | SDデータバス(bit0)、CON1の12ピンに接続、基板上で15kΩプルアップ(NVCC_SD1)されています |
8 | SD_DAT1 | In/Out | SDデータバス(bit1)、CON1の13ピンに接続、基板上で15kΩプルアップ(NVCC_SD1)されています |
9 | SD_DAT2 | In/Out | SDデータバス(bit2)、CON1の14ピンに接続、基板上で15kΩプルアップ(NVCC_SD1)されています |
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障害や破損を引き起こす場合がありますので、コネクタに過大な外力を加えないようにしてください。
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19.1.3.4. SW1 起動デバイス設定スイッチ
SW1は起動デバイスの設定を行うスライドスイッチです。スイッチの切り替え位置は、SW1付近の基板シルクで確認してください。
表19.6 スライドスイッチの機能
部品番号 | 機能 | 動作 |
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SW1 | 起動デバイス設定 |
[→ SD BOOT]: CON2に挿入されたSDカードのブートローダーを起動します。
[← NORMAL]: SPIフラッシュメモリのブートローダーを起動します。
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SDスロット拡張ボードは、Armadillo-X1のCON7に接続することが可能です。接続方法は次のとおりです。
100ピンコネクタ ピッチ変換基板は、Armadillo-X1の拡張インターフェース(CON8)を2.54mmピッチに変換するための基板です。拡張ボード開発の事前評価等に、100ピンコネクタ 延長ケーブルと合わせて使用することが可能です。
100ピンコネクタ ピッチ変換基板のインターフェースレイアウトは次のとおりです。
表19.7 インターフェース内容
部品番号 | 形状 | 型番 | メーカー | 備考 |
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CN1 | B-Bコネクタ 100ピン(0.4mmピッチ) | DF40HC(3.0)-100DS-0.4V(51) | HIROSE ELECTRIC | |
CN2 | B-Bコネクタ 60ピン(0.4mmピッチ) | DF40HC(3.0)-60DS-0.4V(51) | HIROSE ELECTRIC | Armadillo-X1では使用しません |
CN3 | ピンヘッダ 50ピン (2.54mmピッチ) | XG4C-5031 | OMRON | コネクタ非搭載、実装可能なコネクタ型番を記載しています |
CN4 |
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コネクタは1ピン(△印)を合わせて接続してください。
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| コネクタ嵌合時の注意 |
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コネクタの中心を合わせて嵌合してください。
位置合わせをする際は、無理な力を加えることなく誘い込み口を探してください。無理な力を加えると、モールドの破損、削れが発生し、接触抵抗の不具合等に繋る場合があります。
コネクタが誘い込まれると、コネクタ間の距離が近くなり、平行になって前後左右に動かなくなります。この状態からまっすぐに嵌合してください。
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| コネクタ抜去時の注意 |
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コネクタは平行に抜去してください。
平行に抜去することが困難な場合、コネクタ幅の狭い方向から斜めに抜去してください。
コネクタが損傷する可能性が高いため、コネクタのコーナー方向や幅の広い方向から斜めに抜去しないでください。
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100ピンコネクタ 延長ケーブルは、Armadillo-X1の拡張インターフェース(CON8)の延長ケーブルです。拡張ボード開発の事前評価等に、100ピンコネクタ ピッチ変換基板と合わせて使用することが可能です。
100ピンコネクタ 延長ケーブルのインターフェースレイアウトは次のとおりです。
表19.8 インターフェース内容
部品番号 | 形状 | 型番 | メーカー |
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CN1 | B-Bコネクタ 100ピン(0.4mmピッチ) | DF40HC(3.0)-100DS-0.4V(51) | HIROSE ELECTRIC |
CN2 | B-Bコネクタ 100ピン(0.4mmピッチ) | DF40C(3.0)-100DP-0.4V(51) | HIROSE ELECTRIC |
100ピンコネクタ 延長ケーブルは、Armadillo-X1の拡張インターフェース(CON8)に接続可能です。組み立て方法は次のとおりです。
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コネクタは1ピン(△印)を合わせて接続してください。
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| コネクタ嵌合時の注意 |
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コネクタの中心を合わせて嵌合してください。
位置合わせをする際は、無理な力を加えることなく誘い込み口を探してください。無理な力を加えると、モールドの破損、削れが発生し、接触抵抗の不具合等に繋る場合があります。
コネクタが誘い込まれると、コネクタ間の距離が近くなり、平行になって前後左右に動かなくなります。この状態からまっすぐに嵌合してください。
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| コネクタ抜去時の注意 |
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コネクタは平行に抜去してください。
平行に抜去することが困難な場合、コネクタ幅の狭い方向から斜めに抜去してください。
コネクタが損傷する可能性が高いため、コネクタのコーナー方向や幅の広い方向から斜めに抜去しないでください。
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USBシリアル変換アダプタは、FT232RLを搭載したUSB-シリアル変換アダプタです。シリアルの信号レベルは3.3V CMOSです。Armadillo-X1のシリアルインターフェース(CON4)に接続して使用することが可能です。スライドスイッチが実装されており、信号線の接続先を切替することができます。
8ピンJTAG変換ケーブルはJTAGインターフェースをARM標準コネクタ(20ピン、2.54mmピッチ)に変換するケーブルです。Armadillo-X1のJTAGインターフェース(CON6)に接続して使用することが可能です。
8ピンJTAG変換ケーブルの接続図、参考回路を以下に示します。
19.7. WLAN+BTコンボモジュール 外付けアンテナセット
WLAN+BTコンボモジュール 外付けアンテナセットは、 WLAN+BTコンボモジュール(AEH-AR9462/VoxMicro)対応のアンテナセットです。全長109mmのアンテナ(WAND2DBI-SMA-2NB/OxfordTEC)とケーブル長140mmのアンテナケーブル(U.FL to RP-SMA)がセットになっています。
アンテナケーブルは、Armadillo-X1に搭載されたWLAN+BTコンボモジュールのU.FLコネクタ(CH0、CH1)に取り付けます。
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アンテナ端子に外付けアンテナケーブルを接続する際、無理な力を加えると破損の原因となりますので十分に注意してください。
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外付けアンテナケーブルを引き抜く際は、専用の引き抜き治具(U.FL-LP-N-2/ヒロセ電機 等)を用いて行うことを推奨します。引き抜き治具を用いずに引き抜いた場合に、コネクタの変形やケーブルの断線等の原因となります。
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19.8. 920MHz帯 外付けアンテナセット 02
920MHz帯 外付けアンテナセット 02 は Wi-SUNアドオンモジュール(OP-AGA-WS00-00) と EnOceanアドオンモジュール(OP-AGA-EN00-00) 対応のアンテナセットです。ケーブル長200mmのアンテナケーブルと全長86.3mmのアンテナがセットになっています。
アドオンモジュールのアンテナ端子にアンテナケーブルを取り付けます。
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アンテナ端子に外付けアンテナケーブルを接続する際、無理な力を加えると破損の原因となりますので十分に注意してください。
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外付けアンテナケーブルを引き抜く際は、専用の引き抜き治具(U.FL-LP-N-2/ヒロセ電機 等)を用いて行うことを推奨します。引き抜き治具を用いずに引き抜いた場合に、コネクタの変形やケーブルの断線等の原因となります。
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