第9章 Debian ユーザーランド仕様

本章では、Armadillo-IoT G3L の Deabin ユーザーランドの基本的な仕様について説明します。

9.1. Debian ユーザーランド

Armadillo-IoT G3L の標準ルートファイルシステムとして、32-bit hard-float ARMv7 (「armhf」)アーキテクチャ用のDebian GNU/Linux 10 (コードネーム 「buster」)を書き込んだ場合、標準イメージを展開した直後のユーザーランド内には、Armadilloの動作に必要な最小限のパッケージや設定が含まれています。

Armadillo-IoT G3L にインストールされた Debian GNU/Linux 10 は、eMMC または microSDカード上で動作します。Linux カーネルが動作している状態でArmadilloの電源を切断する場合は、必ず 「halt」コマンドによる終了を行い、RAM上にキャッシュされている eMMC または microSDカード への書き込み処理を完了するようにしてください。再起動を行う場合も同様に、reboot コマンドによる再起動を行ってください。

9.2. パッケージ管理

パッケージ管理システム APT(Advanced Packaging Tool)を使用して、パッケージを管理する方法について記載します。工場出荷状態のDebianには動作に必要な最低限のパッケージしかインストールされていませんが、APTを使用することで、簡単にパッケージを追加することができます。

工場出荷状態では、APTはインターネット上のDebianサイト(HTTPサーバー)から利用可能なパッケージのインデックスを取得します[21]。そのため、APTを使用するためにはネットワークを有効化し、インターネットに接続できる状態にしておく必要があります。

ネットワークを有効化する方法については、「ネットワーク」を参照してください。

[ティップ]

システムクロックが大幅にずれた状態で、APTを利用すると警告メッセージが出力される場合があります。事前に「RTC」を参照してシステムクロックを合わせてください。



[21] /etc/apt/sources.listで設定しています。記述ルールなどについては、sources.list のマニュアルページを参照してください。