Armadillo-WLANを使用して無線通信させるには、次の項目の作業が必要となります。
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Armaidllo-420 WLANモデルのソフトウェアでは、1. 及び 2. を自動的に行うように作り上げられています。Armadillo-420 WLANモデルを使用している場合は、無線の設定のみで通信できるようになります。
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Armadillo-WLANを制御するには、Linuxカーネルにデバイスドライバを組み込む必要があります。カーネルモジュールは、付属のCD-ROMの「module/[プラットフォーム]/[カーネルバージョン]/」ディレクトリ下にあります。カーネルバージョンには、図3.1「カーネルバージョンの確認」のように、プラットフォーム上で「uname -r」を実行した出力と同じものを使用してください。なお、最新のカーネルモジュールは、http://download.atmark-techno.com/armadillo-wlan/moduleからダウンロードすることができます。
デバイスドライバを組み込むには、図3.2「カーネルモジュールのロード」のように操作します。カーネルモジュール「aerial-[version].ko」は、FTPやUSBメモリなどを利用してプラットフォーム上に転送してください。
Armadillo-WLANを動作させるには、ファームウェアをロードする必要があります。ファームウェアデータ「fwimage[version].bin」は、付属のCD-ROMの「firmware/」ディレクトリ下にあります。FTPやUSBメモリなどを利用してプラットフォーム上に転送してください。なお、最新のファームウェアデータは、http://download.atmark-techno.com/armadillo-wlan/firmwareからダウンロードすることができます。
Armadillo-WLANにファームウェアデータをロードするには、図3.3「ファームウェアのロード」のように操作します。
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図3.2「カーネルモジュールのロード」のinsmod後、「registerd "aerial" device as wlan0」と表示されたにもかかわらず、/sys/module/aerial/wlan0が見つからない場合は、/sysにsysfsがマウントされていない可能性があります。
次のようにして、/sysにsysfsをマウントしてください。
[armadillo ~]# mount -t sysfs sysfs /sys
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ファームウェアのロード後、無線設定を行うには以降の章をご覧ください。