第3章 概要

3.1. ボード概要

Armadillo-500は、Freescale社製i.MX31/i.MX31Lと高速DDR SDRAM、フラッシュメモリを高密度に実装した小型のCPUモジュールです。仕様を 表3.1「Armadillo-500 CPUモジュール仕様」 に示します。

表3.1 Armadillo-500 CPUモジュール仕様

型番

A5001-U00-B

A5001-U00-C

A5001-U00Z-C

A5027-U00-C

A5027-U00Z-C

A5067-U00Z-D

プロセッサ名称Freescale i.MX31LFreescale i.MX31

シリコン

リビジョン

Rev.1.2Rev.2.0Rev.2.0.1

マーキング

M45GM91E
機能
  • ARM1136JF-S

  • 命令/データキャッシュ 16Kbyte/16Kbyte

  • L2キャッシュ 128Kbyte

  • 内部SRAM 16Kbyte

  • ベクタ浮動小数点コプロセッサ(VFP)搭載

システム

クロック

CPUコア

最高400MHz最高532MHz

バス

133MHz

水晶発振器

周波数

CKIL

32.768kHz

CKIH

26MHz

RAM

種類

LPDDR SDRAM

容量

64Mbyte128Mbyte

バス幅

32bit

型式

Micron社製MT46H16M16LFBF-75Micron社製MT46H32M16LFCK-6

フラッシュ

メモリ

種類

NOR FLASH

容量

16Mbyte32Mbyte

バス幅

16bit

型式

Intel社製PC28F128P30B85Intel社製PC28F256P30B85またはPC28F256P30BF
電源電圧コア

DC1.35~1.55V

[a] [b]

DC1.38~1.52V

[a]

DC1.38~1.52V

コア最大電圧

絶対定格

DC1.65V

メモリ

DC1.8V

I/O

DC1.8~3.1V

消費電力

Typ.

0.4W0.5W

Max.

1.0W1.2W

使用温度

範囲

0~70℃

基板サイズ

34 × 54 mm

重量

約10g

基板間

コネクタ

FX10A-140S/14-SV(ヒロセ電機) [c]

[a] 1.47V 以上のコア電圧で使用される場合は、累積稼動時間が1.25 年(10950 時間)に制限されます。(例えば、5 年間運用するためには、1 日あたり平均6 時間の稼動に制限されます。)

[b] i.MX31L 内蔵USB コントローラを使用してHigh Speed モードに対応する場合はコア電圧を1.55V で設計してください。この制限はCPU モジュール A5001-U00-Bのみに適用されます。

[c] 対応コネクタ型式:基板間高さ4mm用FX10A-140P/14-SV(ヒロセ電機)、基板間高さ5mm用FX10A-140P/14-SV1(ヒロセ電機)


3.2. ブロック図

Armadillo-500 A5001のブロック図を図3.1「Armadillo-500 A5001 ブロック図」に、 A5027のブロック図を図3.2「Armadillo-500 A5027 ブロック図」に、 A5061/A5067のブロック図を図3.3「Armadillo-500 A5061/A5067 ブロック図」に示します。 また、i.MX31Lの機能ブロック図を図3.4「i.MX31L 機能ブロック図」に、 i.MX31の機能ブロック図を図3.5「i.MX31 機能ブロック図」に示します。

Armadillo-500 A5001 ブロック図

図3.1 Armadillo-500 A5001 ブロック図


Armadillo-500 A5027 ブロック図

図3.2 Armadillo-500 A5027 ブロック図


Armadillo-500 A5061/A5067 ブロック図

図3.3 Armadillo-500 A5061/A5067 ブロック図


i.MX31L 機能ブロック図

図3.4 i.MX31L 機能ブロック図


i.MX31 機能ブロック図

図3.5 i.MX31 機能ブロック図